映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】続・光る眼/宇宙空間の恐怖
2015年10月22日 (木) | 編集 |
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【作品情報】
続・光る眼/宇宙空間の恐怖(1963)イギリス
原題:Children of the Damned
監督:アントン・M・リーダー
脚本:ジャック・ブライリー
出演:イアン・ヘンドリー/ アラン・ベーデル / バーバラ・フェリス / アルフレッド・バーク/ パトリック・ワイマーク

【あらすじ】
国連が全世界の学童を対象に行なった知能検査の結果、超人的な能力を持った少年少女が全世界に6人いる事を知った科学者たちは彼らをロンドンに呼び研究を開始する。

【感想】
「続」とついてますが、1960年製作の『未知空間の恐怖/光る眼』の後日談を描いているわけではなく、リメイク作品といった感じですね。

今回は国連が施行した学力テストでとんでもない成績をたたき出した6人の子供が登場します。
しかしこの国籍も容姿も違う6人、太目の中国人の女の子もいたりして
前作のいかにも生意気そうな金髪集団とは見た目もまるで違っています。

ところが、調べてみると母親はそれぞれ、性交渉無しに妊娠していたことが判明。
血液検査からも人間とは違う「異種」の生命体であることがわかるんですね。
Children_of_the_Damned


本作が面白いのは冷戦まっただなかに作られた、時代を投影した作品になっていること。

子供たちの高い能力を利用しようとする人間がいる反面
人を殺傷する能力も有する彼らを排除しようとする者も出てくる
ロシア人の子供がいることも、さらなる脅威とみなされるのです。

でも前作みたいに地球を乗っ取る邪悪な異星人であれば排除もやむなしと思えるけど、
ただ知能が高いだけだと話は違ってきますよね。

彼らが自分たちの存在する意味を人間のそれと同じだと説明するシーンにも
ハッとさせられます。
一方的に、しかも過ちから攻撃を加えるラストシーンには後味の悪さだけが残りました。

はたして悪いのは子供たちなのか?

近隣諸国との摩擦が激しくなる昨今に観るべき
ある意味で戦争映画とも言える1本。
人間の弱さと愚かしさを感じる奥深い作品です。


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コメント
この記事へのコメント
おもしろそうですね。
続は見てないんですよね。
なるほど、時代を考えるとよりおもしろいですね。
今だとこう云う子供を排除するような映画は作れないですよね。
冷戦は今考えると平和な時代だったという見方もあるので、
こう云う映画は、今見るから、の、面白さもありますよね。
2015/11/05(木) 11:13:30 | URL | miskatonic #79D/WHSg[ 編集]
miskatonicさん>
時代時代によって映画の解釈も変わってきそうですが
この時代に作られた多くのホラーやSFがそうであるように、冷戦や赤狩りといったものをイメージしますね。
人々を恐怖の坩堝に落とし込みながら通り過ぎた冷戦時代
核の脅威が逆に抑止に働いたということでしょうか。
最近では何考えてるのか分からない国が財力を持ってきて油断がならないですが・・
2015/11/06(金) 08:48:05 | URL | alice #79D/WHSg[ 編集]
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