映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
ゲッタウェイ
2014年02月03日 (月) | 編集 |




逃げる映画特集2本目は『ゲッタウェイ』
サム・ペキンパー監督、スティーヴ・マックィーン主演のサスペンス・アクションドラです。
ゲッタウェイ(1972)アメリカ
原題:The Getaway
監督:サム・ペキンパー
出演:スティーヴ・マックィーン/ アリ・マッグロー / ベン・ジョンソン/ アル・レッティエリ/ サリー・ストラザース / スリム・ピケンズ/ ボー・ホプキンス/ リチャード・ブライト 
 銀行強盗の罪で4年間服役中のドク・マッコイ(スティーヴ・マックィーン)に釈放の許可が下りた。地方の政治家と裏約束を交わしたのだ。予定通り銀行強盗を働くドクだったが、ギャングには渡さず金を持ったまま逃走した。


古い作品でもあるので、今回はネタばれ全開です。未見の方はご注意くださいね。

冒頭、仮釈放を許されなかったドクの苛立ちを散々映し出した後
面会に来た妻キャロル(アリ・マッグロー)を役人の部屋に行かせ、次のシーンでは出所。
ペキンパーの手際のよい演出に感心しながらも、妻を利用するとはいただけないなと勝手に思ってしまった。
でも違ったのね。どうやら妻キャロルは自分の意思でドクのために身体を差し出したようで、
それを知ったドクは激怒。なんだぁ、ドクが仕向けたんじゃなかったんだ。
うんうん、マックィーンはそうでなくっちゃ。
しかし面白いのは、この夫婦、逃避行中もずーーっとその不協和音を引きずるんだな(笑)
苛立ったマックィーンは北島のサブちゃんに見えたし(汗)




カーチェイスや巧く追っ手を交わしたりの、スリリングなアクションを楽しむ一方で
マックィーンとマッグローの顔がずっと曇ったままなのが気になる。
修復を図れるのかという夫婦の問題を軸に据えた見せ方が面白い。

2人の関係を回復させる鍵となるのがごみ収集車のシーンでしょうね。
マッグローの半泣きはマジでしょと思うほど、アクションとしても迫力なんだけど、
ごみにまみれ汚れ果てたことで、過去の汚れを払拭できたというのかな。
その後から2人の距離がグンと縮まったのを感じ、ようやく安堵。
緩急の見せ方もお見事です。




2人を執拗に追う、悪役ルディ(アル・レッティエリ)の存在感も面白いよね。
そのルディに拉致された医者の妻(サリー・ストラザーン)が、水を得た魚のように生き生きしてくるのがまた可笑しい。先日ペキンパーの『砂漠の流れ者』のTV放送を録画しながらチラ見したのだけど、監督はイロっぽい金髪女性がお好みに違いない(笑)

ラストシーンは爽快でした!!




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コメント
この記事へのコメント
これは凄く良くて深い夫婦のお話ですよね。
獣医の夫婦との対比が見事でした。
「俺も辛いんだ」と葛藤しながら、「お互いに頑張ってきたじゃないか」って言うマックィーンにシビれました。
ホンマにあのラストシーンは良いわ。
2014/02/03(月) 02:35:25 | URL | ゾンビマン #79D/WHSg[ 編集]
懐かしいな。
もう40年前ですわ。
劇場で観たのはね。
リメイク版もあるけど
やはりこっちですよね。
ラストは
『俺たちに明日はない』
のような夫婦が蜂の巣
にされる設定も
用意されていたとか。
2014/02/03(月) 02:36:55 | URL | GH字幕 #79D/WHSg[ 編集]
むかーーーーし、むかしの、そのまたむかしに観ました♪
確か、マックグローはパラマウントのしゃちょーか専務?と結婚してたんだよね。
でもさ、マックイーンとくっついちゃったんだよね。
この映画がきっかけだったの?
話は違うけど、フィリップ・シーモア・ホフマンが亡くなったんだってね。
46歳だって。薬物の過剰摂取だって。
いい役者だったのにね。残念だよ。
2014/02/03(月) 05:50:32 | URL | chaco #79D/WHSg[ 編集]
おおっ、『ゲッタウェイ』(゚∀゚)キター!
しかもキム・ベイシンガーのリメイクじゃないオリジナルのほう。
わかっていらっしゃる^^
アクションが超カッコイイです!
12口径ショットガンの重量級の破壊力!
ポンプアクションの威圧感のある「ガシャッ」という音がたまりません。
悪党が吹き飛ぶときのスローモーションが実に痛そうです^^;;;
>夫婦の問題を軸に据えた見せ方
あっ、たしかに追跡劇と平行して夫婦の関係の危機とその修復が描かれていました。
ちょっと『ビフォア・ミッドナイト』に通じますね(むりやり〜)。
ぼくが中房の時は「マックイーンかっこいい!」だけだったけど、
20を少し越えた今(ちょっとうそ入ってます)の目線からだと新たな発見があるというかー。
主人公はタフガイヒーローの半面、しょせんはこらえ性がなくふつうのカタギの生活ができない欠陥人間なんだなーと思います。
4年懲役が我慢できず、妻を身売りするように追い込み、結局命の危機にまでさらされます。
ラストは夫婦仲直りしてメキシコに脱出するハッピーエンドであるとともに、おそらく二度と故郷に帰ることはできないというアウトローの哀愁も感じさせます。
トラックを売ってくれるおじいちゃん、いい味ですよねえw
あと、現金バッグを万引きしたうれしそうな小悪党とか。
ちょっと笑えるところがあるのがすごくいいです。
>監督はイロっぽい金髪女性がお好みに違いない
ペキンパーの画像みたら、あら、超渋いイケメンで。
そりゃあ、当時はさぞかし...w
ぼくはその金髪美女に相当ひどいめにあわされたんじゃないかと推測します^皿^
2014/02/03(月) 06:31:36 | URL | yossy #79D/WHSg[ 編集]
いいですよね~、この時代のこの乾いた雰囲気が。
実生活でも夫婦やった2人ですが、演技でもたっぷり楽しませてくれるから。
監督ペキンパー&主演マックィーンは、じつに贅沢やったわぁ。
2014/02/03(月) 08:49:35 | URL | Kaz. #79D/WHSg[ 編集]
ゾンビマンさん>
夫婦の関係がこんな風に描かれてるとは思いもよらずでした。
そうそう、獣医夫婦が思わぬ対比となってましたね。
ご主人がお気の毒で・・(汗)
困難を力を合わせてのりきる2人はたくましかった。
ラストシーンにはだからこそのカタルシスがありましたね。
2014/02/03(月) 16:05:03 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
字幕さん>
リメイクもありましたね。
ところどころしか印象に残ってない。
やっぱりこちらが面白いし、演出がいちいちツボでした。
えーー、最後はそんなシーンもありだったんですか。
でもそれじゃやっぱり二番煎じになるし、ホンワカ終わってくれてよかった。
2014/02/03(月) 16:08:22 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
chacoさん>
えー、そうだったの?じゃ奪略愛?
てか私は2人が恋人(夫婦?)だったことも知らなかったわ。
映画の中でもキスシーンがかなり力入ってたは気になったんだけどw
ホフさん・・
悲しいねぇ(泣) もう、どうして薬剤なんかに走るかな。
46歳 まだまだいい仕事しただろうにね。本当に残念ですよ。
2014/02/03(月) 16:18:27 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
yossyさん>
はい。同じゲッタウェイならやっぱりこっちいっとかないとね。
アクションにCGとか使わない分余計リアルな迫力があるよねぇ。
うわぁ、今の痛かっただろ?とかマジで心配になるほどでした。
で、ラストはそうね、爽快でもある一方、国を捨てる覚悟の厳しい選択でもあっただろうし。
またいつ追っ手がやってくるかもしれないことを思うと、ホンワカばかりもしてられないですね。
そうそう、脇役たちのキャラも立っててそれぞれの人生を思わせるところも巧い。
おっと、私もペキンパー画像検索してみました。ほんとだ、カッコいい。
あはは、ブイブイいわせながら、痛い目にもあってるかもだw
2014/02/03(月) 16:30:46 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
kaz.さん >
あー、乾いた雰囲気。確かに~。
実生活で夫婦だったことも知らずに観ちゃいましたが
終盤の息もぴったりの感じがよかったなぁ。
マックィーンもペキンパーもちっとも観れてないので、遡って観てみたいです。
2014/02/03(月) 16:42:56 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
あちゃ見た気になって見てないシリーズだ!
いや〜サブちゃんなんて〜(笑)
2014/02/03(月) 20:12:30 | URL | 翔 #79D/WHSg[ 編集]
何だかすごい昔に見た記憶が(笑)。
今見ると、もっと面白く見れるかな、と云う作品ですね。
あまり物がわかってない年頃にたまたま見たので(笑)、
アクションの苛烈さのみが印象に残ってます。
私もマックィーンの映画はあまり見ていないんですよね。
この間、TVでたまたま「タワーリング・インフェルノ 」のリマスターやってて、
マックィーンもニューマンもみんな若!って思いましたw
2014/02/04(火) 00:19:33 | URL | miskatonic #79D/WHSg[ 編集]
これ観た気になってて、実は観てないかも( ̄∀ ̄*)
観なくちゃ~(^-^;
2014/02/04(火) 07:25:52 | URL | じゅり #79D/WHSg[ 編集]
翔さん>
サブちゃん似なんて言ったらマックィーンファンに叱られそうだけど
薄い色のサングラス姿が妙にサブちゃんを髣髴とさせたのよねぇw
2014/02/04(火) 12:29:43 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
miskaさん>
あはは、そうですよね、もう42年も前の映画!!びっくり~w
確かに今観るとまた面白いかも。
夫婦の微妙な空気感とか、脇の人物の見せ方にしても完全に大人の映画ですよ。
あー、『タワーリング・インフェルノ』こそ、私はまだキャストの名前も殆ど知らない大昔に観たきり。観たい~。
2014/02/04(火) 12:35:08 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
TV時代からマックィーン・ファンだったので、ほぼ(多分)劇場鑑賞したと思います。これは今見たら印象変わるんだろうな~。
それまではおしどり夫婦と言われたマックィーンが離婚してマッグローとくっついちゃったのは、ちょっとショックでした。
銃と車はマックィーンには欠かせません!
2014/02/06(木) 18:59:33 | URL | アンダンテ #79D/WHSg[ 編集]
アンダンテさん>
おー、戻られましたか?
時差ぼけになってないかな。
マックィーン作品ほぼ劇場鑑賞とは凄い!それだけ大スターだったんですね。
おしどり夫婦だったんだ。映画で熱烈に愛し合う役なんか演じるとプライベートと感情をわけるの難しいかもですねぇ。キスシーンも濃厚だったもんなぁ。
銃と車!確かに。
2014/02/06(木) 22:22:00 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
有名な作品だよね~
でも、みてないの
なんか、ペキンパーと改めて知って
見る気がみなぎってまいりました~
2014/02/08(土) 02:42:41 | URL | る~ #79D/WHSg[ 編集]
る~さん>
そう、わたしもちゃんと観れてなかったんだけど
思えばペキンパー&マックィーンという豪華な組み合わせだったのねぇ。
観て損はないはず。
2014/02/09(日) 15:36:43 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
じゅりさん>
あー、ごめんなさい。飛ばしたってた。
この時代の映画ってリアルタイムで観てないのもあって落としてるの多いけど、観て見ると面白いよね。
キャストの若いころにへーーってなるのも楽しみです。
2014/02/10(月) 14:34:58 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
マックィーンがマッグローをしばくシ-ン  とても遠慮がちだったのを覚えております
この後 マックィーンの隣人、WHOのドラマ- キ-スム-ンによりノイロ-ゼとなるのであります
2014/02/24(月) 01:07:58 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
マッグローをたたくシーン、ちょっと痛そうだったけど、
普通なら10倍力こめてたかもねw
大変な隣人をもったのね~。引っ越せばよかったのに。
そうはいかなかったんだろうか。
2014/02/24(月) 14:10:56 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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