映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
12 and Holding(原題)
2013年12月12日 (木) | 編集 |



今日は日本未公開ながら、とても考えさせられる作品を観たので紹介します。
12 and Holding(2005)アメリカ
原題:12 and Holding
監督:マイケル・ケスタ
出演:コナー・ドノヴァン/ジェレミー・レナー/アナベラ・シオラ/ジェイン・アトキンソン/マルシア・デボニス
日本公開:
12歳の双子の兄弟のひとりがいじめっ子の放火により命を奪われたことから始まる物語。



 残された双子のかたわれジェイコブ(コナー・ドノヴァン)は自分への責任を感じるとともに、悲しみに沈む両親に向かい合うことになります。そんなジェイコブに仲のよい友達のひとりマーリーが「向かい合う」ことをアドバイス。ジェイコブは少年院に収容されたいじめっ子少年に面会し、恨みつらみをぶつけるんですね(汗)
ジェイコブは生まれつき顔に紫斑があり、両親の愛情は死んだルーディにのみあると思っている子供。
ルーディが死んだことで両親は自分だけを愛すようになると思った矢先、養子を貰うことを両親から聞きショックを受けます。映画は残された双子の片割れジェイコブのエピソードと同時進行で、仲良しグループの太っちょの男の子レオナードと、ジェイコブに助言したチャイニーズ系の女の子マーリーの物語を描き、それぞれの運命を対比させる手法。 



 
 それぞれ家庭に問題を抱えた子供たちが主役ですが、そこに絶妙に関わってくるのがジェレミー・レナー。ジェレミー演じるガスは精神科医であるマーリーの母親(アナべラ・シオラ)の患者。勿論ワケありな青年ですが、マーリーは工事現場で上半身裸で働くジェレミーに恋して、積極的にアプローチするようになるんですね。おませですがwそれも父親への憧れが元になっていたのでしょう。バスルームで全裸で号泣するシーンもあり、キュートなお尻まで披露してくれるジェレミーにファンはクラクラ・・って、そっちかいw

 そんな美味しいシーンがあったり、太っちょ君が全員肥満の家族を変えようとする試みなど、ユーモアも交えた作品ながら、深刻で悲惨な部分ももち合わせた一本です。
12歳の身近な死をきっかけに、何かを打破しようとする3人ですが、彼らの運命は係わる大人の対応により大きく変わってしまうのですよ。




 あざを隠すために、最初はジェイソンみたいなマスクを被って登場するジェイコブが、ルーディの死後はマスクを被らない。ところが、あるシーンで彼は再びマスクを被ります。最初は役者一人でルーディとジェイコブを演じるための工夫だと思っていたのだけど、見終わった今となってはマスクにも大きな意味を感じます。
 
 そんな演出含め、子供たちの繊細な心を実に丁寧に描いていて本当に素晴らしい。演技も自然で秀逸でした。思春期の子供を持つ親御さんには、はっとする部分が多いのではないかな。子供の心の叫びに目を向けることの大切さを痛感します。ぜひともソフトリリースして欲しい一本です。





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コメント
この記事へのコメント
これ、面白そうですね。
でも日本で劇場公開は無理なんだろうな~(-_-;)
ジェレミーのお尻効果で(笑)名画座単館とかしないかしらん♪
こういう風味の映画はほんとーに無視される傾向大です、悲しい…
あ、3月に「それでも夜は明ける」という邦題で「12 years a slave」の公開が決まりました!\(^-^)/ 嗚呼良かった…
原題に慣れてしまったので、何か違う映画みたい(笑)
2013/12/11(水) 16:56:39 | URL | みーすけ #79D/WHSg[ 編集]
凄く観たい。
良さそうな映画ですね。
ブログをやっていて痛烈に感じるのは、リアルではないブログの人間関係において、こじれた時に向き合わない人が殆どなんですよね。みんな逃げる。
pu-koさんのように誠実でガッツのある人って本当に少ないなという現実が厳しく感じる今日この頃です。
2013/12/12(木) 03:03:59 | URL | ゾンビマン #79D/WHSg[ 編集]
まぁ、キュートなお尻にクラクラするのも分りますがw
なんか、思いっきり考えさせられそうな話ですねぇ。
DVDスルーと言うコトでリリースもされそうな気もするんですが、その時にチェックしてみます。
2013/12/12(木) 03:58:51 | URL | Kaz. #79D/WHSg[ 編集]
どんな名優も動物と子供にはかなわないといいますがー。
子供のシリアスな話にはもう、弱いんですよ〜。
ミスティック・リバーの思春期のあれとかその後の
大人になってからの展開とかトラウマになっちゃいました!
2013/12/12(木) 07:16:01 | URL | yossy #79D/WHSg[ 編集]
こんな作品があったのですねぇ。
そうですよね、係わる大人の影響は大きいでしょうね。問題を抱えた子供なら尚のこと。
これは観てみたいです~
あ、オチリですか?って、そっち?(爆)
2013/12/12(木) 08:23:33 | URL | じゅり #79D/WHSg[ 編集]
みーすけさん>
これ面白かったよ~。
子供が主役のこの手の作品は公開は難しいでしょうね。
あはは、ジェレミーのお尻効果w
そう、当時まだ無名に近かったジェレミーが凄くいい演技してるので、ファンには掘り出し物だと思うんですよね。役柄もゲイだったようだけど(笑)
「12 years a slave」決まりましたね!
これだけ前哨戦をリードしてるのにアカデミー授賞式の後の公開は少しさびしいけれど・・
そうそう、邦題にまだ慣れませんね。
町山さんが「壇蜜主演でもなければ『奴隷になって12年』では日本では客が入らないか」とツイートしてて笑ったw
2013/12/12(木) 10:39:27 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
ゾンビマンさん>
これ面白かったですよ~。
お子さんをお持ちのゾンビマンさんは、私以上に気づくことがいっぱいあるだろうと思います。
そうですね、ブログってある意味バーチャルなものだから、苦手だと思えば付き合わないのもひとつの手だとは思うんですが、相手を理解して付き合っていきたい存在ならば、問題に向かい合いたいですよね。私はガッツがあるというより横着なだけです(汗)
2013/12/12(木) 10:49:44 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
kaz.さん >
kaz.さんもジェレミーのオチリにクラクラしちゃうかしら?(笑)
これね、ほんと考えさせられました。
でもって、こんな風に深く考えて、あーーと答えが見つかる作品というのはうまいと思うんですよね。
2005年の作品で時間が経ってるのが心配になるんですが、ジェレミー人気にも乗じてリリースされればいいなと思います。
2013/12/12(木) 10:53:14 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
スタンバイミ-も12歳じゃなかったかな 年齢過渡期ですね
色気づく時期やし 自分のこと思い出しても
2013/12/12(木) 18:11:51 | URL | おみゃあ #79D/WHSg[ 編集]
おみゃあさん>
12歳ってそうですね。
おみゃあさんにもそんな可愛らしい時期があったのね・・って、失敬w
女の子は特に性の目覚めが早いので、この映画の中でもその変身振りに驚きます。
2013/12/13(金) 10:09:20 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
いつまでも、脳みそ中学生のあたし的には
こういうの好きな気がして、ぜひ見てみたいです。
せめてDVDでもでないかな~
2013/12/16(月) 02:41:52 | URL | る~ #79D/WHSg[ 編集]
る~さん>
これは12歳には見せられないのだけど、思春期の子供に何が影響するのかと言う部分も描かれてて面白かったですよ。
うんうん、DVDになって欲しい~。
2013/12/16(月) 22:07:00 | URL | pu-ko #79D/WHSg[ 編集]
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