映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
めぐり逢い
2015年09月09日 (水) | 編集 |
AnAffairToRemember

【作品情報】
めぐり逢い(1957)アメリカ
原題:An Affair to Remember
監督:レオ・マッケリー
脚本:レオ・マッケリー他
出演:ケイリー・グラント、デボラ・カー、リチャード・デニング、ネヴァ・パターソン

【あらすじ
ニューヨークに向かう豪華客船のデッキで出会った画家であり有名なプレイ・ボーイのニッキーと歌手のテリー。二人はおしゃれな会話を交わすうち次第に恋に落ちてしまう。しかしお互いに婚約者がいる身の彼らはそれぞれの恋を精算して半年後、エンパイアステートビルの屋上で再会することを約束するが・・

【感想】
1939制作の『邂逅(めぐりあい)』をレオ・マッケリー監督自がリメイクした一本。

ニッキー(ケイリー・グラント)とテリー(デボラ・カー)。
都会的なプレイボーイという役でもケイリー・グラントは大人でスマート
ニッキーに女性たちが目をハート型にするのも無理ないと思わせるほどチャーミングな魅力にあふれてます。
デボラ・カーとのテンポよいやり取りも絶妙で、グラントはコミカルな役も器用にこなしますね。

客船で出会い、次第に惹かれあう2人は、途中ナポリのニッキーのおばあちゃんの家を訪ねます。
82歳 思い出に浸るだけの限られた世界に生きるおばあちゃんが
二人の将来は希望に満ちた開かれた世界であることを教えてくれる。
ピアノやショールといったアイテムが上手く生かして、おばあちゃんが二人の恋のキューピットとなる描き方も絶妙。
おばあちゃんの前ではプレイボーイな面はすっかり影を潜め、ニッキーは素直で優しい素の面を見せてくれる。礼拝堂で真摯に祈りを捧げるテリーをみつめ恋に落ちる瞬間の描き方も好き。

50年代のアメリカ映画は、華やかな衣装を堪能するのも楽しみどころの一つでしょうか。
ヒロインたちにも鑑賞に堪える美しさが求められていたんでしょう。
デボラ・カーは美しいドレスを品よく着こなし本当に綺麗。
少し芝居くさいところが気になるところもあったけれど、後半にしたがって魅力が増してきます。
メロドラマな展開になっても、テリーの強さが生かされジメジメにならないところもいい。
コンサート会場でニッキーと再会したあとの、テリーの諦め半分のサバサバした表情が好き。
上半身を映さないデッキでのキスシーンなど印象に残るシーンもありました。
ちなみに本作のヒロインにははじめイングリッド・バーグマンの名前が挙がっていたらしいですね。

個人的にひとつ不満があるとしたら、子供の歌のシーン。
テリーの現状を明かし、歌に心情を映す意味のあるシーンとは思うものの
少し飽きるしw助長な感じは否めない。
ちなみにデボラ・カーの歌は吹き替え。

クライマックスは感動が最高潮になったところで終わるので、もう少し見せてくれても・・・と思うけれど
逆に余韻を残すことになるかな。
不幸を乗り越え愛を実らせる古典的なロマンスとして、話は分かっていても十分に楽しめます。
94年にはウォーレン・ベイティ&アネット・ベニングで『めぐり逢い』として再リメイクされてます。
それほど人気のある作品というのも納得の一本でした。
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