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【映画】セレブレーション
2015年06月08日 (月) | 編集 |


セレブレーション(1998)デンマーク
原題:Festen/The Celebration(米)
監督:トマス・ヴィンターベア(アンクレジット)
作品情報

あらすじ
 鉄鋼王ヘルゲの還暦を祝うパーティが催され、長男クリスチャン、次男ミケルをはじめ、親戚の者たちが続々と広大な屋敷に集まった。晩餐会は穏やかに始まるが、やがてクリスチャンのスピーチが始まると会場は凍り付いた。
トレーラー



セレブな一家の還暦祝いパーティで繰り広げられるハプニングを描くデンマークの俊英トマス・ヴィンターベア監督によるヒューマンドラマです。

屋敷に向う長男クリスチャンと次男ミカエル一家の様子を捉える冒頭以外、舞台はほぼ屋敷内。ここでは数ヶ月前にクリスチャンの双子の妹リンダが自殺していますが、それに触れるのはタブーのよう。
しかし、晩餐会でのクリスチャンのスピーチはそのタブーを破り、さらに一家のある秘密をさらけ出していくことになります。



タイトルのセレブレーションには還暦を祝う「お祝い」の意味のほか、セレブを皮肉る意味も込められているんでしょう。
一家の秘密はとにかくエグい。けれどもその秘密を受け流すセレブたちもまたエグい。
クリスチャンの発言は一触即発な緊張を生むんですが、しかしドロドロ劇のあとに一縷の光が見えてくるのがヴィンターベア流。


本作でも人の醜さ、弱さをとことん描いた後に、一家が絆を深め、事実に対処していく様子が良い後味を残します。
荒くれ者でどうしようもない奴と思われた次男ミカエルの意外な家族愛、事実から逃げていた自身への罪悪感に向き合い、新しい人生に踏み出すクリスチャン、器の大きなパートナーを得て、もう大丈夫だなと思える妹 家族それぞれに素直に拍手を送れるのです。

共同脚本を勤め、タクシードライバーの役でカメオ出演してる監督はこのときまだ20代。
可愛い顔してこんな濃厚なヒューマンドラマを撮ってしまうんだから、やはりただ者じゃない。
ドグマの基本にのっとった撮影が不安を掻き立てる効果もあり、幽霊譚のような見せ方もいかしてました。
カンヌでこの年の審査員賞を受賞。
カルトの呼び声も高い傑作なのに日本ではビデオしか出てないですね。
DVD化して欲しい一本です。

監督のカメオシーン画像見つからなかったので、カンヌのときの画像貼っておきます。
眉毛繋がってるけど可愛い。



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コメント
この記事へのコメント

あれま、DVD希望だわ。ほんとだ、眉毛つながっててかわいいじゃないのw

2015/12/26(土) 午後 1:47[ 翔 ]


あ、『偽りなき者』の監督ですね。<br />あれも「ドグマ仲間w」って事で「ラース風味か?」と ちょっと構えて観た記憶あり。<br />でも良かった、「なんでやねーーん!」が辛すぎて痛かったけど。<br />これもかなり毒を撒く内容のようですが、どこかに救いがあるのは助かる。<br />わたしがドグマ親玉のラースをちょと苦手なのは自分の感性で”救い”を拾えないから。<br />映画観てメンタル凹んで起き上がるのに時間がかかる映画って、精神衛生上どうよ?って観るのに勇気がいるんだなぁ。 <br />豆腐メンタル すみません。<br />で、これビデオしか出てないんですね。興味あるのになー。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ みーすけ ]


初耳の監督さんです。
近年も活躍されているんですか?
セレブであろうが所詮人間さという赤裸々なドラマは大好物です(笑)
良い映画って、いつも弱い人間の味方ですもんね。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ ゾンビマン ]



北欧映画だったらドグマ撮影も納得ですな。
その「エグさ」も観てみたいですな~。
でもビデオはリリースされてたんやぁ~。
んん、DVD化してもらいたいっ。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ Kaz. ]



翔さん>
デンマークではマユゲ繋がってるのお洒落なのかな(笑)
でも映画の中でも一番可愛かった。
これはマジでDVDにして欲しい~。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ pu-ko ]


みーすけさん>
そそ、ドグマ95のメンバーだそうで、ラース監督も確かノンクレジットで制作に係ってたような。
確かに痛いし、途中絶対人が死ぬよなって思うほどに緊張させられるんだけど、最後穏やかな気持ちになれるのがヴィンターベアなんよね。
豆腐メンタルwなみーすけさんもこれはなんとか救いを拾えると思うな。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ pu-ko ]

ゾンビマンさん>
あ、ごめんなさい。タイトル書き間違えてたかも。
ゾンビマンさんもご覧になってた『偽りなき者』のヴィンターベア監督です。
最近私が劇場鑑賞した『Far from the Madding Crawd』もこの方。
こんな早い時期にこんな凄い映画撮ってたんだとびっくりする作品でしたよ。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ pu-ko ]


Kaz.さん>
はい、ドグマ95のメンバーだそうで、原則に則った撮影なんだそうです。
エグさは凄いよ~。
これIMDbでも81という高評価で監督をカルト作家たらしめる一本らしいのにDVDになってないのは不思議だよねぇ。
Kaz.さんもきっとお好きだと思います。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ pu-ko ]


あら~、これは観れてない。てか、知らなかったかも(^^;
これは観てみたいなぁ。WOWOWで放送してくれないかな(笑)

2015/12/26(土) 午後 1:47[ じゅり ]


え?還暦パーチー?・・・って私の事?・・・ンなわけねーだろって。
そっか、スピーチで触れてはいけない家族の深い傷にイキナリ触れちゃうわけね。
家族が集まる時って、あながちそんな雰囲気になるもんさ。あ~あ、ってな。
祝いのはずが飛んでも10分歩いて8分、ってヤツだね。
興味深いが、ビデオじゃ~な~(って、まだハードは残ってますが。使えるかいな!?)

2015/12/26(土) 午後 1:47[ chaco ]

chacoさん>
還暦かぶったね(笑)
そう。でも深い傷っていうか・・そんな生優しいもんじゃないんだなぁ。
はい、とんでも100分くらいの勢いさ(笑)
もんなに観て欲しいのにビデオじゃあかんよねぇ。
まだビデオ機持ってるんだ。我が家からはとっくに消えちゃった。
たまにアンティックショップでVHSの映画沢山みかけることあって、プレーヤーが欲しいと思う事あるわぁ。

2015/12/26(土) 午後 1:47[ pu-ko ]

じゅりさん>
あまり知られてないよね。何故だろう。
ドキドキしたし、滑稽でもあってかなり面白かった。
ほんと、こういうのWOWOWでやってくれるといいねぇ。

2015/6/9(火) 午前 6:06[ pu-ko ]


ヴィンダーベア監督の映画ってことだけでも興味ありありなんですが、記事を拝見するとお話も面白そうですね。劇場で観る機会はないのかなあ。ヘビーなお話を娯楽映画として見せ切るパワーがこの頃あったのですね。

2015/6/13(土) 午後 0:06[ einhorn2233 ]


einhornさん>
いまだに日本ではビデオになってない作品なんですが、新作の上映の機会にこれも上映なんて、洒落た企画たてる映画館があったら最高ですね。
そうそう、ヘビーで辛いだけに終ってないのがいいです。

2015/6/14(日) 午前 1:06[ pu-ko ]
2015/12/25(金) 22:58:46 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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