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【映画】『フューリー』戦車戦の臨場感に震え5人の絆に泣いた
2014年10月22日 (水) | 編集 |



ブラッド・ピット新作『フューリー』観てきました。
客層がいつもと違って兵士あがり風な男性が多かったのが印象的だったな。
フューリー(2014)アメリカ
原題:イギリス
監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット/シャイア・ラブーフ/ローガン・ラーマン/ マイケル・ペーニャ/ ジョン・バーンサル/ ジェイソン・アイザックス/ スコット・イーストウッド
日本公開:2014/11/28
第二次大戦末期、敵地でナチス・ドイツに立ち向かった戦車兵士5人の奮闘と絆を描く戦争映画です。
製作が決まった頃から、じゅりさんが主演は誰かなと気にしてましたが、戦車の司令塔であるブラピは確かに主演ですね。ただし、新人兵士ノーマンを演じるローガン・ラーマンとダブル主演といったところかな。

 冒頭、一人の兵士が戦車フューリー号の中で死んでいる。
その手を握ったまま離そうとしないシャイア君をブラピが引き離し、クルーたちは悲しみに打ちひしがれています。戦車は一台に5人が乗り込み、それぞれに役割を果たしながらチームで戦っているんですね。
死んだクルーの代わりに送られてくるのがローガン・ラーマン演じるノーマン。
チームワークが鍵となる戦車戦に未熟な新人兵士をあてがわれたことに激しく動揺するブラピの心情は、
戦車戦がいかにチームワークとスキルを要するものであるかを見れば納得します。
フューリー号を率いるウォー・ダディことブラピの最大の使命はクルーを生きて帰らせること。
クルー4人の命が司令塔の肩にかかっているのです。



デヴィッド・エアー監督が極限の状況をリアリティと緊張をもって描くことのできる監督であることは『エンド・オブ・ウォッチ』で証明済。男のドラマにも定評があり、敵地を舞台にした戦争映画である本作は、まさに監督の本領発揮の一本となりました。

監督は何千もの戦争の写真を見て、読み取った戦場の空気と歴史の一端を描こうとしたのだとか。
薄暗い空の下、ボロボロの雑巾のように傷ついた兵士たち。
そこに漂う疲弊感や焦燥感に、本作がこれまでの勢いだけの戦争映画とは別物であることが窺えます。
明日をも知れない命だからこそ、運命を共にする男たちの絆も強いわけで
ブラピの役割が単にチーム・リーダーと言うだけでなく、父親的だったことも印象的。
メンバーは仲間と言うよりも家族に近い感じかなぁ。
ブラピはまさにキャリア中、最高の演技。人知れず苦悩する姿にキュンとした。
成長していくローガン・ラーマンも本当にうまいですね。
他のクルーメンバー、シャイア・ラブーフ、 マイケル・ペーニャ、 ジョン・バーンサルもそれぞれの役割を果たしていて、映画の進行と共に5人のチームワークと絆に胸が熱くなること必至。
国を勝利に導くとか、ナチスドイツを倒して平和な世界平和を願うとかそんな大義名分は一切なく
ひたすら生きるために、仲間を生かすために戦う、それこそが戦場の真実だろうと思います。




戦車からは視界が限られているため、敵がどこから現れるか分からないのが本当に怖くてね。
300の敵とたった5人で対峙するクライマックスの緊張は半端なし。
これはぜひ劇場で。

      
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コメント
この記事へのコメント
おぉ~早速ご鑑賞ですね。
この監督のベスト作になってそうですね。
この時期に公開と言うコトはオスカー狙いなのは間違いなしですが、やっぱ有力候補になりそうな一作ですな。
2014/10/22(水) 09:22:05 | URL | Kaz. #79D/WHSg[ 編集]
Kaz.さん>
リアリティがエンタメ性にもなっていて、これは見ごたえありました。
程よい大作感の中にインディーズ出身らしい繊細さがあったのもよかった。
映像面やや演技の点でも賞狙えそうな気がしますね。
どこまで食い下がるか楽しみ~。
2014/10/22(水) 10:28:27 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
映画館でぜひ見たいといったところだけど 映画館がない DVD待です
ロイドブリッジスの戦車対飛行機、 コンバットで
戦車対歩兵、 望月三起也 最前線で戦車対駆逐艦
思いだします
2014/10/22(水) 17:17:52 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
ケン・アナキン監督の『バルジ大作戦』にも
出て来るけど、アメリカ陸軍のM4シャーマン戦車は
ドイツ軍のティーガー戦車に対して
火力も徹甲も弱かったんで真正面からは
まともに勝負できなかったんですね。
数的優位を利用したチームワーク戦法で
戦車戦に臨んだと言われます。
ただティーガー戦車はその性能故、重すぎて
故障しやすい、キャタピラが摩耗しやすく
対戦車砲や対戦車地雷に弱い点もありますが、
高射砲級の88㎜砲でシャーマン戦車を
一撃で撃破する破壊力は凄かったとか。
2014/10/22(水) 18:06:45 | URL | GH字幕 #79D/WHSg[ 編集]
う~ん、とうとう本格的にオスカー賞戦に絡む作品の公開が始まってきましたね!
これはもちろん観ますよ~。
ブラピが出るってだけで「お、クオリティー高いね」って思わせちゃうって凄いよね。
人間ドラマがしっかり描けてないとただのドンパチ映画になっちゃうもんね。
早く観てわたしのブログの戦争カテの第一弾にしたいわ~。
ブラピのキャリア史上最高の演技を観るのが楽しみ。
きっとじゅりさんもわたしのファスの時のように(全裸ではないだろうけどさw)ワクワク待機中でしょうね!
2014/10/23(木) 00:32:23 | URL | みーすけ #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
映画館各地にあるといいんだけど、現実は難しいねぇ。
戦車が主役の映画色々あるんですね。
今回戦車のオペレーションについて初めて知ったことばかりだったけど、他の映画と比較してみたい気もする。
2014/10/23(木) 07:50:30 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
字幕さん>
字幕さんは銃器だけでなく戦車にも詳しいねぇ。
そうそう、ティーガーとシャーマン戦車の違いは冒頭フリップで説明されてました。
一瞬の判断で敵を撃破するチームワークが見もので、役者もマーシャルアートなどでフィジカルな訓練を積んだみたい。
2014/10/23(木) 07:57:47 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
みーすけさん>
いよいよだねぇ。
こちらでは特に来週から期待の作品が続々と公開されますね。
そう、エアー監督自身まだインディーズ系のイメージなんだけど、ブラピが出ることでハリウッド大作の凄みが出るんですよね。今回は演技でもそれに応えていたと思うなぁ。
戦友と言うよりむしろ家族な5人の連帯感が凄くよかった。
おー、みーすけさんの初戦争カテ入り作品ね。お楽しみに。
じゅりさんもキリンになって待ってるはず♪
2014/10/23(木) 08:03:25 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
きたーーーー!!o(≧∇≦o)
もう観れたなんて羨ましいーーー!!
そですか、マイダーリンキャリア最高の演技っすか!!
そうそう、最初はローガンくん主演って聞いてたもんだから(直接?w)
ウォーダディという役名のとおり、父親的存在なのかな?
わーん、もう待ちきれないわ~~~
あ、↑全裸で待ってればいいのね?o(≧∇≦o)(誰もそんな事言ってない)
もろちん初日に観に行きますですよ!!
2014/10/23(木) 08:38:47 | URL | じゅり #79D/WHSg[ 編集]
はー、観ちゃったよ~。
多分ローガン君が主演になると思うんだけど、じゅりさんダーリンもめちゃ頑張ってた。
名前のとおりお父さん的存在でしたね。
てもう、全部聞いてるよね(笑)
いっぱい人を殺しまくる映画なので、賛否は分かれるかもと思うところはあるけど、見ごたえありました。
初日、全裸でぜひ。あ、違うか(笑)
じゅりさんの場合特別に全裸+ハイソックスも可。
それも違うってか?w
2014/10/23(木) 15:46:25 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
怖そうだなぁ
根本的に戦争映画は苦手なんですよネェ
なんかのキッカケでよし、見よう‼︎って思うんで、
見ることになるんですが(笑)
2014/10/23(木) 17:56:30 | URL | 翔 #79D/WHSg[ 編集]
男の魂がぶつかり合う戦争もの大好きなのよん♪
でさ、確かに「ブラピ=クオリティー高い」って
誰しもが納得するってすんげ~事だよね。
ま、ソレはいいとして、私的にはシャイア・ラブーフなんかも
好きだったりしちゃったりしてしまってるわけで。
初代トランスフォーマーを劇場で観て
「なんやねん、この好みのおのこ・・・」って事になり、
黒ぶちメガネで出てた何だったっけ、ソレも良かったし、
とにかく、1本の映画に「おおおお」って役者が2人以上出るなら
観るべし、って事だよね。ハイ。
あ、「ショーン・オブ・~~~」観たよ。
アメリカンジョーク満載で、お婆な私には若干「はぁ~?」だった。
ゴメンよpu-koちゃんm(__)m
2014/10/24(金) 06:04:26 | URL | chaco #79D/WHSg[ 編集]
翔さん>
グロいのがダメかな。
これも戦車で人普通に轢いてたりしてよく観るとグロいとこあるけど
敵を倒す様子はゲーム的でもあってあまりグロく感じないの作り手の配慮かも。
2014/10/24(金) 09:12:59 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
chacoさん>
ま、作品は色々だけど、まず名前があると観たくなる役者だよね。
シャイア君も地味目ではあるけど頑張ってて、最近私も彼を見直してるわ。
男同士の魂ぶつかる映画が好きならきっと好きだと思う。
あー、『ショーン~』観てくれたのね。で、だめだったか(笑)
忙しいときに無理して観てくれたんでしょ。
余裕があるときだとまた違った感想になるかもだけど、オタク炸裂だし監督作品は好みは分かれるかもね。ごめんね~。
で、これアメリカンじゃなくてブリティッシュ・コメディね(笑)
2014/10/24(金) 09:21:12 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
初日レイトショー行ってきましたー!
監督らしいリアリティのある臨場感でしたね。
ホント、今までの戦争映画とは別物であると感じられました。
歴戦を勝ち抜いてきたという事は、仲間の死を誰よりも多く見ているという事で、その深い悲しみが時折垣間見れるマイダーリンに、涙でした(←感情移入しすぎ?)
公開中にまた観に行きまっす!w
こちらからもトラバさせていただきますね~(^ー^)
2014/12/03(水) 08:34:24 | URL | じゅり #79D/WHSg[ 編集]
じゅりさん>
ほんと臨場感半端なかったね~。
うんうん、最前線で戦う兵士の目線で描くと戦争ってほんとこういうものだろうと思いました。
あー、さすがブラピダーリンの内なる心もしっかり読み取ってる。
でもほんと、そんな悲しみの表情も見せてくれて良い演技でしたね。
おー、また行きますね。寒いのでお気をつけて。TBありがとうございました。
2014/12/03(水) 15:51:50 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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