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【映画】君が生きた証
2016年01月06日 (水) | 編集 |
Rudderless.jpg 

君が生きた証
(2014)アメリカ
原題:Rudderless
監督:ウィリアム・H・メイシー
脚本:ケイシー・トゥエンター/ ジェフ・ロビンソン/ ウィリアム・H・メイシー
出演:ビリー・クラダップ  / アントン・イェルチン /  フェリシティ・ハフマン/  セレーナ・ゴメス/  ローレンス・フィッシュバーン / ウィリアム・H・メイシー

【あらすじ
広告代理店のエリート、サムはコンペを勝ち取ったお祝いに息子ジョシュをランチに誘うが
息子は約束の時間に現れない。
ダイナーをあとにしようとしたサムの目に飛び込んだのは息子の大学で起きた銃乱射事件のニュースだった。


今月は14日にオスカーノミネーションがあるので、このブログもオスカーモードに入りますが
平行してブロ友の皆さんのトップ10に挙げられた作品など、昨年観損ねた作品を観ていこうと思います。
まずはウィリアム・H・メイシーの初監督作品『君が生きた証』
突然息子を亡くした父親と、その息子の遺した歌に魅了された青年の再生を描く作品です。

主演のビリー・クラダップは最近どっかでお目にかかったと思ったら『スポットライト 世紀のスクープ』の教会側の弁護士ですね。
涼しい目をした善人顔なのに、教会の悪を闇に葬りのらりくらりなやなやつでしたが、今回も前半ちょっとその感じ。

広告業界のやりて営業マンのサムは、人当たりはいいが自分中心なところがちょっと鼻につくエリートとして演出されています。
電話で息子を誘う映画の中唯一の父と息子の会話シーンでも、息子の都合なんかお構いなし。
カジュアルに心が通じ合っていると思い込んでいた父親。
ところが息子が、ある日突然死んでしまうと、父は息子のことを何も判っていなかったことを思い知らされることになるんですね。

痛いよねぇ。
サムは息子を失った喪失感と同時に、仕事も仲間も自分自身への自信も全て失っている
そんな彼がジョシュの曲に没頭していくのは、最初は単純に息子の声が聴きたかったからだろうし
息子のことをもっと知りたかったからでしょう。
でも次第にサムは音楽そのものにも惹かれていくのがよく分かります。

メイシーさんが凄いなと思うのは、キャラや心情説明に時間を割かず(シチュエーションや表情で巧みに演出しつつ)、
音楽の魅力を最大限引き出そうとしてる点でしょうね。

前にマイケル・シーン主演の『ビューティフル・ボーイ(原題)』という、ほぼ同じテーマの映画を観ましたが、それも秀作だったけれどやはりちょっと暗い。その点、本作は音楽そのものに高揚感があって観やすいのがいい。

サムの抱えるものはとてつもなく大きいのだけど、彼はジョシュの遺した曲を通じクエンティンと知り合ったことで父性と人間性を取り戻し、
クエンティンもまた自信を得て前を向き始める。
最後にサムが歌うダサいほどにストレートな歌に親心のすべてが詰まってる気がしたな。

メイシーさんの実の妻で、今回はサムの元妻を演じたフェリシティ・ハフマンも凄くいい。
「逃げていてはなにも始まらない」というメッセージも力強い秀作でした。


ちなみにこちら 監督のウィリアム・H・メイシーさんご夫妻とお嬢さん。パパ似かな。

macy.jpg
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コメント
この記事へのコメント
へへ、仕事中休憩なりー。
ご覧になりましたか!!
確かpu-koさんネタバレ読んでしまってたんだよねー。
もー、びっくりしたよー。
非常に重いものをしっかり見つめようとするエンディングは辛いけど清々しくて。
メイシーさんの絶妙な演出にクラダップの演技がグイグイきてねー。
ほんと好きな作品です。
音楽もいいでしょう?クラちゃんすてき!!❤
わたしこの人 ヨレタ 役の方がセクシーで萌える。
TBお願いしまーす!
2016/01/06(水) 02:30:11 | URL | みーすけ #Tzg06d/s[ 編集]
俳優の初監督作とは思えないセンスを感じた作品やったです。
そうそう、音楽の持つ力の描き方が凄く作品を救ってました。
カルト化して語り継がれる可能性のある素晴らしい映画だと思います。
2016/01/06(水) 02:50:49 | URL | ゾンビマン #-[ 編集]
To みーすけさん
休憩中ありがとうー。

そう、ネタバレ読んでたんだけどね、
だから余計に葬儀のときの周りの反応とか感じる部分も多かったわ。
受け止めてさらけだして
ようやく人生を再スタートするラストは胸に迫るものがあったなぁ。
メイシーさんは流石にベテランなバイプレイヤーなだけあって、無駄なく瞬間を演出していて見事。
アントン君も歌える子だったね。
クラちゃんwの歌はあれだけど(笑)
(コンピューター補正をトークショーで暴露してました)
あ、そうそう、私もヨレてからの方が好きだった、
普段はどっちの感じの人なんだろうか。役者だね~。

TBありがとん♪
2016/01/06(水) 07:53:24 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
To ゾンビマンさん
> 俳優の初監督作とは思えないセンスを感じた作品
ほんとそうでした。
メイシーさんの心の温かさも感じられるところもよかったなぁ。
やっぱり音楽って人を惹きつけますね。
音楽の演出の良さもこの映画の良さに繋がってるのは間違いなし。
2016/01/06(水) 08:03:47 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
これは気になってた一作ですが。
メイシーさん、ちょっとヤルじゃないですか。
演出力がありそうですな~、観たいな。
2016/01/06(水) 09:08:25 | URL | Kaz. #-[ 編集]
ウィリアム・H・メイシーが監督していたこと全く知りませんでした。
観てみたいです。
早速、レンタルリストの1番に割り込ませました。
2016/01/06(水) 09:32:42 | URL | yymoon #-[ 編集]
To Kaz.さん
メイシーさんは制作等も手がけてるからか、初監督作品とは思えない落ち着いたものになってます。
やりますなぁ。
役者として上手い人は演出もうまそうだと思いますね。
ぜひどうぞ。
2016/01/06(水) 11:15:57 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
To yymoonさん
今回が初監督みたいなんですが
そうとは思えない安定感さえ感じました。。
満を持してというところなのかな
次も観たいと思える作品に仕上がってます。
ぜひ感想聞かせてくださいね。
2016/01/06(水) 11:35:11 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
ウィリアム・H・メイシー,,ってだれ と思いましたが 鼻オジさんでしたか
最近、名前よう覚えられない
銃乱射は あまりにも日常的で テ-マにもならないんだ
音楽が復活のカギなんだ  からめてからの演出かな
2016/01/06(水) 16:56:41 | URL | おみゃあ #-[ 編集]
いいんだよね~!
コレね、ビリーが好きな私がみーすけ殿んとこで情報を頂いた作品なのだ。
なかなかパっとしない役者かもだけど、飛んでもね~ぜ!輝いてるんだぜ!

遠くは『スリーパーズ』、こっちへ来て『マイ・ブラザー』なんて最高さ!

歌ヘタじゃないよ!上手くもないけど(笑)
ビリーは目、目がいいんだよね。クセッ毛も可愛い💕

息子の歌を自分が作ったかの様に歌って、息子の元カノに罵倒される
んだったよね。
クラちゃん、がんばって~~~!!って応援しながら観てました。

すっげーー好きな顔と雰囲気を持ってるクラちゃんに一票!!・・・は?
2016/01/07(木) 03:32:36 | URL | chaco #-[ 編集]
To おみゃあさん
メイシーさん画像載せるか、主な出演作書いておけばよかったね。
鼻おじさんwあとから追加しますね。
銃乱射をスルーした映画では決してないんだけど、
そこ語りすぎるとネタバレになるんであまり触れずにおきました。
息子が愛した音楽を通じて息子を理解して、自分も再生していくんだけど
音楽って純粋にいいよなぁって思える作品でしたよ。
2016/01/07(木) 08:12:06 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
To chacoさん
そうなんだ。私が知らないだけでしっかり知られた役者だったのね。
出演作観てるのに意識したことなかったわぁ。
目がいいね。澄んだ瞳が素敵。
ボーボー眉毛を処理してるときはほんと男前。
歌はね、今回音程や声量をコンピューターで修正してるって本人がトークショーで話してたよ。
役者なのでギターは弾けるように演じられるけど、歌は無理って。
謙遜もあるんでしょうけどね。
あ、『マイブラザー』レンタルしたまま観てなかった!。
情報ありがとう! 観てみるね。
2016/01/07(木) 08:24:23 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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