映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】Mr.チャーチ(原題)
2016年12月25日 (日) | 編集 |
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Mr.チャーチ(原題)(2016 アメリカ
原題:Mr.Charch
監督:ブルース・ベレスフォード
脚本:スーザン・マクマーティン
出演:エディ・マーフィー/ブリット・ロバートソン/ナターシャ・マケルホーン他

【あらすじ】
母子家庭のマリーとチャーリーの家に黒人の料理人Mrチャーチがやってきた。はじめは拒否反応を示すチャーリーだったが、Mrチャーチの繰り出す料理マジックに魅せられていく・・

【感想】
脚本家スーザン・マクマーティンの実体験をもとにしたヒューマンドラマです。

エディ・マーフィ演じるMr. チャーチはある母子家庭の家に料理人として雇われた男。
マリー(ナターシャ・マケルホーン)の死んだ恋人リチャードから、6か月間マリーの面倒を見るようにと派遣されていたのでした。期間限定なのはマリーが乳がんを患い、余命6か月と宣告されていたから。
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ジャズを聴きながら軽快な包丁さばきで料理を作り上げていくエディがなんだかいい感じ。
お料理もおいしそうで、我が家にも来て欲しい
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6か月のはずのお勤めはマリーの思わぬ踏ん張りにより長らえ、Mrチャーチは一家と長期にわたり関わっていきます。
高校生になったチャーリーを演じるのは『トゥモローワールド』のブリット・ロバートソン。このチャーリーのキャラに脚本家スーザンは自身を投影したんですね。
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インタビューで「Mrチャーチがいなければ、自分の今はない」というスーザン。
後半部分がやや現実味に欠けるのは、脚本家が「そうあって欲しかった」という架空の話をつなぎ合わせたからだと知って納得。

黒人の使用人が白人一家のかけがえのない存在になるというのは監督の代表作『ドライビング・MISS・デイジー』にも通じるものがありますが、『ドライビング~』のモーガン・フリーマンに文盲という背景を付け加えていたように、本作のMrチャーチにもミステリアスな秘密があって、彼はプライバシーを頑なに守ろうとします。

その秘密に繋がる要素を伏線として描いてはいるのだけど、どこか曖昧。酔った時のセリフから大体のことは想像がつくものの、Mrチャーチの秘密を明確に描かないのは脚本家の心遣いなのかな。
映画的には、どこかでその秘密を明かしてトラウマを乗り越えるように持って行ってもよかった気もするんですが。

それでも「誰かに助けられたと思っていたら、自分もその人の助けになっていた」「誰もが誰かのかけがえのない存在」ということに素直に感動できる好きな映画でした。
ドラマを演じるエディ・マフィーもよかった。
サテライト賞で助演男優賞にノミネートされてます。
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【映画】リトル・メン
2016年12月24日 (土) | 編集 |
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リトル・メン(2016 アメリカ
原題:Little Men
監督:アイラ・サックス
脚本:アイラ・サックス/マウリシオ・ザカリーアス
出演:グレッグ・キニア/ジェニファー・イーリー/パウリーナ・ガルシア/アルフレッド・モリナ/テオ・タプリッツ/マイケル・バルビエリ

【あらすじ】
売れない俳優のブライアンは父を亡くし、ブルックリンに店舗付きのアパートを相続し一家で越してきた。
一階の店舗にはチリ人女性レオナ―が洋品店を営んでいる。レオナーの息子トニーとブライアンの息子ジェイクは意気投合するが・・。


【感想】
『あぁ、結婚生活』『人生は小説より奇なり』のアイラ・サックスが監督し、インディペンデント・スピリット賞の脚本賞などにノミネートされたドラマです。

父から相続したブルックリンのアパートに越してきたブライアン(グレッグ・キニア)は、テナント収入に期待していたのに、父の温情で洋品店を営むレオナ―からはわずかな賃貸料しかもらってないことが発覚。妻の収入に頼る売れない俳優のブライアンは何としても賃貸料を引き上げたい。しかし値上げをめぐる交渉でレオナーと衝突し、オーナー・テナント間の確執は子供同士の友情に影響することになる という話です。

未見ですが前作『人生は小説より奇なり』も年金や不動産など現実的な問題に翻弄されるニューヨークに暮らすゲイカップル(アルフレッド・モリナ&ジョン・リスゴー)を描くドラマになっているらしい。監督にとっては旬のテーマなのかな。
まぁ・・世知辛い話ではあるんですが、本作でもリアルな問題を取り上げているのに不思議とみずみずしいのは、主演の少年二人の透明感によるところも大きいかも。
活発で人懐っこく俳優志望のトニーと芸術家を目指す静かなジェイク。レオナー一家を追い出さないで欲しいと父親に泣きながら訴えるジェイクのトニーへの思い入れには友情以上のものを感じるところで、そこも監督ならではでしょう。
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トニーとの友情(初恋?)に破れ、ジェイクがブルックリンの街にローラースケートを滑らせるシーンでは、ジェイクの心もとない心情を映し出すカメラワークが秀逸です。怪我をしたジェイクの手当てをし、わが子を抱きしめるブライアン。父の背中に大人の事情に子供を巻き込むことの辛さもにじむものの、息子を支える父の大きさも感じるから後味は決して悪くない。

監督も双子の男の子の父親になったらしく、父性も映画のポイントだろうと思います。
ちなみに監督は同姓婚で、子供たちの母親はお隣に住んでいるとのこと。
さらに余談ですが、その母親は今回のアカデミー前哨戦でいくつかノミネートを果たしている『カメラパーソン』というドキュメンタリー映画の監督さんだそうです。

レオナーに『グロリアの青春』のパウリーナ・ガルシア。怒りと不安を内に押し込めつつ、生きる手段を模索し果敢にふるまうレオナーを丁寧に演じていて巧い。トニー役のマイケル・バルビエリ君が演技学校の講師と演技合戦をするシーンも大人顔負けの演技。チャーミングだし彼はこれから活躍するかも。

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【映画】パッセンジャー
2016年12月22日 (木) | 編集 |
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 パッセンジャー(2016 アメリカ
原題:Passengers
監督:モルテン・ティルドゥム
脚本:ジョン・スペイツ
出演:クリス・プラットジェニファー・ローレンス/マイケル・シーン/ローレンス・フィッシュバーン

【あらすじ】
5,259 人の乗客を乗せて地球を後にした豪華宇宙客船アヴァロン号。目的地となるコロニー、ホームステッドまで乗客は120年間カプセルの中で眠るはずだが、2人の男女だけが90年も早く目覚めてしまう。絶望的状況の中惹かれ合う2人だったが・・


クリスマスを前に話題作が続々公開になります。
全部観たいけど、そういうわけにもなぁ。
今日は『アサシン・クリード』と迷ってこちらをチョイス。
クリス・プラットジェニファー・ローレンスが120年の長い宇宙旅行の途中、90年も早く目覚めてしまった乗客を演じるSF大作です。
メガホンをとったのは『ヘッドハンター』『イミテーション・ゲーム』のノルウェー監督モルテン・ティルドゥム

最近は退廃的な地球を舞台にした近未来ものが多い中、舞台が完全に宇宙(宇宙船内)というのはまずクール。
船内に男女が2人という設定は『青い珊瑚礁』なんかの好きな漂流ものを彷彿とさせるわけで面白くないわけがない。しかも90年も早く目覚めたら、どう頑張っても目的地に着くまでに老衰!2人のサバイバルにどんなオプションがあるのかと興味津々で見ることになりました。

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まずはエンジニアであるクリスが色んな道具を持ち出して壊したり作ったりするのが楽しい。
そもそも彼がコロニーへの移住を決めたのは、物作りに生きがいを持っていた彼が地球ではもはや必要とされないことに絶望していたから。こういう漂流サバイバルものには一番必要な人物かも。
ただし、船内には必要なものは全部そろっていて、もの作りの技がさほどサバイバルに生かされないのは残念。

ジェニファーに恋する様子も微笑ましい。考えたらクリスの正当な恋愛ものを見るのは初めてじゃないかな。ロマンスとしては問題含みで、中盤まではかなり面白かった。

ところが、後半の展開が早すぎて凄くもったいなんですよねぇ。
今起きてる問題が何なのか、それにどう立ち向かおうとしてるのかが見えにくいから置いてけぼりを食らってしまう。
もっと2人の思考の過程をじっくり見せるとまた全然違った面白いものになったんじゃないかな。

テクノロジーに関しては「未来にはできるんだろう」と思えるからいいのだけど、技能面では少しツッコミたい感じ。たいした宇宙訓練を受けたわけでもなかろう人間が『ゼログラヴィティ』みたいなこと簡単にできるんかなとか、色んな無理を感じてしまった。

ま、でも、ロマンス、アクション、ドラマ、サスペンスと多様なジャンルを盛り込んだ作品で、クリスの演技をじっくり見れたのが最高の収穫。主演2人+マイケル・シーンは文句なしにグッジョブです。
近未来映像もスタイリッシュでキレイ。ところどころかわいらしい笑いが投入されているのも好みでした。
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人間だれしもいつかは死ぬわけで、限りある命をどう生きるかというのが本作のテーマでしょうね。
最後に二人の映像を少し入れてくれるともっと感動できたかも。

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【映画】ラ・ラ・ランド
2016年12月19日 (月) | 編集 |
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 ラ・ラ・ランド(2016 アメリカ
原題:La La Land
監督/脚本:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリングエマ・ストーン/キャリー・ヘルナンデス/ジェシカ・ローゼンバーグ/ソノヤ・ミズノ

【あらすじ】
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく・・(映画.com)


14年に『セッション』で映画界を沸かせたデイミアン・チャゼルの長編監督作品2本目にして、オスカー作品賞有力候補の『ラ・ラ・ランド』を観てきました。

わが地方は日中もマイナス9℃という猛烈な寒気に見舞われてますが、本作が往年のミュージカルをほうふつするとのうわさを聞いてか、ご年配の客が多かったです。
私ははっきり言ってミュージカルは苦手で、今日の客の期待するような感じだったらどうしようと思ってました。
ところどころ、そっち系?と思わせるところもあってビビりかけだけど、後半は目くるめく映画のマジックにハートを完全に持っていかれました!
もうこれはミュージカルというジャンルに収まらない、なんというか新しいジャンルだと思う。
デイミアン・チャゼル最高だぜー。
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タイトルの「ラ・ラ」というのはLa Laすなわちハリウッドを有するロサンゼルス、ロスのこと。
この映画は夢を追い求めながらロスで暮らすミア(エマ・ストーン)とセバスチャン(ライアン・ゴズリング)のお話です。
出会った二人は互いの夢を応援します。
でも女優志望のミアはオーディションをいくら受けても受からず、ジャズクラブを持ちたいセバスチャンは好きでもない音楽でお金を得るしかないのが現実で、互いに自信を無くしかけている。ここにはこういう女優の卵やミュージシャンが数えきれないほどいて、多くは夢をあきらめLAを去ることになるんでしょうね。

映画は、果たして二人は夢を実現することができるのか、はたまた恋を実らせることができるのかを、ダンスや歌いっぱいで見せてくれます。2人のシンプルな歌声も素敵。観る前はエマの歌声が気に入っていたのに、映画の中ではゴズリングがいい。彼はピアノも実際に弾いていて、それだけでも惚れ惚れなのに、驚くことに監督はそれをワンテイクで撮ってるんですよ!! ピアノシーンだけでなく、ダンスシーンもワンテイクだったと思う。途中でそれに気づいてマジかとガン見しちゃったもんね。

監督の演出はクラシックなテイストを維持しながらも自由で美しく斬新。
終盤の興奮はネタバレしたくないので書けないけど、切なくて愛おしい最高の一本。
ゴズリングの人気も沸騰すると思うな。
主題歌もかなり好き。オスカーにどのくらい絡むかも楽しみです!




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ヒューストンにおでかけしたよ
2016年12月17日 (土) | 編集 |
夫のパスポート更新のため ヒューストンの日本国総領事館までまで行ってきました。
ハワイ、グァム含めた全米には日本国総領事館は17か所あります。
全州にあるわけではないので州内にあるのはまだよい方だけど、広いテキサス、我が家からヒューストンまで車で4時間半かかります。本当は年に二度ほど領事館からダラスに出張で業務にあたってくれる日があるんですが、処理できる数に限りがあるので事前に申し込んで先着順らしい。計画性のない我が家はいつもヒューストン行きです(笑)

ということで、今日はヒューストン一泊旅行レポートにお付き合いください。

長いドライブののちダウンタウン到着
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まずは領事館の入ってるオフィスビルに直行です。

前もってパスポートのコピーを送り申請していたので受け取るだけですが、着いたのが昼休み中(12時から1時半まで昼休み ながっw)だったのでクリスマスモード全開のロビーでしばし待機。
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一時半にオフィスに行って、133㌦支払ってパスポートを受けとり、ミッション完了です。

このあと遅い昼食をとりました。
夜に備え、私は軽くサラダをオーダー。
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くしゃくしゃのは青汁の材料にもなるケール。
味はまぁなんとかOKなんだけど、ガサガサの食感がいただけませんw
加えてグリルの茄子は生煮え状態ですこぶるまずかった(泣)
客は少ないのに物凄く待たされたとこみると、調理人がお昼休みだったんだろうな。
できないならできないと言って欲しかったよ。

小雨も降っていたのでホテルに直行。
泊まったのはダウンタウンから少し西にあるレジデンス・イン。
全然ラグジュアリーじゃないし、お値段も安いけど贅沢言わなければ十分でなかなか快適でしたよ。
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こんなキッチンがついて、リビングとベッドルームが別のスイートタイプ
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ベッドルームにもテレビがありました。
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キッチンで調理もできるし冷蔵庫も食洗もあるので長期滞在に向いてるかも。
簡単な朝食もついて2人で134㌦ぽっきり。
テキサスだからできることですね。都会だと3倍くらいするんじゃなかろうか。

長くなったのでホテル宿泊費よりも高くなった夕食レポートは別記事で。





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