映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
ソイレント・グリーン
2012年03月04日 (日) | 編集 |


ソイレント・グリーン
1973年(米)
原題:SOYLENT GREEN

監督:リチャード・フライシャー
出演:チャールトン・ヘストン
   エドワード・G・ロビンソン
   リー・テイラー=ヤング
   チャック・コナーズ 
   ジョセフ・コットン
   ブロック・ピータース 
【ストーリー】
2022年、爆発的な人口増加と環境汚染に見舞われたニューヨーク。合成食品ソイレント・グリーンの製造会社社長が殺された事件を捜査する警官は、背後に食糧危機打開のための政府の陰謀がある事を知る……。



今月のキーワード「緑」

今日は2009年9/26付けの過去記事を移動、加筆しています。

50年後の近未来を描いたSFもの。
といっても映画の制作が73年ですから、この映画で描かれる2022年はわずか10年後に迫ってます。

まぁ10年でこうはならないだろうとは思うものの
土壌汚染のため食物も動物も消え去り、味気ない合成食品に頼らざるを得ない様子や
人口過密で、職にあぶれ、家も持たない人たちが教会で重なり合うように暮らしてるとこなんか 結構鋭いところはついてるよなぁという感じ。
ストーリーはチャールストン・ヘストン扮する刑事が、合成食品製造会社の社長が殺された事件を追う過程で、食料危機打開に関する政府の陰謀に気づいてしまうというもの。
とにかくその陰謀がブラックで恐かった。
実際の社会でも、もしかしたら・・・なんて、考えたら何も食べられなくなります。

今だと放射能汚染なんてことまで気になるから、
土に生えてる野菜は怖いから、ビタミン剤や補助食品ばかり摂取する世の中になる
なんてこともありえそうだし、
そうなると企業や政府の陰謀渦巻き、この映画と同じ状況に陥ることもあるんじゃ・・
と限りなく妄想してしまう。食の問題は年々リアルになってきますね。

タイトルのソイレント・グリーンはこの大企業が製造する人気の合成食品の呼び名でした。
途中、ソイレント・グリーンの供給が不足して暴動が起きた時に
パワーショベルが登場して、人をすくって処分しちゃうところにはびっくり。
シニカルな描写ですよね。

あと印象に残ったのは、「ホーム」と呼ばれる施設の存在。
ちょっとネタバレですが、人々は最期を迎えるためにこの「ホーム」に行くんですね。
子供がいないと自分の老後や最期というのはやはり気になるもので
自分の「死」を選ぶ権利があってもいいのではないか。こんな最期ならいいかと思っちゃったな。

前半が単調なのが残念ですが、後半のブラックな展開には引き込まれます。
陰謀に気づいてしまうチャールストン・ヘストンの姿は『猿の惑星』と重なりますね。
レタスやお肉を美味しそうに食べて泣いてしまうエドワード・G・ロビンソンの表情も印象的でした。
こんな世界にならないように願いたいものです。


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コメント
この記事へのコメント
ヘストン、ロビンソン、コットン、コナーズもろもろ、めっちゃ懐かしいキャストです、今では。
ロビンソンはこれが遺作だったと思います。
食糧不足はホントに絵空事じゃない事態ですもんね。
あと10年ではこうならないと思うけど。(笑)
2012/03/03(土) 10:16:33 | URL | Kaz. #79D/WHSg[ 編集]
Kaz.さん>
懐かしいでしょ。
ロビンソンさんは遺作でしたか。
レタスとかを食べて泣く哀愁のある演技が今も思い出せます。
そう、年々食に関しては新たな問題に直面するわけで、、
絵空事と思ってたSFが現実になっていくことってあるから、怖いですよね〜。
2012/03/03(土) 10:57:36 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
当時 猿の惑星 などSFじみてたんたかな おっさん
それほどのどんでん返しもなく なんなんじゃと記憶してます
それよか 子供ンときから親しんできた
心優しき大男チャックコナーズ  ライフルマンね   役に恵まれんんのか
マッドボンバーやデビルズ・ゾーンなどの変質者役  まぁ脇でもこの映画で見つけたことはうれしかった
2012/03/03(土) 17:34:32 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
そりゃま緑だけどさ(笑)
確か予備知識なしで観たと思いますが
驚いたのなんの。
子供だったし。
フライシャーだと『ミクロの決死圏』が
もっとも有名なSFですが
共通するキッチュな魅力がありますね。
2012/03/03(土) 18:58:30 | URL | HK #79D/WHSg[ 編集]
わぁー懐かしい!
近未来SFは、チャールトン・ヘストン!
っていう時代でしたね。
この映画、1500席の大劇場で掛かっていました。
扱いとしては超大作だったんですね。。。
でもポスターの絵が一番迫力があって
一緒に観た父親と「あんなシーンあったっけ?」と言いながら帰った記憶があります(笑)
2012/03/03(土) 20:03:23 | URL | 港町キネマ通り #79D/WHSg[ 編集]
こういう画像もそそられちゃうんですよね~
ホラーとかより
こういう陰謀の方がゾッとくる怖さがありそうっ
2012/03/03(土) 20:49:24 | URL | 翔 #79D/WHSg[ 編集]
これはテレビで観ました。とにかく人間が増えすぎちゃってにっちもさっちもいかないってところが当時の終末観SFの典型でした。ジャムとかリンゴとかが貴重品になっちゃうところとかが面白かったですが、ラストは意外性よりも、主人公の叫びの中身がショックでした。確かに言われてみれば、そういうことになるなあって納得しちゃいましたもの。
2012/03/03(土) 20:56:45 | URL | einhorn2233 #79D/WHSg[ 編集]
昔々テレビで観たのがこの作品かと・・・「ホーム」(っていうんですね)で大自然の映像とか見せてくれるんですよね。(ちがう作品ですか?)
ひねた子供だったので、合理的なんて思ったりして・・
特にホームに入って「いきなり」ではなく、ちゃんと約束はある意味守っていたようなので良心的な企業なのでは?・・・・・
覚えているのはホームからラストにかけてだけで、そんなパワーショベルのシーンがあったんですね。
もう一度チェックしたくなりました。
今は年齢的にはけっこうな大人になったので・・・違う感想があるかも(コジカ)
2012/03/03(土) 21:34:29 | URL | ひつこじのコジカ #79D/WHSg[ 編集]
チャールトン・ヘストンはマッチョな役が似合いますね。
この作品は見逃してましたけど考えたら怖いなぁ♪
2012/03/04(日) 03:43:02 | URL | marr #79D/WHSg[ 編集]
そか~あと10年後って事になると
これ、また今観てどう思うか?ってなりますよね~
ほんと食の問題が年々リアルに感じられるようになってますもんね。
あは^^
パワーショベルで処分されちゃうんや~~ww
2012/03/04(日) 03:50:47 | URL | SHIGE #79D/WHSg[ 編集]
これ懐かしいですね・・・。
子供の頃、テレビをつけたら緑の液体にまみれてチャールトン・ヘストンが戦ってましてね。何のこっちゃ分からんけどおもろいから観てました(笑)・・・。
だから前半は知らない(爆)・・・これ、テレビでの放映機会も少なかったので。
2012/03/04(日) 07:04:42 | URL | ゾンビマン #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
私にはヘストンはこれと猿の軍団しかイメージなくて
完全にSFのおっさんw
わりかし淡々と進みますもんね。
チャック・コナーズさん どの人だったか記憶にないけど
名前覚えておきますね。
と言いながら最近記憶力があやしいのなんのってw
2012/03/04(日) 08:28:28 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
HKさん>
キーワードで攻めるの、ダジャレとかなんでもありなんで覚悟してねw
子供のとき観たらこの世界にはビックリするよね〜。
殺伐としていた。
そか『ミクロの決死圏』の監督さんね。
それまだちゃんと観てない(/∀\*)
2012/03/04(日) 08:32:00 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
港町キネマ通りさん>
わー、大きな劇場でご覧になったんですね。しかもお父様と!
思い出の一本ですね〜。
ポスターのシーンはこんな大掛かりな映し方じゃなかったけど
パワーシャベルで人をすくうところはあって、なかなか衝撃的でした。
2012/03/04(日) 08:36:01 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
翔さん>
ポスターそそられるでしょ。
実際にはもすこし地味な感じだったけどw
そそ、政府の陰謀が怖い。
今も昔もホラーになっちゃいますよね〜。
2012/03/04(日) 08:38:16 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
einhornさん>
人口が増えすぎてにっちもさっちもいかなくなるというのは
ある意味幸せな考え方だったかもしれませんね。
原発の問題などはびこる今では、ヴァンパイアに食べ尽くされて
人間は一人もいなくなった・・って系の方が相応しい気がしますもん。
あれ、ラストの主人公の心の叫びが思い出せない。
ぎゃは、観直します(/∀\*)
2012/03/04(日) 08:42:10 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
コジカさん>
わーい、いらっしゃいませ。
「ホーム」は日本の翻訳ではどう言ってたか知らないんですが
原語ではこうだった気がします。
そうそう、生きる望みのない終末的な世界において、
ここでの最期は決して悪くないなんて思わせるところがありました。
積極的な終末期医療とでも言うか。。
ま、考えたらかなり怖いんですけどね。
パワーショベルのシーン意外に忘れてる人おおいのかな。
さりげに地味目ではあったけど、私にはインパクト大きかったです
機会があればぜひ。
2012/03/04(日) 08:48:21 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
pu-koさんのなら食えるが
HKさんのソイレント・グリーンは
食いたくないな・・・(/∀\*)
きっとソイレント・ブラックだな。
いや快楽亭ブラックかな(意味不明)
リー・テイラー・ヤングは好みの女優だったけど。ライアン・オニールの元嫁さんだったひとね。こんな時代なら
TVのグルメ番組は視聴率ゼロだな。
2012/03/04(日) 08:51:02 | URL | GH字幕 #79D/WHSg[ 編集]
marrさん>
ヘストンはでも、SFの世界において独特の哀愁も醸し出しますよね。
こういうテーマは年々身に迫る問題になってくるから
当時は絵空事と思ってたSFを観直してみると、
今まさにそこにある危機じゃんってことありますよね。
機会があればぜひ。
2012/03/04(日) 08:51:22 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
SHIGEさん>
そう、あと10年後にまさかこうはならないだろうとは思うものの
つい数年前は原発がストップして節電を余儀なくされる事態になることなど思いもしなかったわけで、
文明がそのまま順調に継続するとは単純に信じられない時代になっちゃいましたよね。
そう思うとこの手のSFも将来近いことが有り得てもおかしくないと思ちゃいます。
パワーショベルは怖かったですよ〜。
CGなどない頃の映像なんで余計に。
2012/03/04(日) 08:55:43 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ゾンビマンさん>
あはは、私もある部分からは何度も観てるのに、
出だしは知らない映画っていっぱいあるんですよw
途中から観てもこれは何?何?ってなりますよね。
SFがフィクションでなくなりつつある今だから、これ見てみると面白いかも。
2012/03/04(日) 09:00:09 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
字幕さん>
段ボール餃子と快楽亭ブラックどっちかを選べと言われたら
私は快楽亭を選ぶかもしれません(爆)
黒は健康にいいもの多いしねw
リー・テイラー・ヤングさん、そうなんだ。
結構色っぽい方でしたよね。
ぎゃは、グルメと呼べる闇の食品を使っての番組なら視聴率高そうだけど
じきにパワーショベルが登場しますねw
2012/03/04(日) 09:03:28 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ひょえ~ほんと鋭いところを突いている感じですね。
この食品、なんか想像出来ちゃいました。ポスターのイメージもインパクトありますね。
うぅ・・・明るい未来を返して~~(って誰に言ってるんだかw)
2012/03/05(月) 05:06:32 | URL | おまけ #79D/WHSg[ 編集]
おまけさん>
あは、食品想像がついちゃいましたね。ブラックですよね〜。
ポスターのシーンはとてもショッキングでした。
CGじゃないと思うから余計に。。
何かね、とんでもない世の中に向ってる、、とかって思うことの多い今日この頃、
こういう映画はリアルな怖さがありますね。。
2012/03/05(月) 15:42:12 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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