映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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【映画】コングレス未来学会議
2015年01月28日 (水) | 編集 |


『戦場でワルツを』のイスラエル人監督アリ・フォルマンの新作。
ポーランドのスタニスワフ・レムの『泰平ヨンの未来学会議』を原作にしたSF映画です。

コングレス未来学会議(2013)イスラエル/ドイツ/ポーランド/フランス/ベルギー/ルクセンブルク
原題:The Congress
日本公開:2015/6
allcinemaデータ

主演のロビン・ライトは、映画の中でもハリウッド女優ロビン・ライトを演じてまして
期待の若手女優だったにもかかわらず、結婚し家庭を優先したという設定はご本人のキャリアに被ります。
冒頭、彼女は所属の映画会社と20年契約の話をするんですが、
これが、彼女のデーターをデジタル化して、映画に出演するというものなんですね。
ポルノやナチものは嫌、などと言ってはみるものの、障害のある息子を抱えたシングルマザー、ライトに選択の余地はなく・・




そこから話は一気に飛んで、20年後、60代になったロビンは映画会社との契約更改のため、タイトルのコングレス、いわゆる会議に出席することになるんですが、なんとここからはアニメになっちゃうんですよ。しかもかなりエキセントリック。
そこでロビンに持ちかけられる話というのがまた突拍子もなくてね。
デジタル技術の発達でアクションできなくてもアクションスターになれたり、着ぐるみ着なくても猿になれる時代。未来はもっとえらいことになりますぞ。もはや俳優はモノ・・
映画の将来はどうなるんでしょう。

監督の前作『戦場でワルツを』は、兵士として戦争に参加したものの、ある記憶がまるで失われていた監督自身の体験を映画にしたものでした。
監督は記憶や存在の曖昧さをファンタジーで描くのがお得意なのかな。
本作でも妄想と現実が何層にも入り混じる描き方になっていて、そのため正直かなりヤヤコシイ。
変形『レナードの朝』と申しますか・・、覚悟して見ないと、かなり混乱すると思います。
しかしその一筋縄ではいかないところも面白さのうち。
ロビンが妄想の世界に生きることになる理由がわかる終盤では、切ない気持ちでいっぱいになりました。

どう生きるべきか決めるのは自分自身。
できれば現実の世界に幸せを見出したいものです。
途中戦争の混乱を垣間見せるところはイスラエル出身の監督ならでは。
『ソラリス』の原作者の作品ということで、どこか悠久を思わせる終盤の感じは凄くよかった。


日本公開は6月。


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コメント
この記事へのコメント
なるほど。
監督のセンスを感じられそう。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ 翔 ]


うんうん、監督さんは独特の世界観を持ってるね。
『戦場でワルツ』からチェックしてみて。
コメントは認証制にしてるのですぐには公開にならないけど、受け付けてるのでご心配なく。分かりにくくてごめんね。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]


かなり変化球的な映画みたいですね。
しかも色んな国の合作やし。
私のアンテナが反応したのはロビン・ライトさん。
あの『プリンセス・ブライド・ストーリー』の人ですよね?

2016/1/16(土) 午後 1:49[ ゾンビマン ]


ゾンビマンさん>
そそ、すんごい変わった映画です。製作国が多いの、私もここに書いて気づきました。凄いね。
わーい、映画の中で『プリンセス・ブライド』たくさん出てくるんですよ。ゾンビマンさん懐かしくご覧になるかも。私未見なのですけど・・(汗)

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]


こりゃまた興味深そうな内容ですなぁ。
『惑星ソラリス』の原作者ですか。
タイトルもそうだけど、あの監督の演出らしさが良く出てそう。
観ておきたいですな。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ Kaz. ]返信する


Kaz.さん>
『ソラリス』の原作者のことも全然知らなかったんですが、IQ180の天才みたいですね。監督が脚本も書いていて、ハリウッドを舞台にした設定はオリジナルみたいだけど、原作の世界観を(wikiなどで)あらかじめ理解しておいたほうが分かりやすいかもと思う作品でした。監督は只者じゃない感じ。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]


レム『泰平ヨンの未来学会議』の映画化!
聞いてないよ~(笑)
そりゃ楽しみに決まってますが、画像がさらにそそります。
この監督、カルト作家になりそうですね。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ HK ]


HKさん>
お!さすが、原作読んでましたか。
HKさんに連絡まだ来てないかな?(笑)
そそ、監督カルト作家になりそう。リアリティとファンタジーの融合がかなり独特。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]



原作とは違う趣のような。
「戦場でワルツを」はすんごいめんどくさいアニメ手法を使ってましたが、
今作はそこもどう変わったのか、見るのも面白そう。
政治主張もありそうな気がしますが。
この間「巨人展」の体感シアターで思ったんですが、
見るほうの話ですが、
映画は3D化が進むと、将来的には、
劇場でヘッドディスプレイ&ヘッドフォンで
見るようになっちゃうかもしれませんね。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ miskatonic ]


miskaさん>
あ、やっぱり原作をご存知なんですね。
ハリウッド女優に置きかえたところなど設定自体も違うようですね。
絵的には前作に通じるものと、まるで違う漫画的なものとミックスになってるんですよ。
妄想入ってくるのでファンタジー色も強いです。
手法についてはmiskaさんにぜひ観て語っていただきたいなぁ。

映像技術の進歩で映画の見方も変わってきますね~。
miskaさんの「巨人展」の記事で思ったのは、もう映画とゲームの区別がなくなるんじゃないかということでした。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]


面白そう~~
「戦場でワルツを」の監督さんなんですねぇ。
描き方とか切り口とか、とっても気になります。観たいぞー!

2016/1/16(土) 午後 1:49[ じゅり ]


じゅりさん>
面白そうでしょ。
ただ、『インセプション』的に現実でない世界が何層にも折りなってるためまるでお手上げにもなりそうな映画です。
映像が面白いので飽きないのだけど、実は観るのに3日かかかりました(笑)

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]

へ~、途中アニメなんですか?
『レナードの朝』で『ソラリス』って(笑)
 『ソラリス』はオリジナルを学生の時に吹き替えのぶつ切り版をテレビで観たせいでなんのこっちゃ状態。 
リメイクもジョージ兄貴のお尻ぐらいしか印象ナッシングという状態で。ややこしい系だけど面白いってのはヒネクレモノのわたしには誘い文句だな(笑)
最近わたしの中で「ハンサム・ロビン」と呼んでるロビン・ライト。 
年下の婚約者のせいなのかなんなのか艶やかですな~。あれ?ぽしゃったっけ?女はいくつになっても化けます!削除

2015/1/29(木) 午後 0:01[ みーすけ ]


みーすけさん>
そうなの。全体の比率としてはアニメの方が長いと思うわ。
『レナードの朝』X『ソラリス』むっちゃ分かりにくいですね(笑)
『ソラリス』はオリジナル版を再見する価値ありだよん。
ハンサム・ロビンwの最近の活躍は目を見張るものがあるよね。
恋する乙女力かな。お声の美しさも再認識!
このまま頑張ればいつかオスカーもゲットできそう。

2016/1/16(土) 午後 1:49[ pu-ko ]


この映画、気になってたんです。というのも、この映画のサントラ盤が出てまして、マックス・リヒターが音楽を書いているのですよ。「サラの鍵」以来、彼の音楽を追いかけてる私としては、これは一体どういう映画なんだろうなあ、サントラ盤のジャケットも写真とアニメ絵の両方あるしということで、何だろこれはと思ってました。記事を拝見すると余計目に「何だろこれは」の映画ですね。

2015/2/4(水) 午前 2:02[ einhorn2233 ]


おーー、音楽から注目されてたんですね。
本文中書き損ねましたが、この作品、切なく美しい音楽が印象的でした。
サントラ私も聴いてみました。ドラマチックで切なくてかなりいいですね。
ロビン・ライトの歌うフォーエバー・ヤングも入ってました。
変わった設定の変わった映画ですが、機会があればチェックしてください。

2015/2/4(水) 午前 2:02[ pu-ko ]
2016/01/15(金) 23:01:45 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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