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【映画】『SCUM/スカム』初公開! 世界のどす黒い危険な闇映画 第二弾
2014年10月15日 (水) | 編集 |
 

中休みは特集を離れ、日本公開作品をチェック
『荒野の千鳥足』に次ぐ≪初公開! 世界のどす黒い危険な闇映画≫第二弾『SCUM/スカム』を観てみました。
SCUM/スカム(1979)イギリス
原題:Scum
監督:アラン・クラーク
出演:レイ・ウィンストン /ミック・フォード / ジュリアン・ファース/ フィル・ダニエルズ
日本公開:2014/10/11
イギリスの少年院に収監されたカーリンは、施設を牛耳る少年や監守らによる不条理な暴力に耐える日々を送っていた。
やがてカーリンは、閉鎖された世界で生き残る術を身につけていく。
 
 
1970年代イギリスの少年院を舞台に、院内の不条理な暴力と陰惨な管理を描く作品です。
もともとBBCのテレビムービーとして製作されながら、過激な内容が問題となりお蔵入りになったものを、
監督のアラン・クラークと脚本のロイ・ミントンが映画として作り直し、執念の公開に至ったのだとか。

少年院での暴力を赤裸々に描く作品としては『孤島の王』が記憶に新しいですね。
そちらは施設側の絶対的な支配に院生たちが大掛かりな脱出作戦を繰り広げるさまがスペクタクルな見せ場となる作品でした。

 

本作でも院生たちは施設側の支配に屈辱を受けるわけですが、最初は地味目に展開し、
むしろ院生内での勢力争いがメインになります。

暴力で仲間を制し、やがて新たな勢力が台頭していく様子はボス猿の王座争いのごとし。
更生施設であるべき少年院で暴力を制すために暴力が生まれるのは皮肉なものです。

少年院側の陰湿な管理にも反吐が出る思い。
ある事件を機に、少年たちの怒りが怒涛となって押し寄せるクライマックスその後唐突に、
しかも淡々と映し出されるラストシーンにはやるせなさだけが残ったなぁ。
 
 

主人公のカーリンを演じるのは本作がデビュー作というレイ・ウィンストン
若くて優しいお顔のウィンストンが、やがて院内で生きるすべを身につけていく少年を好演してました。
 
ちなみに、ウィンストンが靴下にビリヤードの玉を入れたもので敵対する仲間を殴るシーンがワンカットで描かれていて、
マジで殴ったのかと気になったんですが、実際はスタッフが床に寝転び、ピンポン球入りの靴下と交換しているとのこと。

リアリティを出すために工夫されてるんですね。
愛情のない弾圧は怒り以外に何も生まないと感じた一本です。

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コメント
この記事へのコメント
79年というと さらば青春の光の頃の映画ですね
あれもイギリスの暴力、青春映画でしたが
WHOはモッズとはなんの関係もありません
売らんかなの戦略 ま、奴らも不良でしたが
2014/10/15(水) 17:16:53 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
「es」の実態版だね。ちとチャウか!?
ピンポン玉のくだり、妙にリアル。
因みに、レイ・ウィンストン君なんだけど、
高校の時ソックリな男子いました。かんけーねーなぁ。
>愛情のない弾圧は怒り以外に何も生まない
う~~~ん深い・・・
逆に、こういう所での弾圧は愛情なんか含むハズがないんじゃね?
何書いてるのか分からんぞーー!大丈夫かーー?
2014/10/16(木) 03:20:55 | URL | chaco #79D/WHSg[ 編集]
う~ん・・・ドス黒いですな(笑)・・・。
少年院とか刑務所に入っとるヤツって、基本的に反省してないから、元気な猿と同じ争いをするんやね(汗)・・・。
ビリヤードの球で殴られたら大変ですよ。
2014/10/16(木) 03:36:05 | URL | ゾンビマン #79D/WHSg[ 編集]
レイ・ウィンストン、若っ!(笑)
そうかぁ~これがデビュー作なんですねぇ。
ナニゲに脇でシブい俳優さんですよね、この人。
題材もストーリーもシビアな感じで、ちと観てみたいな~。
2014/10/16(木) 04:01:54 | URL | Kaz. #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
それ観てないわぁ。
『長距離ランナーの孤独』もこの系譜。
60年代から70年代の英国製青春映画って体制への憤りを描くものが多かったのかな。
2014/10/16(木) 09:32:28 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
chacoさん>
あ、私も途中『es』思い出したよ。
看守(とは言わないかな)というだけで、どうしてそんな高圧的になれるんだって。
まぁ、ワルの集まりでもあり、なめられちゃいけないってのもあるんだろうけど、相手は未成年だから、教育によってまだまだ変えられると思うんですよね。
そういうのがまるでなく、ただ就労させて押さえつけるだけってところが腹立たしい映画でしたわ。
2014/10/16(木) 09:39:37 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ゾンビマンさん>
どす黒いですかねw 
『荒野の千鳥足』に比べるとややインパクトに欠けましたけど。
そっか、、刑務所や少年院に入っても反省しないのか。
それじゃ更生ではなく、ただの罰ですねぇ。
ビリヤードの球、しかも二個仕込んでましたからね。
頭蓋骨陥没するレベルですよね(汗)
2014/10/16(木) 09:42:54 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
Kaz.さん>
レイ・ウィンストン若いでしょ~。
いまはすっかりオッサンだけ、でもお顔よくみるとそうは変わってなく可愛かったんだなとw
デビュー作から青いのに結構渋いというか、肝が据わった感じがありますね。
内容的にはあまり愕きはないものの、だからこそリアルで抜けられない怖さみたいなのが漂う作品でしたよ。
2014/10/16(木) 09:49:02 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
おお、これ気になってたんだけど超重そうだなぁ。
てか、レイ・ウィンストン若!!
デブ・・・大きく成長したおっさんな彼しか知らないからびっくり!
こんな可愛らしい顔してたんだぁ~人に歴史あり。
「ニル・バイ・マウス」ゲス!「フェイス」ゲス刑事!フェイク・ドキュメンタリーでジュード・ロウの嫁(当時)と浮気したり、なんかゲス!なイメージが強いウィンストンさんですが、こんなだったんだぁ・・・。
この作品ではゲス?
2014/10/16(木) 18:38:56 | URL | みーすけ #79D/WHSg[ 編集]
みーすけさん>
レイ・ウィンストン わっか でしょ(笑)
デブwのおっさんも昔はこんな可愛いお顔だったのね。
>フェイク・ドキュメンタリーでジュード・ロウの嫁(当時)と浮気
そ、それなんだっけ?w チェックしなければ。
この作品ではね、ナイーブな不良少年から少年院のボスに上り詰める若者を演じてます。
しっかりお金儲けなんかするところはゲスの片鱗か?w
でもまだ一本筋が通ったワルでした。
2014/10/17(金) 08:22:04 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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