映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】『ナターシャの歌に』トムハ祭り②
2015年07月22日 (水) | 編集 |


ナターシャの歌に(2006)イギリス
原題:Gideon's Daughter
監督:スティーヴン・ポリアコフ

トムハ祭り2本目
今日は2006年のイギリスBBC製作のテレビ映画『ナターシャの歌に』を。

あらすじ
各界の大物から絶大な信頼を得る一流コンサルタントのギデオン(ビル・ナイ)。
娘のナターシャ(エミリー・ブラント)は、母を病気で亡くして以来ギデオンとの確執を強めている。母より仕事を優先した父親を許せないのだ。
今ナターシャは学校を卒業し、大学か南米に行くかの選択をしようとしている。
一方ギデオンは、事故で幼い息子を亡くしたステラと出会い・・


感想
タイトルロールのナターシャにエミリー・ブラント、父親ギデオンにビル・ナイ
ギデオンが出会う女性ステラにミランダ・リチャードソン


一流コンサルタントのギデオンは、人生の岐路に立つ娘のナターシャが、
完全に自分の人生から立ち去ろうとしていることに戸惑っている。

ことさらに彼を動揺させるのが、ナターシャが卒業のステージで歌った「パパ」という歌。
ギデオンはナターシャに憎まれる理由も分かっていて、それを受け入れるしかないのだけど、
彼はナターシャを本当に失うのではないかとの思いに駆られ、落ち着かないのです。
そんな折、ギデオンはステラと出会い、快活に見えて実は深い喪失の悲しみを抱えたステラと互いの傷を癒しあうようになる。



色んな形の喪失や親子の絆が描かれ、心を動かされます。
ただ、ギデオンのセレブ相手のコンサルタントという仕事になじみがないこともあり、
レッドカーペットなどの場面が挟まれる前半部分に頭の整理が出来ず、乗り遅れるのが難点。

あと、ミレニアムやダイアナ妃の死などイギリスのイベントが織り込まれる意味合いも分かりにくかったんですが、
監督は主人公を取り巻く時代背景や、それがどう影響しているかということに興味のある方なんでしょうね。
前半部分をあとで見直すと色々発見がありました。

終盤、ナターシャを探して奔走するビル・ナイの姿が印象的。
親子の確執って、どこかでけりをつけたいと思ってもきっかけがなかったりするんだろうな。
ナターシャの歌はSOS。本当は互いを求めていたんだろうと思います。
実はとてもシンプルな喪失と再生を描くドラマでした。



さて、われらがトム・ハーディはギデオンの片腕アンドリュー役で登場。
レッドカーペットの会場を動き回りセレブに配慮したり、新しい仕事の情報を仕入れて積極的に動いたりと、シャープでアグレッシブな男を演じています。
ギデオンもかつてはこうして活躍していたんだろうと思わせますね。

2005年の作品なので『Scenes of a Sexual Nature』と同じ頃だけど、
このトムハは『Scenes of~』のノエルとは別人。


トムハ萌えポイントとしては、若き野心家の眼光の鋭さと、スーツで決めた麗しいお姿。
一方で、虚実な世界に生きるアンドリューは華麗なる世界の中心にいることにのぼせているだけで、
自信家だけどまだ力は伴わない。そこがまた可愛いんですけどねw
アンドリューの野心と未熟さを絶妙に表現したトムハ、なかなかやりおるぞ。

ビル・ナイとエミリー・ブラントはこの作品でゴールデングローブ賞TVドラマ部門の主演男優賞と助演女優賞を受賞。
劇中エミリー・ブラントの歌う「パパ」が素敵でね。
『イントゥ・ザ・ウッズ』でも思ったけどブラントの美声は今後も大きな武器になるはず。動画貼っておきますね。


トレーラーはみつからなかったけど、トムハの登場シーンを集めた動画があったので貼っておきます。


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コメント
この記事へのコメント

なんだこのキャスト!!
あー!イギリス住みてーー!
ビルおじさんはこうやって陰でこそこそ(笑)いい仕事してるんだねぇ、 しみじみ・・・。
エミリー・ブラントの歌も素敵。
で、我らがトムハはまたカメレオンぶり発揮ですな。
出る作品出る作品、印象が違って面白い役者だなーホント。
10年前で皆さん若い筈なのにビルおじさんはだけ変わんねーな(笑)
さて、次は何かなー♪
ベニーさんと共演してるあれとか来る?来ない?

2015/7/23(木) 午前 6:29[ みーすけ ]


そっか、神戸やアメリカで「トムハ祭り」開催中なんだね(爆)

彼ってさ、アメフト選手みたく首がぶっといでしょ!?
逞しいオトコって感じが私の中には。それ以下でもそれ以上でもなく。

あ、でさ、ビル・ナイおじ様までご出演となれば
どっかの誰かさんが萌え死にするんじゃ~ね~か!?(笑)

旧作DVD金曜日1本無料日に探してみるね。TSUTAYAあるかな!?

2015/7/23(木) 午前 9:24chaco


凄く興味惹かれる映画ですね。
ビルさんにエミリーさんというキャストが魅力的。ついでに若きトムハも出てるしね(笑)…。
私、サンシャイン・クリーニングで最初にエミリーさんを見たときに良い印象やなかったんやけど、ウルフマン以降は凄く好きになった。
内面から美しさを出せる女優さんですよね。

2015/7/23(木) 午前 10:55[ ゾンビマン ]



キャストもいいし、見たいですね。
トム・ハーディって、個人的に、J・P・ベルモンドに何か顔が少しにていると思うんですよね。
顔のパーツのバランスかな。もちろん、ベルモントの方がにやけてますけどw

2015/7/23(木) 午後 5:59[ miskatonic_mgs_b ]


> みーすけさん
テレビ映画なのに豪華キャストだよねぇ、
というか、みーすけさん的にはビル・ナイだけで豪華っしょ(笑)
こそこそwテレビ映画にも出てるんだねぇ。
トムハは若い頃からカメレオン君だったんだなぁ。凄いぞ。
そそそそwビル・ナイまったく変わらず
というか、このとき55歳とか言ってて驚愕したわ。
ベッドシーンがあって(汗)妙に身体心配したんですが(笑)
あーー、カンバーバッチと共演のそれ、気になってるんだけど他のDVD&ブルーレイ買っちゃったから今回は無しだな。

2015/7/23(木) 午後 10:38pu-ko


> pu-koさん

へい、どっかの誰かはビルおじさんに萌え死にしますが何か?

ベニー廃な友達がそのトムハ共演のドラマでドラッグ漬のトムハが良いらしいって珍しくベニー以外の役者誉めしてたんで気になってるんだよねー。
てゆーか、ビルおじさんの濡れ場?!
わたしも身体が心配だ(笑)
WOWOW引いてないんだよー!ソフト出てるかな。

2015/7/23(木) 午後 10:45[ みーすけ ]


> chacoさん
トムハ祭りで検索したら沢山ヒットするから多分日本のあちことで開催されるはず!(笑)
トムハは外見は(特にスタイル的に)パッとしないかもだけど、不思議な魅力があるんだよ。
これレンタルあるのかなぁ。ないかも・・
代わりと言っちゃなんだけどトムハ作品いかが?(笑)

2015/7/23(木) 午後 10:46pu-ko


> ゾンビマンさん
キャスト地味に豪華ですよね。
そそ、ブラントはクールな外観から初期作品は意地悪な役とかも多かったんですよね。
サイコな犯罪者とか(笑)
でもほんと、今は「内面から美しさを出せる」って表現ピッタリ。
色んな可能性を感じさせてくれるし、私も好きな女優さんです。

2015/7/23(木) 午後 10:51pu-ko


> miskatonic_mgs_bさん
J・P・ベルモンド あーーちょっと分かる気がする。
唇が厚いところとかも(笑)
でもベルモント作品あまり観てないんで、今度確かめてみます♪

2015/7/23(木) 午後 10:55pu-ko


> みーすけさん
おーーー、トムハはジャンキー役なのか。
そりゃ上手いだろうなぁ(笑)観たいわぁ。
ビル・ナイベッドシーンっつーても殆ど逆マグロ状態なんだけどね(笑)
DVD出てないかもだなぁ。。

2015/7/23(木) 午後 11:00pu-ko


エミリー・ブラントって地味な女優さんという印象が強いのですが、この頃から、主役クラスのところにいたんですね。歌えるというのも意外でした。親子の確執ものは苦手なところあるのですが、これはどう落とすのか気になります。

2015/7/25(土) 午前 8:37[ einhorn2233 ]


> einhorn2233さん
これは出演時間そのものはあまり長くないんですけど、重要な役割ではありました。
声が綺麗で歌上手いんですよね~。
終盤ドキドキさせられましたが、後味は悪くなかったです。

2015/7/25(土) 午後 2:33pu-ko
2015/12/25(金) 22:37:21 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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