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欲望のあいまいな対象
2013年06月05日 (水) | 編集 |


6月は日本でフランス映画祭が開催されるようなので、我が家もプチフランス映画特集。
気になりながらそのままになってた作品を中心に観てみようと思います。

まずはルイス・ブニュエル作品から



 

欲望のあいまいな対象(1977)フランス
原題:CET OBSCUR OBJET DU DESIR
監督:ルイス・ブニュエル
出演: フェルナンド・レイ、 キャロル・ブーケ、 アンヘラ・モリーナ


正体不明のテロ事件が頻発するセビリアの町から、パリ行きの列車に乗り込んだのは、初老のブルジョワ紳士マチュー。追いすがる女にバケツの水を掛けた彼は、驚く乗客たちに奇妙な愛の体験談を語り始める……。

新入りの小間使いコンチータを見初め、愛人にしちゃおうとするブルジョワの老紳士が
コンチータに逆に利用され、翻弄される姿を描くルイス・ブニュエル監督の本作は、
妄想的愛欲に満ちた・・というか、エロジジイ炸裂な一本でして(笑)、
とても77歳で撮ったとは思えないシニカルで艶っぽい作品に仕上がってます。





面白いのは、コンチータを2人の女優さんが演じていること。
ツンとすまし、貞操帯に身を包む淑女風かと思えば、
あるときは情熱的な全裸のフラメンコダンサー
女性の多面性を表しているのでしょうかね。
甘い言葉に期待すればもったいぶられ、結局ジジイなんか相手にするかと蔑まされ
堪忍袋の緒が切れたはずなのに、また次の瞬間には、コンチータに寄り添うという

途中何度もテロのシーンが描かれるのだけど、
対象も曖昧なら、一寸先も何が起きるか分らない
短い人生、その一瞬を楽しく過ごすしかないよなぁ。
そんなことを思いながら観終えました。

1900年生まれ、激動の時を生きたブニュエル監督の遺作です。


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コメント
この記事へのコメント
Commented by Kaz. at 2013-06-04 01:40

たぶん、二人一役というのはブニュエルのこの映画が、映画史上初めてだったと思いますが。

やっぱこの監督はシュールレアリストなんですよ~。
遺作にして、その真骨頂発揮の一作やったかなぁ。
人を喰った作品ですよね、ほんま。(笑)


Commented by pupu55560 at 2013-06-04 07:55

Kaz.さん>
ひとり二役なのに最初は気付かず、「あれ?」ってなりましたが、斬新なアイディア炸裂ですよね〜。
うんうん、あのラストシーンにはビックリ。
あれもシュールレアリストたるところでしょうね。喰われました(笑)



Commented by る~ at 2013-06-04 08:22

これ、なんの情報もなく
あったから、みた みたいな状態で見て
これが、おもしろく見れちゃった1本だった記憶がございます。
初ブニュエルだったな~



Commented by 翔 at 2013-06-04 09:08

わぉ。艶っ艶(〃д〃)
欲望のあいまいさが気になるところです



Commented by pupu55560 at 2013-06-05 09:01

る~さん>
なんか面白かったよね。
私は初ブニュエルが『アンダルシア~』でw
その後の作品を観るときちょっとオドオドだった(笑)



Commented by pupu55560 at 2013-06-05 09:02

翔さん>
なんかね、欲望は結構ハッキリクッキリで、
対象がスルリスルリでした。
って、分り難いか(笑)


Commented by yymoon at 2013-06-08 00:17

キャロル・ブーケがいいですね。
二人一役だと知らずに、好みでない女性に変身するので、変だなと思いながら観ていました。
「007 ヨア・アイズ・オンリー」のキャロル・ブーケも知的で好きです。



Commented by pupu55560 at 2013-06-08 00:30

yymoonさん>
そう、お顔が似てはいるのだけど、キャロル・ブーケの方が上品ですよね。
彼女ボンドガールだったんですか。
知らずに見ました。知的なキャロル嬢確認しなきゃ~。
2016/01/08(金) 22:40:37 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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