映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】ダンシング・インサイド/明日を生きる
2015年10月14日 (水) | 編集 |

ダンシング・インサイド/明日を生きる(2005)イギリス
原題:Inside I’m Dancing
   Rory O'Shea Was Here (米タイトル)
監督:ダミアン・オドネル
出演:スティーヴン・ロバートソン / ジェームズ・マカヴォイ/ アラン・キング  / ブレンダ・フリッカー/ ロモーラ・ガライ/ ルース・マッケイブ

障害者施設に暮らす小児麻痺のマイケル(スティーヴン・ロバートソン)は、施設に新しく入ってきた筋ジストロフィーの青年ローリー(ジェームズ・マカヴォイ)と知り合う。
ローリーがマイケルの言葉を理解したことから、互いに出来ないことを補い合う存在として交流を深めていく2人。
自立を求めるローリーの働きかかけで、やがて彼らは施設を出て共同生活を始めるが。。

英国男優総選挙 特集 6回目
 
今日は上位入賞が予想されるジェームズ・マカヴォイでいきましょう。
イギリスのテレビムービーです。




筋ジスのローリーと小児麻痺のマイケルとの交流を描く作品・・
障害者二人が主人公と聞いて引く人もいるかもだけど、これは凄くいい作品でした。

『ブリジット・ジョーンズの日記』『リトル・ダンサー』の製作者が作ってるとあって、施設内の出来事もププッと笑えるユーモアもたっぷりに描かれています。

鼻ピアスでパンク風なマカヴォイの風貌もいいでしょ。
筋ジスのローリーは、入所早々に大騒音で夜中にヘビメタを聴き
早速トラブルメーカーの烙印を押されることに。

そんなローリーですがあちこちの施設で6年も過ごしてきた実績もありw
誰も解らない(解ろうとしてない)小児麻痺のマイケルの言葉を理解するんですね。
コミュニケーションをとれずストレスをためていたマイケルは大喜び。
ローリーがマイケルの言葉を代弁し、マイケルはローリーの髪のセットを手伝うw
互いの能力を補い合いながら交流を深める2人のデコボココンビぶりが楽しいのですよ。

ただし、楽しいだけでは勿論なくて
ローリーの言葉の端々にある不安がよぎり始めるんですが
その不安はローリーが21歳の誕生日を迎えることで確実となります。
筋ジスという難病について、少しでもご存知の方は
その意味がお分かりでしょう。

ローリーがルールに縛られるのを嫌い
自立した暮らしを送りたいと思うのは
それが人間らしく尊厳を持って生きる証だから。

ローリーはマイケルにも自分の可能性を知ってほしいと思うのだけど
でも諦めなければいけないこともいっぱいあって
それもマイケルに教えないといけないのが
見ていて凄く辛くて、泣けて仕方なかったな。

イギリスの障害者支援の現状など垣間見れる部分もあって
興味深い一本ですが、これは身障者映画とだけ観る必要はなく
普遍的な青春映画としても見ごたえありました。


電動車いすを操作する以外、首から下は一切使わない状態で
ローリーの優しさや葛藤や哀しみを表現したマカヴォイはあっぱれ。

マイケルを演じたスティーヴン・ロバートソンも
小児麻痺という身体状態を表現するだけでも大変だったはずだけど
これまた最高に素晴らしい演技。
マイケルの成長にも感動します。

身体に不自由があるわけでもないのに、自分で勝手に限界を決め
努力も冒険もしないまま、色んなことを諦めてる
私なんかはハッとするところがありました。


インタビュー動画です



毎年3位のヴォイ君、今年は2位くらいに躍進しないかな。
あ、でも、トムヒにも頑張ってほしい。
そろそろ個人的な予想順位出そうと思うのだけど悩むねぇ。




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コメント
この記事へのコメント

マカボイ君は一番印象深いのが”Atonement"(つぐない?)でしたね、そりゃ終始、キイラに目が行ってましたが、、でもこの映画の時の感じが日本の山本耕史に似てませんかぁ??今でも似ているようで悩むねぇ~、、(*´∀`*)。

2015/10/14(水) 午前 9:04 guch63


「からだに不自由がないのに~」からのくだり、我々の世代は仕方ない部分があるからホレホレ(爆)…。今の無気力な若い人に聞かせてやりたいわ。心の病のせいにして逃げてばかりでね。五体満足で動ける事がどれだけ幸せかと。
私の好きそうな作品ですね。

2015/10/14(水) 午前 9:38 [ ゾンビマン ]



おお!これは!ずいぶん前にケーブルで落ちてるのを観ました。
てゆーか、実はこれヴォイ先生初体験作品(おそらく)
なにこの演技の上手い可愛いイギリス人!誰??
で、このあと『ラストキング・オブ・スコットランド』観て、あれ?この人知ってる誰?誰?誰だっけーー!!??
という思い出の作品・・・。
日本だととんでもなく重く辛気臭い作品になりそうだけど、軽妙な感じで描いていて、障害者ものをちょっと斜に構えて観ちゃうわたしも素直に感動できた。
ヴォイ=チャールズの車いす演技の原点がここに!
体が動かないのに、主人公の心の躍動とかガツンガツン来た・・・と記憶(笑)ヴォイ先生のエモーショナル時の演技って堪えに堪えてグググって内側から溢れる感じがいーんだなー。
てか観たの前過ぎて!
スタチャンまた落としてくれないかなー。

そろそろランキング予想してよー。
今年はトムヒが躍進かもって事前情報があるけど、ヴォイ先生は手堅く頑張るかな。周りの知人でヴォイファンって妹以外いないんだけど、連続3位の実力だもんね。

2015/10/14(水) 午前 9:50 [ みーすけ ]


この頃のマカヴォイいいね~。スッゲー好きな顔だ!

最近はちょっとお肉が・・・
コレ2005年なら旧作で無料レンタル可能じゃ~ん♪

英国俳優ランキング、待ってるょ

2015/10/14(水) 午後 4:56 chaco


> guch63さん
『つぐない』は良かったですね~。
山本君って私はもっと甘い印象なんですが、しばらく見ないうちにマカヴォイ君みたいにシャープになったかな。
そういえば結婚報道がありましたね。

2015/10/14(水) 午後 10:20 pu-ko


> ゾンビマンさん
そう、これは本当に五体満足なのに目的も持たず無気力に生きる若いみんなに観てほしい作品。
小さなことでも何かできるだろうって、頑張ろうという気持ちになれました。

2015/10/14(水) 午後 10:23 pu-ko


> みーすけさん
おー、さすが観てますね。
これ『ナルニア』以前のまだ無名の頃のヴォイ君なのね。
監督も言ってるけど、後半になるにつれドンドン演技も冴えをみせて凄い。
『ラストキングオブ~』の大抜擢にも納得の演技だったなぁ。
そう感情をためて爆発させる感じが凄くいいね。
あ、そうか、車椅子演技もここで取得したわけだ(笑)

総選挙順位、一日待ってね。
今気になる映画チェック中なんだ~。
でも私の中で最初は7位くらいだったヴォイ君がちょっとアップしてます♪

2015/10/14(水) 午後 10:32 pu-ko


> chacoさん
若い頃のヴォイ君も尖りがあってまたいいのね~。
お顔もいいし、新鮮だったわ。
すまん、これ多分日本ではレンタルはおろかソフトになってないと思うわ。
テレビでは放送あったみたいなのにね。残念。

2015/10/14(水) 午後 10:35 pu-ko


>***さん
ソフトになってないようです。
IMDbでも7.9と高評価なのに残念ですね。

それは難病の中でも過酷な病気ですね。
運動機能が侵され、食べる楽しみと言葉を奪われ、徐々に命を奪われる。
癌よりも残酷だと思います。心配ですね。

2015/10/15(木) 午前 1:18 pu-ko


マカヴォイさんも最近は変幻自在ぎみですな。(笑)
この英ドラマ、日本で観るのは至難の業っぽい~。

2015/10/15(木) 午後 7:10 Kaz.Log


> Kaz.Logさん
いろんな役に挑戦してるよね~。
ただ、色物に走らずに、これからは演技で勝負できる作品でも頑張ってほしいですね。

2015/10/16(金) 午前 3:34 pu-ko


ジェームズ・マカヴォイって思ったより普通の役多い印象です。
こう云うのは見たいですね。
イギリスらしく、映像もソリッドな感じですね。
マカヴォイ君は「ウォンテッド」「ラストキングオブ~」もよかったですけど、「マクベス」も印象的でした。

2015/10/16(金) 午後 7:34 [ miskatonic_mgs_b ] .


> miskatonic_mgs_bさん
肉体派でもなく、身長が低いこともあってかロマンス系の作品も少ない印象。
最近は『フィルス』や『トランス』で際どい役にも挑戦してますが、個性をどう出していくか方向性に悩んでる時期かも。
出演作チェックしてて『マクベス』やってるんだ~と思ったんですよね。
今年はファスベンダーの『マクベス』も公開されたようで、それぞれのマクベス観てみたいですね。

2015/10/16(金) 午後 11:56 pu-ko
2015/12/23(水) 23:58:08 | URL | pu-ko #SFo5/nok[ 編集]
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