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【映画】傷だらけの栄光
2015年02月21日 (土) | 編集 |


傷だらけの栄光(1956)アメリカ
原題:Somebody up There Likes Me
allcinemaデータ

 
みーすけさんと一緒にプチ・ニューマン・ブームでして(笑)
今日も若き日のニューマン目当てに、彼が初めて主演を任された本作を観てみました。

貧しい生活からのし上がり、ミドル級のタイトルを獲るまでに至った実在の ボクサー、ロッキー・グラジアノの半生を描く伝記映画。
監督はロバート・ワイズ。アカデミー賞では撮影賞と美術賞を受賞しています。


ロッキーと聞くと、どうしてもスタローンの『ロッキー』を思い出します。
イタリア系移民の青年、無名の素人が頂点を目指すという点など、類似点はあるものの、スタローンがこのロッキー・グラジアノをモデルにしたのかはわかりません。


ニューマン演じるロッキーはボクサー上がりのアル中の父親に粗野に扱われながら、貧しい暮らしの中生きるために仲間とこそ泥を働く不良青年。そんな彼が服役中面会に来た母の言葉に開眼し、全うな道を目指すために偶然選んだのがボクシングだったんですね。

そもそもはジェームズ・ディーンが演じるはずのところ、急逝によりニューマンに白羽の矢が立ったとのこと。ワルだけど心根は優しく、どこかあっけらかんとしたキャラはディーンよりニューマンが合ってる気がします。
不良を演じていても陰にこもり過ぎず、コミカルな演出にもニューマンのキュートな部分が生かされてました。

ボクシングのことはよくわからないけど、最初は腕っ節の強さだけが目立つ荒削りのボクシングから、時間の経過と共に「らしく」なっていったし、映画出演2本目の駆け出しながらニューマンは違和感無くボクシングシーンもこなしています。
モノクロの街並み、ボクシングシーンのアングルなど、撮影賞受賞の映像もいい。

原題の意味合いとしては、どこかで誰かがちゃんと見て、愛してくれているといった感じかな。
ロッキーが更生するきかっけになった母の一言、ロッキーを支えた妻と家庭など、半生をスピーディに展開させながらもドラマ部分もきちんとおさえ、スポーツ映画とドラマをバランスよく配しているのは名匠と言われたワイズの手腕でしょうね。

誰もが貧しい時代。どうしようもない不良だったロッキーが英雄となって、貧民街に暮らす人々に希望を与えるさまが爽やかで、ペリー・コモの歌う主題歌もよかった。


ちなみに街のワル役で、本作が映画デビューのスティーヴ・マックィーンがチラリと登場します。




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コメント
この記事へのコメント


うわ、やっぱマックィーンかわゆす!!

みーすけさんとコラボ中なのね(笑)
ポールお爺さんは、若い時より老けてからの方が好きかも、私。
お二人はヤング・ポールがいいのか…なるほどね。

ロッキーと言えば「エイドリア~~ン!!」
あ、そっちのロッキーじゃなかったね、失礼。
ボクシング映画あんまりわかんないけど、モノクロがとってもイイ!!

pu-koちゃんもみーすけさんも頑張れよ~~!!

2015/12/29(火) 午後 3:49[ chaco ]


chacoさん>

えーー、このマックィーン猿っぽいけど(笑)

わはは、みーすけさんと一緒にニューマンに嵌ってますよ。
あ、熟年になったニューマンも勿論好き。
だからこそ彼の足跡を辿りたくてね。
頑張るよん♪(笑)

スタローンの『ロッキー』が同じ人物をモデルにしてるのかどうか知りたい!

2015/12/29(火) 午後 3:49[ pu-ko ]



確か、ニューマンは、ディーンとはアクターズ・スタジオの同期ですよね。
そして、ディーンの代役のこの映画は評価高いとか、
ヒロインのピア・アンジェリもディーンだったらこの役引き受けたのかな?とか、
この映画は二人の破局の後だしね。
で、ピアも不遇の死、と3人の関係で考えても興味深い映画ですね。
ニューマンは時代にしては少し渇いた感じが後々まで残る要因だったのかな?
とも思います。
「ロッキー」とはどうなんでしょうね?

2015/12/29(火) 午後 3:49[ miskatonic ]




あー!!これ観たいのにDVDになってないのよねー。もんのすっげーー昔に深夜のテレビで多分吹き替えで観たっきり。若すぎるニューマンに最初気が付かなくてビックリした記憶あり。
こーゆーのソフト化されてないのは如何なもんかな?白黒だから?関係ないよねー。『レイジング・ブル』だって白黒ぢゃん。
ニューマンの魅力って、主人公が暗く落ち込んでるような状況でもどこか飄々として、ユーモアが感じられる、彼独特のチャーミングな空気感かな。
やっぱいーわー。
もっと観たいわ過去作品、てことでこちらもあれこれ再見中なり。
あ!マックィーンがチョイ役で出てるのか!
この20年後にビル火災映画でお互いビッグネームで共演するのかって思うと何だか感慨深いなあ。
ニューマン追い、続けよう♪

2015/12/29(火) 午後 3:49[ みーすけ ]



みーすけさん>
DVDになってないね~。
名匠ワイズとの組み合わせなのになんでだろね。
ニューマン若いよね。でもそれなりに歳で、お母さん役の女優さんと6歳しか違わなかったらしい(笑)
そうそう、ニューマンは陰に入りすぎ元気だまの魅力があるよね。
おーー、あれこれ何観てるんだろ。気になる!
マックィーンとこんなところで共演してたのも、なんか嬉しい。
私もニューマン追いかける!!(笑)

2015/12/29(火) 午後 3:49[ pu-ko ]



ビア・アンジェリが驚くほどタリア・シャイアに似ている・・・ということもあり
本作が『ロッキー』の元ネタだと推測するのは早計でしょうか?
以前記事にしています。
TBの仕方が分からないので、ここでリンクを貼らせてください。
http://blog.livedoor.jp/hktsunagetemiru/archives/24838251.html

2015/2/21(土) 午前 1:02[ HK ]


HKさん>
私もそう絶対に『ロッキー』の元ネタだと思って調べたけど、そう書いてるものを見つけられなかったんだよねぇ。
確かにヒロインも似てるし、(本当の)名前も似てたよね。
リンクありがとうございます。私もまだ試してないけど、初TB挑戦してみます。

2015/2/21(土) 午前 1:02[ pu-ko ]



これは未見ですが、凄く見たい。
こういうモノクロ時代の名画を見るチャンスが殆どないんですよね。
貧しさが根底にある物語は大好き。
ニューマンは、『暴力脱獄』という作品でも母親に左右されていました。
原題がいいですね。そういうニュアンスの映画や歌って名作が多いように思います。

2015/2/21(土) 午前 2:02[ ゾンビマン ]


これニューマン&名匠ロバート・ワイズの組み合わせなのに日本ではDVDになってないですよねぇ。テレビでやってくれたらいいなぁ。
貧しい時代の移民を主人公にしてることもあり、当時の人々に勇気を与えたに違いない作品でした。
誰かが見ていて愛してくれると思うと人は頑張れるものです。でも愛してもらうためには愛してもらえるだけの人間でいなくてはいけない。道を切り開くのは自分だというメッセージが当たり前なのに凄く新鮮な映画でした。

2015/2/21(土) 午前 3:02[ pu-ko ]



これは観れてません~
へぇ~、最初のキャスティングはジェームズ・ディーンだったんですねぇ。
原題もいいね(^ー^)

2015/2/21(土) 午前 11:02[ じゅり ]

じゅりさん>
こんなのあったんだよ~。
ジェームズ・ディーンだともう少し暗めになるのかなぁと思ったり。
希望を感じる原題にはニューマンが合ってた気がします。

2015/12/29(火) 午後 3:49[ pu-ko ]


これはずいぶん前に観ていると思います。
ペリー・コモが主題歌を歌っていたのですか。ネットの試聴でちょっとだけ聴くことができましたが、聴いたことがないみたいです。
レンタルにもない映画が観れるので「ロマンティック映画コレクション」という安売りのDVDセットを買い、私も、古い名画を少しずつ観ています。

2015/2/22(日) 午前 10:02[ yymoon ]


yymoonさん>
ご覧になってますか。さすが。
私はペリー・コモさん自体も知らなくて、今回初めてyoutubeで確認しました。
昔ながらの・・という感じですが、いい感じに映画に絡んでますね。
「ロマンチック映画コレクション」のランナップが気になります。

2015/12/29(火) 午後 3:49[ pu-ko ]



まあこれがポール・ニューマンの出世作かな。あとは『左ききの拳銃』もあったよね。
初主演の『銀の盃』はパッとしなかったけど、このモノクロの現代劇の方がニューマンらしいや。

今年は『栄光への脱出』を日本語音声付でブルーレイで作る計画あり。

2015/2/23(月) 午前 9:02[ GH字幕 ]



字幕さん>
『銀の杯』というデビュー作、そのぱっとしない具合が逆に気になる(笑)
うわわ、『栄光への脱出』って凄く長いですよね。日本語音声付なら字幕ほどの手間ではないの?
にしても凄い。

2015/2/26(木) 午前 3:02[ pu-ko ]



大昔に観ましたなぁ  これ最初観たときはマックィーンに気づかなかった
2度目は知ったあとで意識してからなぁ

2015/12/29(火) 午後 3:49[ おみゃあ ]


おみゃあさん>
でしょでしょ。私も全然気づかず。
あとで知ってあれがそうだったんだって。

2015/2/25(水) 午前 6:02[ pu-ko ]




miskaさん>
ニューマン、ディーン、ブランドは同期生らしいですね。
凄い顔ぶれ。
ヒロインはディーンの元恋人だったんだ。複雑だったでしょうね。
若くしてお亡くなりになってるのも知りませんでした。
出だし躓いたニューマンがディーンの元恋人と競演し代役でチャンスを掴む・・
ニューマンにしても記憶に残る映画になったでしょうね。
『ロッキー』とはどうなんでしょう。
名前が似てるところから元ネタっぽいけど、モハメッド・アリ戦にヒントを得たとされてますね。

2015/2/26(木) 午前 3:02[ pu-ko ]
2015/12/29(火) 01:06:55 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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