映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
4:44 地球最期の日
2012年09月26日 (水) | 編集 |
地球温暖化により地球が最期の日を迎える時、
人々は何を考え、どう過ごすのかを描く作品です。
監督は『バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト』の鬼才アベル・フェレーラ
10/6~日本公開が予定されています。





4:44 地球最期の日
2012年(アメリカ・フランス・スイス)
原題:4:44 Last Day on Earth
監督:アベル・フェラーラ
出演:ウィレム・デフォー、シャニン・リー、ナターシャ・リオンポール・ヒップ



ニューヨークの高級アパートの部屋に暮らす男と女がいた。明日の4時44分には地球の終わりが訪れ、誰もその運命から逃れられることはできない。男は最後に娘や前妻と連絡を取るが、女はそんな男の姿に嫉妬する。地球の終末になす術もない人々は、いつも通りの日常を過ごすが……。

最期の日を過ごす人々を淡々と描く作品です。

愛する人の手をとり、身体を重ねるデフォーさん
酒やドラッグで恐怖をごまかす兄夫妻
主教の信者たちはメッカに集い祈りを捧げる一方で
自ら命を絶つものもいる。

最期の日は案外こんな風かもね。
同じく地球最期の日を描くトリアー監督の『メランコリア』よりは、登場人物に共感できます。




印象的だったのは、デフォーさんのところにデリバリにやってきたベトナム人の少年。
共に過ごすべき家族は遠い祖国にいて、他にすることがないのか
最期の日だというのに、普通に仕事をしてるんですね。
彼がデフォーさんに借りたスカイプで家族と会話し、キスする様子は切ない。

アル・ゴアは正しかった。でも、時すでに晩しという本作
できれば、まだ何か出来れば・・と思うところだけど
原発を廃止すれば温暖化は加速することになるわけで、難しいですよね。
地球に対する人間の責任も考えさせられました

CGを使った壮大なシーンはありません。
低予算でもこんなSF的なテーマを描くことが出来るんだという見本でしょう。



最期の日に、私たちが一番求めるのは
お金や物ではなく、愛する人とともにいることなんですよね。
私たちが忘れかけている大切なものを思い出させてくれる作品でもありました。


★★★☆

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コメント
この記事へのコメント
コレ、来月の公開作として紹介されていたんで、調べたんですが、大阪での公開が今現在では分からなかった。
私的には『メランコリア』はワーストなので(爆)、それよりはマシというpu-koさんの言い回しが気になった(爆)・・・。
記事の最後の3行に賭けてみるかな?(爆)・・・。
2012/09/26(水) 04:37:05 | URL | ゾンビマン #79D/WHSg[ 編集]
これってググれば・・・ツタヤのページが?
何と11月22日にDVDで発売だと。
レンタルもその日から開始らしい。
確かに東京では10月6日から単館で上映なんだけど
公開前からDVDの発売日が決まっているてのもなぁ。
ビデオバブルの時にどんな駄作愚作でも一週間でも
劇場にかけておけば、ビデオに出すときに
「”全国劇場公開作”!」と名乗ってセールスしてた。
来年春に閉館する銀座シネパトスなんか
そんな映画の「専門館」だったですよ。
未公開作品を売るよりも箔(ハク)が付くらしいね。
やくざ屋さんなら、一回「お努め」してきたようなもんだね。
あとはpu-koさんの有難い鑑賞記事を信じるとしまひょ(笑)
2012/09/26(水) 05:48:34 | URL | GH字幕 #79D/WHSg[ 編集]
アベル・フェラーラというととんがった映画のイメージがあるのですが、これは意外や静かな映画のようですね。地球が明日終わるってのを皆が信じてるという前提の、ある種のファンタジーに思えました。私だったら、「明日、地球が滅亡する」って言われたら「ふーん、だから?」って頭から信用しないですもの。そう考えると「メランコリア」の終末感は見事だったのかも。この映画は、私をそこまで連れてってくれるのかしら。
2012/09/26(水) 08:28:26 | URL | einhorn2233 #79D/WHSg[ 編集]
常々、個人的にですが、21世紀は環境の世紀だと思ってるわけなんですよ。
終末映画も時々出てきますが、もっと出てきても良いと思うんですよね~。
アベル監督にすれば、ちと毛色の変わったテーマだけど、これは面白そうですね。ぜひ観たいと思います。
2012/09/26(水) 08:40:14 | URL | Kaz.Citta' #79D/WHSg[ 編集]
バッド・ルーテナントの監督なら素直に描いてないような気がするけど  ましてや ウィレム・デフォー なら
2012/09/26(水) 17:02:46 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
あ、これってこんな話だったのですな
試写会に応募したけど
どんな話か考えてなかった へへ
2012/09/26(水) 22:37:42 | URL | る~ #79D/WHSg[ 編集]
しかも、その試写会にあたった
2012/09/27(木) 05:47:22 | URL | る~ #79D/WHSg[ 編集]
ゾンビマンさん>
わはは『メランコリア』ダメだったんだ。
私は『メランコリア』は好きだったので、映画としての評価は完全に『メランコリア』なんですが、地球の終焉を迎える人々の心理としては、こちらが判りやすいかなと。
そんな感じなので、見るときには御用心、ヨロシクw
2012/09/27(木) 08:49:58 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
字幕さん>
そうそう、じきにDVD出ますね。
なるほど箔をつけるという意味もあるのですね。
でも最近はDVDスルーも当たり前になってるから、昔ほど箔付けにこだわらないんじゃないかな。
SFっぽいものは好まれるのと、監督の名前もあってコアなファンを狙っての公開かなと思ってます。
2012/09/27(木) 08:52:32 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
einhornさん>
そうですね。ある種のファンタジー。
でも地球の未来を真面目に考えないといけないと思わせる映画です。
同時に、最後にどんな風に人生を閉じるのか、
それは人それぞれ歩いてきたものに影響されるのだという描き方が興味深いものがあり、SFの体をなしたヒューマンドラマと捉えるのがいいかもしれません。
2012/09/27(木) 08:57:51 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
Kaz.さん>
ほんと、そうですね。
昔なら絵空事であった地球の終わりも、環境破壊が進み、気候も変わってきてるのを感じる今だからこそ、身につまされるものがありました。
これからもっと色んな終末映画が出てくるかもですね。
2012/09/27(木) 09:01:14 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
うーんと、素直にというところの意味合いがよくわからないけど、地球の滅亡をスペクタクルなSF映画として期待すれば、それは素直に描いてないとなるかな。
地球を考え、人生を振り返る類の映画でした。
ちょっと抽象的でもあります。
2012/09/27(木) 09:03:08 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
る~さん>
おー、試写会当たりましたか。
こんな映画だったんですよ。
でも思いっきり低予算だと思われ(汗)
そんなつもりで見た方がいいかも。コンパクトです。
2012/09/27(木) 09:04:33 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
こういうのは人類じゃなくて
地球が滅びるというのがミソなのかな?
人類は1回滅びろ!
と常日頃から思っている自分には
そこんところが興味なんです。
2012/09/27(木) 19:52:04 | URL | HK #79D/WHSg[ 編集]
HKさん>
人類が滅びる
地球が滅びる
ここでは同じだと思う。
2012/09/28(金) 11:18:07 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
きっと、あたしは怖いから
ネコとまったり寝てようと思いながらみてたよw
TBおねがいします
2012/10/09(火) 17:06:28 | URL | る~ #79D/WHSg[ 編集]
る~さん>
うん、それもいいね。
もう何をしても始まらないんだったら、私もそうする。
猫はいないけど(笑)
2012/10/10(水) 13:37:27 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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