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【映画】ババドック ~暗闇の魔物~
2015年04月17日 (金) | 編集 |

ババドック ~暗闇の魔物~(2014)オーストラリア、カナダ
原題:The Babadook
監督:ジェニファー・ケント
日本未公開

 作品情報

あらすじ
 シングルマザーのアメリアはモンスターのような息子の問題行動に悩まされている。ある日、書棚にあった「ババドゥック」の絵本を開いた日から、母子は家に潜む邪悪な空気に怯えることになり・・
トレーラー

感想

シングルマザーと6才の息子に襲いかかる恐怖を描く、オーストラリア産のホラーです。

主人公のアメリアは6年前に夫を事故で亡くし、息子のサミュエルと二人暮らし。
実は夫は産気づいた妻を病院に連れて行く途中で事故に遭っていて、アメリアはサミュエルの誕生日をどうしても祝えない。サミュエルは問題行動の目立つちょっと変わった子に育ち、時には想像のモンスターに怯えたりする。サミュエルが過激な行動で学校を辞めざるを得なくなってからは、アメリアはますます神経を消耗させていきます。



いつの間にか本棚にあった「ババドゥック」の本
それがどこからやってきたのか、はたまたババドゥックとはなんなのか何の説明もない。
しかも、前半はババドゥックを登場させることもないままに、母と息子の不安定な日常を描くんですが、次第に魔物が家を支配していくという演出にゾワゾワ。
イマジネーションと現実がいつしか交錯し、殆ど眠れなくなってしまったアメリアの精神状態が怪しくなってからは、ババドゥック以上に母親が怖いというね。

母と息子の信頼関係を繊細に描いているところはやはり女性ならでは。

愛情をもって接しなければ子供なんてミニモンスターみたいなもの
なんで「ミニ」かというと、この映画のサミュエルがそうであるように、6歳という年齢は母親を愛し愛されたい年頃なんですよね。
おそらくはサミュエルの心に住み着いた寂しさが形になったものがババドゥックなんでしょう。
しかしこれを放置すればミニはやがて本物のモンスターになっていく。
そして恐怖は感染し、ババドゥックは誰の心にも住み着いてしまうところが恐ろしい。

子供の心に寄り添い、理解し、愛してあげることが大事。
『シャイニング』を髣髴とさせる壮絶なバトルのあとに、シンプルなメッセージが伝わりました。

それにしても・・母親を演じたエシー・デイビスの演技は凄かった!
彼女は米タイム誌が選ぶ2014年俳優による演技トップ10 の8位に選ばれてますね。



サミュエルを演じた子役ちゃんも上手かった。
でも怖いママに叱られて、本気でビクついてましたが。。トラウマになってなければいいな。

映像、音や声音による恐怖演出も秀逸でトマトメーター98%と高評価。
怖面白いホラーに仕上がってました。
女優出身というジェニファー・ケント監督にも注目です。

日本公開はいつかな?




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コメント
この記事へのコメント

観せずに驚かすってのはいーなぁ。
大概の洋物ホラーってばちゃんと辻褄あわせてきたり、クライマックスでモンスターを出し過ぎで日本人には「あらあら」な感じしちゃうのでね。
『シャイニング』ってか!観たい観たいーー。
絵本の「Let me in」が既にもー、気味悪くってやな感じだもん。
しかし『ババドゥック』って字面や響きが笑いを誘うね。『バタリアン』系だ。
邦題で遊ばれそう(笑)

2015/12/29(火) 午前 10:56[ みーすけ ]


みーすけさん>
そうそう、見えたとたんに怖さ半減なものが多いものね。
結局は得体の知れないものが怖いんだよなぁ。
絵本も気持ち悪いでしょ。でも名前含め子供が生み出した感があるんですよね。
「ババドゥーーーック!!」っていう魔物(?)の声がまたインパクト大(笑)
邦題どうなんだろうね(笑)

2015/12/29(火) 午前 10:56[ pu-ko ]



おや、私の好みっぽいじゃんか!!
ばばが観る「ババドゥック」ってか~!?(笑)

子役ちゃんのその表情、スゴクネ?
こわ面白いって、最高です(^^)v

2015/12/29(火) 午前 10:56[ chaco ]



シンプルなホラーと言うところには惹かれるものがあるのですが、音ショックに弱い私は、シネコンじゃない劇場でないと鑑賞できないかも。私は、子供が苦手なので、モンスターってのには納得なのですが、それと距離をとりつつ向き合う親御さんは偉いなあって思います。魔物が正体見せない方が怖そうですが、後半はどういう見せ方になるのか期待。

2015/12/29(火) 午前 10:56[ einhorn2233 ]


chacoさん>
お、好みの香りする?
わはは、ばばが見る『ババドゥーーーーーーック』(笑)
息子ちゃんの存在は『シャイニング』の息子的でありながら、表情は完全にママであるシェリー・デュヴァルなんよねw

2015/12/29(火) 午前 10:56[ pu-ko ]


einhornさん>
音はただ大きく脅すだけのものじゃないし、それほど多用してはないんで大丈夫と思うんですけど、耐性が低いと要注意になるかな。
そうそう、魔物を見せずに恐怖を煽る手法が絶妙。
全体的に魔物はあまり姿を見せません。そのわけは鑑賞後にはなるほどと思うところです。

2015/12/29(火) 午前 10:56[ pu-ko ]



これ、女性監督さんなんですねぇ。
ただの怖がらせ作品になっていないのが惹かれます。
てか、この子役の子、「ブリキの太鼓」思い出しちゃったわ(^^;

2015/12/29(火) 午前 10:56[ じゅり ]



女性監督なら、ただのコケオドシ映画にはなってなさそう~。
心理的にもけっこう来そうですね、これ。
観たいな~。

2015/12/29(火) 午前 10:56[ Kaz. ]


じゅりさん>
そうなんです。女優出身みたいだけど初監督でこれはかなりのクオリティ。
鋭い。この男の子『ブリキの太鼓』に近いかなきり声で叫んでましたよ。

2015/12/29(火) 午前 10:56[ pu-ko ]


Kaz.さん>
そうそう、コケオドシでなしに、心理的にゾワッとくるものになってます。
母子の関係から恐怖をあぶりだしてるのもいいですしね。
ちょっと珍しい種類のホラーじゃないかな。

2015/12/29(火) 午前 10:56[ pu-ko ]




6歳はババドゥックですよ・・・ババドゥックってよくわからんけど(爆)
物凄く物心がついてきて、愛情に敏感な年頃ですよね・・・。
私も6歳はいろいろあったんで、いろんな意味で見たい映画ですわ。
ただ、ウチのオカンは強かったんで、どうしても女性がそのあたりを言い訳がましく撮ると、ゾンビマンのキツいレビューで説教される可能性もあるね(汗)・・・。

2015/4/18(土) 午前 3:04[ ゾンビマン ]



ゾンビマンさん>
わはは、ババドゥックの使い方それで正解です(笑)
6歳は私も転機でしたわ。色々と。
今や正真正銘のババドゥックですがw
これ母子を題材にしてますが、ホラーとしてはシンプルに怖さを表現してました。
面白かったですが、男性はまた違う目で見るかな。
ゾンビマンさんにお仕置きされたりして、それも楽しみ(笑)

2015/4/18(土) 午前 7:04[ pu-ko ]
2015/12/28(月) 20:03:06 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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