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【映画】蛇の穴
2015年10月03日 (土) | 編集 |
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【作品情報】
蛇の穴(1948)アメリカ
原題:The Snake Pit
監督:アナトール・リトヴァク 
脚本:フランク・パートス / ミレン・ブレンド
出演:オリヴィア・デ・ハヴィランド/ マーク・スティーヴンス/ レオ・ゲン/ セレステ・ホルム/ グレン・ランガン

【感想】

「眠れないの」
そう訴えるようになった新妻を心配する夫ロバート。
ある朝ベッドを抜け出し窓辺に佇むヴァージニアに声をかけると
「11月にしては暖かいわよ」と妻。

「11月?今は5月だよ。ふざけてるの?」
新聞の日付を見せるも興奮状態に陥る妻を目にし
「ハニー、病院に行こう」
かくしてヴァージニアは精神病院に入院することになる。

しかし間もなくして病院を見舞ったロバートは
ヴァージニアが自分のことも忘れていることに愕然とする。
そういえば幾度かおかしな言動はあったが・・
妻はどうしちゃったの?


メアリー・ジェーン・ウォードの自伝小説を
『私は殺される』『真夜中へ5哩』のアナトール・リトヴァクが映画化した一本です。
47年の作品とあって古めかしさはあるものの

入院して間もなく脳に通電する電撃療法を受ける
拘束衣を着せられる 
煙草を吸う患者にナースが火をつけてまわる 等
今では考えられないような精神病院での体験が生々しく描かれていて
興味深いものがあります。
snake-pit

しかし本作は精神科病棟の実態を暴くことを目的としたものではありません。
原作者が自伝を書いたのは治療が適切に行われたからに他ならないのですから。

担当医がヴァージニアのトラウマを発見していく過程など
まるでシャーロック・ホームズの推理を観てるような面白さがありました。
ヴァージニアは幼少時の出来事から潜在的にトラウマを抱えていて
恋人の出現や結婚が引き金となって発病していたのです。
snakepit

入院患者たちをときにミュージカルのように見せる演出も圧巻。
周囲がグニャグニャと得体のしれないものにしか見えない
そんな主人公の混沌とした状態を
「蛇の穴に放り込まれたようだ」と表現したところがタイトルの所以でしょう。

やがてこの蛇の穴を抜け出すことになるヴァージニア
精神を患う患者に一筋の希望を見せるラストが力強く、後味のよい映画になってます。
名作ですね。
ヴァージニアを演じたオリヴィア・デ・ハヴィランドが美しかった。


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コメント
この記事へのコメント
おもしろそうですね。
こういう精神病院は今は人権問題があってないのでしょうけど、当時は普通だったのでしょうね。
オリヴィア・デ・ハヴィランドという女優さんはエロール・フリンとの共演で有名になった美人女優らしいです。
早速レンタルリストに入れました。
2015/10/05(月) 06:33:11 | URL | yymoon #79D/WHSg[ 編集]
yymoonさん>
そうそう、当時としては当たり前の光景だったんでしょうね。
オリヴィア・デ・ハヴィランドは薄いメークでもとても綺麗でした。
昔風の演技なので叫びまわるところはちょっとうるさいですがw
こちらのテレビ欄の評価でも星4つの満点だったと思います。
ぜひご覧ください。
2015/10/05(月) 10:11:45 | URL | alice #79D/WHSg[ 編集]
こんばんは!
いいな~!私もこの映画、すごく観たいんですよ~。いろいろ制約がうるさい今じゃ作れない系の映画、すごく好きで(汗)。pu-koさんのレビュウ拝読して、ますます観たくなってきました。私も気を付けないと、蛇の穴に放り込まれそうで怖いです(笑)。
オリヴィア・デ・ハヴィランドって、まだご存命でしたっけ?「女相続人」の彼女も怖かったわ~。
2015/10/05(月) 11:02:03 | URL | 松たけ子 #79D/WHSg[ 編集]
松たけ子さん>
精神病棟を舞台にすること自体、今では問題になりそうですよね。
まるで希望を持てないと思った映画でしたが、最後は思いのほか爽快。
途中ミステリーみたいに展開することもあり、面白かった。
松さんのコメントで観る事になってよかったです。
これ日本でもDVDになってるようなので、機会があればぜひ。
ヒロインは有名な方だったんですね。出演作気をつけておこうと思います。
2015/10/05(月) 15:58:47 | URL | alice #79D/WHSg[ 編集]
何気なく見始めたんですけど、結構見ちゃった映画です。
そそ、ラストのヒロインが力強いんですよね。
ああ~なるほどね、って思った記憶があります。
医者がそれなりにかっこいいのもこの映画のキモですよねw
この映画を見た当時は、クラシカルな映画にあまり詳しくなくて、
オリヴィア・デ・ハヴィランドも「風と共に去りぬ」くらいしか知らなくて、
すごく意外だった印象があります。
時代を考えると当時としては、かなり問題作ですよね。
2015/10/06(火) 01:11:09 | URL | miskatonic #79D/WHSg[ 編集]
miskaさん>
観始めたときはどう終わるんだろうと心配したんですが、ラストは力強くて爽やかでしたね。
そう、医者もまるで探偵のようにトラウマの真相を探っていく様子も頼もしいし、もしやヒロインといい仲になるのでは?と思える存在に描いてるのも面白かった。
あ、そうだ、ヒロインは『風と共に去りぬ』で印象的だった彼女かぁ。
今なら作れないセンセーションな内容も含まれてるのも面白いと思った映画でした。
2015/10/06(火) 09:34:19 | URL | alice #79D/WHSg[ 編集]
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