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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
2012年12月04日 (火) | 編集 |
今月はオスカー予想を絡めながら関連映画を紹介していきます。
まずは『ブロークバック・マウンテン』のアン・リーがヤン・マーテルのベストセラー小説『パイの物語』を映画にした『ライフ・オブ・パイ』。
難破した貨物船から生き残り、救命艇で漂流を続ける一人のインド人少年とベンガル・タイガーの奇妙な関係を寓話的に描く作品です。




ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
2012年(アメリカ)
原題:
Life of Pi
監督:アン・リー
出演:
スライ・シャルマ、 イルファン・カーン、 アディル・フセイン、 タブー、 ジェラール・ドパルデュー、
 レイフ・スポール


タイトルのパイというのはインドに暮らす少年の名前。
幼い頃からヒンズー、イスラム、キリストを崇め、神に興味を持つ少年です。
ある日家業である動物園をたたみカナダに移住するという両親とともに
動物たちを乗せ海の旅に出るのですが、途中激しい嵐に遭い船は難破してしまいます。
かろうじて救命艇に乗り移ることが出来たパイですが、
気づくとボートには他に同乗者、いや動物たちが。
最終的にパイはトラと共に大海を漂流することになるんですね。
映画は少年が何故生き延びることができたのかを描きます。




アン・リーも色んな映画を作る方ですが、今回も本当に意外な作品チョイスですよね。
しかもこれ3D映画なんですよ。
私は残念ながら時間の都合で2Dで観たんですが、途中で物凄く後悔しました。
というのも、夜の海の映像が驚くほどに美しく、宇宙空間を漂っているような錯覚に囚われるんですよ。3Dで観たらどんなに気持ちいいだろうと思わずにいられなかった。もう一回観ようかと思うほどです。

そんな映像もあってか、この映画にはどこか寓話的な不思議な感覚が付きまといます。
これ大人になったパイが漂流生活を自伝にしようと、作家を招きストーリーを語るところから始まるのだけど、終盤にきてちょっとしたサプライズがあるんですな。
フヘ?そ、そんな話だったの?って。

それに関してはちょっと感想書きにくいんですが。。
結局この映画が描くのは「神」なんでしょうね。
パイはトラがいなければ過酷なサバイバルを生き抜くことは出来なかったでしょう。
トラはパイにとっては希望を与え続ける神だったと。
幼い頃、神が人に試練を与えることに納得できなかったパイが
ついに神の本質を知ることになる、そんな映画だったと思います。
ちなみにトラの名前はリチャード・パーカーw

この映画、当初シャマランで撮る予定があったのだとか。
アン・リーで正解だったんじゃないでしょうか。
3000人の中から選ばれたという17歳の新人スライ・シャルマの自然な演技も素晴らしい。
壮大な自然と立ち向かうアドベンチャーにワクワクし、生きる力にひたすら感動するのですよ。
作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞など複数のカテゴリーでオスカーに絡んでもおかしくないですね。

日本公開は来年1/25~!

★★★★☆

 

 

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コメント
この記事へのコメント
何となくシャマランが撮ったら変な映画になりそうw
どちらにせよ、東洋系の監督に、って話だったのでしょうね。
わざわざリチャード・パーカーってつけているところも寓意ですね。
3Dで見た方がいい感じそうですね。
アン・リーの感覚がうまく働いている感じですか?
2012/12/03(月) 11:19:27 | URL | miskatonic #79D/WHSg[ 編集]
結局、トラは食料品やったとですか
ポ-作品ならそうやけど  後日実際に起きたそうですね
2012/12/03(月) 18:14:23 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
3Dで見れる環境があるんですか、羨ましいです♪
2012/12/03(月) 18:36:23 | URL | New versus #79D/WHSg[ 編集]
これ、気になっているんだけど
トラいがいの動物とかも、かわいそうなシーンとかある???
(魚類のぞく)
見たいようなみたくないような…
2012/12/03(月) 19:19:26 | URL | る~ #79D/WHSg[ 編集]
…シャラマン(笑)
そういや、ラジー獲得した作品も少年が主役でしたねw
こちらは先日劇場で、予告編観てきたのですが映像が圧倒的!しかも、ワクワクさせてくれました。
ストーリーも丁寧にねられているように感じましたし、予告編はこうでなくちゃ、って。(笑)
pu-koさんのアドバイス通り、3Dで観ます!(^。^)
2012/12/03(月) 21:28:10 | URL | ケイト #79D/WHSg[ 編集]
コレ、こちらのTOHOシネマズのトピックスで猛プッシュされている作品で、凄く気になっていました。
アン・リー監督は前作の『ウッドストックがやって来る』が最高に良かった。
(私は昨年のベストのひとつに挙げたら総スカン食らったんですが・・・)
なので、絶対に観にいきます。
私はpu-koさんの記事を観て、行くと言えばちゃんと観るから優秀ですよね(爆)・・・。
2012/12/04(火) 02:35:53 | URL | ゾンビマン #79D/WHSg[ 編集]
うわ~夜の海の映像が観たいです!
トラと旅したら、喰われそうってとっさに思ってしまう私ですがw
何かの象徴なのかな。
オスカーにも色々絡んできそうなんですね。
とっても楽しみです!
2012/12/04(火) 08:22:28 | URL | おまけ #79D/WHSg[ 編集]
リチャード・パーカーとは、これまた立派な名前だ。(笑)
そうですかぁ~、なんか読んでるだけでファンタジー的な要素も大きいのかなと思います。
でもアン・リーも器用ですなっ。
ジャンルの違う映画を撮れるというのは、名監督の証拠かな~。
これも観ておきたいですなぁ。 出来れば3Dで。(笑)
2012/12/04(火) 08:27:31 | URL | Kaz.Citta' #79D/WHSg[ 編集]
そそ、これ予告でみてアン・リーがこの映画?って意外~と思いました。
しかも3Dで見たほうがいいんですか。映像がいいんですねぇ~。
そりゃシャマランじゃなくて正解だったと思います(笑)
サプライズが気になります~(^^)
2012/12/04(火) 11:09:24 | URL | LAGUNA #79D/WHSg[ 編集]
miskaさん>
でしょでしょ。
シャマランだと「不思議」や「寓話」を超えて「変」になりそうな気がしますよね~ww
それがシャマランの次にはジュネ監督にオファーされてたようで、プロダクト側の意図はイマイチ判らないのだけど、幻想的な絵作りができそうな人をというチョイスでしょうか。
アン・リーの作品はあまりに多様なもので、彼の感覚というのをイマイチつかめてないのだけど、ハリウッド映画に染まらないところと、絵作りの凄さだけに終わってないところがいいところかな。
2012/12/04(火) 19:05:52 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
トラは食料にはならなかったよ。
こういう実話があったんですか。
でも人間を食べるよりはトラの方がいいよね・・
2012/12/04(火) 19:07:17 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
New verusさん>
はい、観れる環境にあるというのはありがたいことですね。
3D用に撮影されたものでも、3Dで観なくてもなぁと思うものも正直多いですが
これは3Dが良さそうです。
2012/12/04(火) 19:10:17 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
る~さん>
弱肉強食というシーンもあるのはあるけど、瞬間だし
グロい描き方にはなってないので大丈夫よ。
これはお薦めです。
2012/12/04(火) 19:12:01 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ケイトさん>
あはは、シャラマンww
そうね、エアベンダーとかも最近は少年が出てくるのにあまりいい印象ないからシャマランは止めといて正解だったかもw
あ、というか、そもそも『レディ・イン・ウォーター』のために降板したみたい。
映像が凄いよね~。
私も予告でも随分楽しませてもらいました。
うんうん、自分が観てないのに言うのもなんだけどきっと3Dが正解だと思う(笑)
2012/12/04(火) 19:17:48 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ゾンビマンさん>
えーー、『ウッドストック~』私も凄く好きですよ~。
なんで総スカンw
これは観ておくと難破に役立つ知識も得られると思いますw
あ、ナンパじゃないよ(爆)
そうそう、ゾンビマンさんちゃんと観るからすっごい感心。
ってか私もDVDで観てるようなインディーズ系のものも劇場で観てるもんなぁ。
その環境が羨ましすぎです。
2012/12/04(火) 19:22:04 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ほんとアン・リーにしては意外な作品チョイスですね
あ、シャラマン先生がww彼が撮るとどこかSF的になっちゃいそうやし
正解ですよね~~
フヘ?そ、そんな話だったの?ってので更に観たくさせる~~
1月公開ですね。メモっておきます!
2012/12/04(火) 21:52:36 | URL | SHIGE #79D/WHSg[ 編集]
海洋もので3Dだってぇ?
船酔いしそうだからちゃんとナイロン袋持っていかなきゃ(笑)
2012/12/05(水) 01:20:26 | URL | GH字幕 #79D/WHSg[ 編集]
おまけさん>
夜の海の映像が幻想的でね。それはそれは奇麗でした。必見。
そう、トラは凶暴でしかもお腹を空かせてるから、パイ君も食われないために懸命です。
その攻防も面白いところでしたよ。
うん、トラは何かの象徴だと思います。
オスカーにどこまで食い込むかも期待。
これだけ単純に楽しめる映画も少ないですね。
2012/12/05(水) 06:29:30 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
Kaz.さん>
ね、立派な名前w
小さい時からずっとそう呼んで来たんですよ♪
そうそう、ファンタジーでもあるんですよね。
映像だけでなく、話からそうもそうだったのかって。
『ハルク』以来驚かないつもりだけど(笑)やっぱり、こんなジャンルも撮るのかぁって思いますねぇ。
うんうん、これは出来れば3Dがいいんじゃないかと。ぜひ。
2012/12/05(水) 06:35:16 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ラグナさん>
意外ですよね〜。
でも思い返せばこれまでの映画どれも一貫性なくて意外なのよね(笑)
実際に観てなくて言ってるんですが、3Dでその映像の中に入り込んだらどんなに気持ちよかっただろうって思うシーンがあったよ。
もう一回観たいくらい。
2012/12/05(水) 07:06:06 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
SHIGEさん>
そうそう、シャラマンwに撮らせると、変にSF的な部分が突出して
トラとの交流とかサバイバルのリアルな部分が浅くなるのかなぁと思ったり。
はい、ぜひ観て「フヘ?」って驚いてください(笑)
2012/12/05(水) 07:10:53 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
字幕さん>
映画館に入る時にビニール袋持参してるオッサンの隣には座りたくないなぁww
海洋ものの3Dどうでしょうね。
タイタニックも大丈夫だったから問題ないかもと期待してみる。
2012/12/05(水) 07:12:38 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
何回も映画館でプレビューを見せられてましたからね、、そうっか3Dお勧めね、、字幕さんみたいに酔ったらヤバ、、(笑)。来週から封切りなので行きまっせ、、。
2012/12/05(水) 22:20:06 | URL | guch #79D/WHSg[ 編集]
guchさん>
コメント落としてました~。すみませんm(_ _)m 
3Dで観てない私が言うのも変だけど、これは3Dで観るのが正解という気がします。
そんなに揺れを感じることもなかったので3Dになっても大丈夫かと。
感想お待ちしてます。
2013/01/05(土) 14:25:58 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
シャマランが監督する予定だったらしいですが、彼なら、ラストのところにもう少し明快な決着をつけたかもしれません。おっしゃるように、この映画、「神」を描いているように思いました。生きることと信仰について考えさせられる映画でして、トラが極限状況における神のように見えましたです。
2013/01/26(土) 16:37:13 | URL | einhorn2233 #79D/WHSg[ 編集]
アン・リーは「恋人たちの食卓」以来、大好きな監督です。
本作も想定外の展開で・・・。映像美も素晴らしかったし、リチャード・パーカーも素晴らしかった(?!)
TBさせてくださいね。
2013/01/28(月) 07:19:57 | URL | アンダンテ #79D/WHSg[ 編集]
einhornさん>
シャマランは主人公と同じ国民性ということで、
いつものシャマラン節に加えて独自の解釈もあったかなぁと思うので、彼だったらどういうものを撮ってただろうかと気になります。
リチャード・パーカー=神だとは思ったものの、作り手の意図するところは私は結局理解出来てなかったと思います。
2013/01/29(火) 17:22:51 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
アンダンテさん>
アン・リー深いですよね。色んな作品を撮るのはそれだけ引き出しも多いという事。
今回も驚かされました。
リチャード・パーカーもCGとは気付かない出来映えでした。
TBありがとうございました。
2013/01/29(火) 17:24:51 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
リチャード・パーカーに関してもう一つ記事をアップしました。そちらもTBさせてくださいね。
2013/01/29(火) 19:45:05 | URL | アンダンテ #79D/WHSg[ 編集]
これは気になる~っ
3Dで見たらおっかなそうだけど(^^;)
2013/02/05(火) 17:25:43 | URL | 翔 #79D/WHSg[ 編集]
原作はアメリカの学校の教科書に載るぐらいなんですってね。私はやはりオラウータンは母親でトラは自分自身なんだろうなって思いました。原作を読んでから鑑賞したらかなり違った作品になっていたのかなと思いました。なかなかの作品でした。
2013/02/07(木) 02:27:26 | URL | dance #79D/WHSg[ 編集]
アンダンテさん>
リチャード・パーカー記事参考になりました。
ありがとう~。
コメントのお返しが遅くなってごめんなさい。
2013/02/07(木) 21:15:59 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
翔さん>
3Dで観たら虎が襲ってくるようで怖いかもですね。
幻想的なシーンがあるので、そこは3Dで観たかったなぁって思いました。
2013/02/07(木) 21:27:02 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ダンスさん>
そうですね。
でも一度目は結末も原作も知らずに観れて良かった。
また再見すると違った発見があるかもです。
2013/02/07(木) 21:29:04 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
こんばんは。
よくまぁこれだけの映像を作れたものだと感心させられました。
CGのトラも全く違和感がなかったです。
ただただ映像の美しさに圧倒された作品でした。
物語りもどう結末を迎えるのか気になり、漂流してからラストまで引き込まれました。
2013/07/26(金) 11:05:04 | URL | ヒロ之 #79D/WHSg[ 編集]
ヒロ之さん>
本当に、映像の美しさに酔いしれますね。
サバイバル自体も見ごたえありましたが、実際に映画の描くものはかなり不快ンァdロウと言うところも面白いところでしたね。
TBありがとうございました。
2013/07/26(金) 22:40:48 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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13-9.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 3D■原題:Life Of Pi■製作年、国:2012年、アメリカ■上映時間:127分■観賞日:2月1日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)■料金:1,300円□監督・製作:アン・リー◆スラージ・シャルマ(パイ・パテル)◆イルファ
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