映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
トリュフォー遺作『日曜日が待ち遠しい!』
2013年07月18日 (木) | 編集 |



日曜日が待ち遠しい!(1982)フランス
原題(英題):Confidenthially Yours
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ファニー・アルダン/ジャン=ルイ・トランティニャン/カロリーヌ・シオル/ジャン=ピエール・カルフォン
今月はテレビでフランソワ・トリュフォー特集をしてます。先週気づいて何本か録画したけど一週目のは全部逃しちゃった。その中に『緑色の部屋』も入ってて悔やまれる・・





主演はトリュフォーが最後に愛したファニー・アルダン
番組の紹介によると、トリュフォーがテレビでアルダンを見て一目ぼれしたんだそうです。
本作は、殺人事件の容疑をかけられた不動産屋の雇い主(ジャン=ルイ・トランティニャン)にかわって、アルダン演じる秘書が素人探偵よろしく事件を捜査するというミステリー。

金髪好きのトランティニャンへの想いを隠しながら、その窮地を救おうとするアルダンが健気で
二人の会話はラブコメのように洒落ていて楽しい。

お話自体はとるに足りないけれど、ハイヒールで颯爽と歩くアルダンの美しい脚やお顔のアップが印象的で、カメラ越しの視線にトリュフォーの愛を感じるんですよね。

事件が解決を見る頃には、二人の仲は急接近
ラストシーン、アルダンの膨らんだお腹は本物。
アルダンはこの年の終わりにトリュフォーの子供を出産しています。
その2ヶ月前にトリュフォーは脳腫瘍を発症し、84年に52歳の若さで亡くなってしまったんですね。

映画の中でアルダンとトランティニャンが死について語るシーンがあり
トリュフォーは何かを予感していたのかしら、なんて 今見ると切ないですね。

でも映画自体は音楽も相まってとっても軽やか。
カメラのキャップを子供たちが蹴りあって遊ぶラストシーンも楽しくて、微笑ましく見終えました。
こんなさり気ない愛すべく作品が遺作になってしまうとは。
もっとたくさんの作品を撮って欲しかったですね。残念です。






       

トラックバック一覧

  1. 1. 日曜日が待ち遠しい  フランソワ・トリュフォー 1983年

    • [アンダンテ あっち行って ホイ♪]
    • July 21, 2013 21:28
    • 「大人は判ってくれない」「突然炎のごとく」「暗くなるまでこの恋を」 「恋のエチュード」「アデルの恋の物語」「隣の女」。。。 リアルタイムで観た作品も ビデオやTVで観た作品もありますが いつも新鮮で 少し怖い(心理的に) 映画が多いな という印象です


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コメント
この記事へのコメント
いただいたコメントを転記しています

あ、遺作や~。
ひょっとしてコレは未見のままかもしれない。
若いファニー・アルダンも見なければイケない。(笑)

[ Kaz. ]
2013/7/18(木) 午後 6:55



フランソワ・トリュフォーっすか。
ヌーベルヴァーグいまだ未体験に自分にとっては、敷居が高いかも・・。
ジャン=ルイ・トランティニャンって、『愛、アムール』のひとですよね。
若いすね~、さすがに。

あ、、お久しぶりです・・。

[ サムソン ]
2013/7/18(木) 午後 10:23



ぼんそわ~る☆
トリュフォー監督の遺作、モノクロや台詞の小粋さ、そしてハイヒールで颯爽と闊歩するファニー・アルダンのカッコよさ!年端のいかぬ頃に観たきりなので、また再観したくなりました。
トリュフォー監督が今もご健在なら、どんな女優を使ってどんな佳作を生み出してただろうなあ、と今さらながら早世が惜しまれますね。

[ 松たけ子 ]
2013/7/18(木) 午後 10:37



kaz.さん >
お帰りなさいませ~。
そう、遺作なんですって。なかなか小粋なミステリーで楽しかったですよ。
ファニー・アルダンって大柄でなんかカッコいい。
もし未見だったらぜひいっちゃって~。

[ pu-ko ]
2013/7/18(木) 午後 10:44



サムソンさん>
お久しぶりです~。元気してますか?
私もヌーベルヴァーグがどんなものかもよく分かってない状態なので同じようなものです。
でも名監督とうたわれる方の作品を観るのは敷居が高いことにはならないかも。
観てすごく気に入ることや、人生観変わることはあるものね。
それにこの作品なんかは全然難しくないのでとっつきやすいと思います。
そそ、若いトランティニャンさん♪

[ pu-ko ]
2013/7/18(木) 午後 10:49



松たけこさん>
ボンソワ~ル♪(笑)
さすがにフランス作品いっぱいごらんになってますね~。
うんうん、冒頭からファニー・アルダンの美脚に目がいく。
カッコいい女優さんでしたね。トリュフォーの足フェチも感じました(笑)
ほんと、52歳でお亡くなりになるなんて。
まだトリュフォー作品数本しか観てない私がいうのも変だけど
お元気だったらもっとたくさんの素敵な作品を残していただろうと思うと残念ですね~。
せめて今から追っかけます。

[ pu-ko ]
2013/7/18(木) 午後 10:54



ずいぶん前に観たので記憶が定かではありませんが、トリュフォーにしては軽いタッチの映画で、それほど好みではなかったですが、遺作だったのですね。

ファニー・アルダンは日本ではあまり受けないタイプの女優さんではないかと思いますが、「隣の女」「スワンの恋」の時代から結構好きな女優さんですね。
トランティニャンも「男と女」「離愁」など好きな映画の主役でお馴染みです。

トリュフォー特集楽しみにしています。

[ yymoon ]
2013/7/18(木) 午後 11:44


yymoonさん>
確かに軽いタッチ。遊び心があってそこもいいかなと思いました。
ファニー・アルダンさんって大柄で並ぶとトランさんがさらに小さく見えてお気の毒なくらいでしたがwでも、エキゾチックで快活さが魅力的。何よりトリュフォーの好きオーラを感じるカメラワークが微笑ましかったです。
トリュフォー作品観ていくのが楽しみです。たいした感想はかけませんがお付き合いいただけると嬉しいです。

[ pu-ko ]
2013/7/19(金) 午後 11:55



昨年に日本にやって来たアルダンは
「トリュフォーの映画はドワネルものを除き
いつも物語の中心に女性が置かれています」
と分析していました。
「私にとってこの作品はシャンパンの入ったグラスのような気がします。泡がはじけていて、そのために自分でコントロールできないような酔いがやってきます」
と彼女らしい洒落たセンスで語ってました。

『緑色の部屋』は見逃しましたか。残念。
あれはトリュフォーが真剣に「死」を語った映画。
名作なのに日本でもDVD化されてません。

先月からBSでも初期の特集をやっているので
ブルーレイに残していってます。

[ GH ]
2013/7/20(土) 午前 0:54



えぇ、その妊娠と出産のエピソードやら、脳腫瘍で若くして亡くなってしまったことやらに興味を引かれてしまいました。
モノクロ映画の印象があるので、監督はもっとずっと昔の人と思っていましたが、今生きていてもおかしくない時代の方なんですね。
トリュフォーは観る機会がなかなか無かったのですが、まとめて観たくなりました。

[ おまけ ]
2013/7/20(土) 午前 7:24



字幕さん>
トリュフォーは政治的なものも嫌いみたいだし、男女の関係を描くのが一番身近だったようですね。
ひゃー、アルダンさんの表現詩的ですね。
しかし、子供を生んですぐにトリュフォー死んでしまって、彼女のその後の人生はどんなだったんだろう、、などと考えてしまいます。
『緑色の部屋』は、もう、残念でたまりません。
でもどうしてDVDにならないんでしょうね。

[ pu-ko ]
2013/7/21(日) 午後 1:13



おまけさん>
そう、随分と昔の監督さんというイメージだけど、若くして世に出た方だったんですね。
この作品も82年の作品なのに、ヒッチコックテイストを狙ってかあえてモノクロ。
去年だったかが生誕年だったと思いますね~。
若い死が惜しまれますね。
今回特集をしてくれてる番組は作品放送の前後に批評家のコメントが挟まれ、トリュフォーについても語ってくれるので私もグッと関心が深まりました。
おまけさんもぜひ。

[ pu-ko ]
2013/7/21(日) 午後 1:21



懐かしい!
トリュフォーというと「大人は判ってくれない」(ビデオ買っちゃいました)や「突然、炎のごとく」が鮮烈でした。
本作はクスッと笑いながら観た記憶が。男は子供・・・というメッセージ?!
TBさせて下さいね。

[ アンダンテ ]
2013/7/21(日) 午後 9:27



うおぉ・・・ファニー・アルダンが若い!
へ~~本物のお腹の膨らみなんですかぁ
なにか、そういう作品のバックグラウンドを聞くと
作品に対しての思いいれもすごく強くなりますよね
この作品もリストインします。

[ SHIGE ]
2013/7/22(月) 午後 0:49



アンダンテさん>
初期の自伝的なものは少し重く考えさせられるものもあったけど、これは肩の力を抜いた作風で、ちょっと洒落たミステリーですよね。
トリュフォーの恋心も踊ってました。
TBありがとうございました。

[ pu-ko ]
2013/7/22(月) 午後 11:28



SHIGEさん>
私はアルダンさんはじめてみたかもで、知らない人でしたけど、最近の彼女を知ってると、若いなぁって驚くかもですね。
最後はトラさまとの結婚式のシーンなんですが、おなか大きくなったんで、あえてそんなシーン撮ったんだろうなぁと思ったり。
トリュフォーの幸せが滲み出てて、それだけに今見ると切なくもあります。
そうそう、監督さんがどんな時期だったかなど教えてもらうと、映画の理解にもつながるし、映像から感じ取るものも多くなりますね。

[ pu-ko ]
2013/7/22(月) 午後 11:45



これ、けっこう前に見た気がするんですが、
ファニー・アルダンがコスプレ?していた記憶がありますw
割と重過ぎない作品だった気がします。
この後生きていたら、どんな作品撮ったのだろうって
思いますよね。

[ miskatonic ]
2013/7/23(火) 午後 0:33



miskaさん>
そうそう、アルダンさんが素人劇団のメンバーで練習中の衣装のまま
事件に係わっていくんですよね。
単にあの脚を丸出しにしたかっただけっていうトリュフォーの脚フェチが爆発してましたがw
ほんと、知れば知るほど早世が惜しまれます。


[ pu-ko ]
2013/7/24(水) 午前 0:08

2015/12/20(日) 22:13:47 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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