映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
オークションとか感謝祭とか
2015年11月28日 (土) | 編集 |
感謝祭から4連休の休暇中です。(と書いたら夫に年中休暇だろとつっこまれたw)
ここのところちょっとアクティブに過ごしてまして、先週はネットオークションでゲットした「もの」を取りにオースティンまで行ってきました。






隣のトラックが戦車積んでました。
色が白っぽくてさり気にかわいい。砂漠仕様なのかな。
膝に置いたバッグなんかが写りこんだ(汗)



片道3時間かかるのでできれば一泊して観光もできればよかったんですけど、翌日朝からオークションに参加するため、とんぼ返りで帰ってきました。
ダウンタウンを通る頃は日が暮れ始め、平日だったので渋滞に巻き込まれ、暗くなってからの帰宅。



翌日はオークションです。
いつもの汚い小屋でなく、今回はホテルのコンベンション会場で。


これ欲しかったんですが、右の高さ30センチくらいの大きいもので130ドル、小さいのでも70ドル位と思いのほか高くて無理無理~。



こちらが今回我が家がゲットしたガラクタたちw
計測機器みたいなものが多く、見栄えのするものはありません。
エジソンさんはブックエンドにするつもりでわたし用にゲット。
他に2点これに乗り切れない大物があります。



昨日は感謝祭翌日のブラックフライデーショッピングに行きました。
ブラックフライデーは一年で最大のセールがあるので、モールは買い物客で賑わいます。でもあいにくの雨で今年はネットショッパーが多かったとのこと。
感謝祭が終われば街はクリスマスモード一色に。



こちらはランチに立ち寄ったバーガー店のトイレに続く壁に飾られた古い映画のポスター風パネル。







【映画】サンダーボルト
2015年11月27日 (金) | 編集 |
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サンダーボルト(1974)アメリカ
原題:Thunderbolt and Lightfoot
監督/脚本:マイケル・チミノ  
出演:クリント・イーストウッドジェフ・ブリッジス /ジョン・ケネディ/ジェフリー・ルイス

【あらすじ】
銀行破りで奪った50万ドルをめぐり、かつての相棒から追われる身となったサンダーボルト。旅の道づれライトフットを巻き込み再び銀行破りを決行するが……。

【感想】
場所を移してシニア選手権続けます。
今日はクリント・イーストウッド!!

教会で説教する牧師(イーストウッド)の前に大男が現れ、ライフルをぶっ放す。
教会を走り出た牧師は、車を盗んで逃走中の若者に拾われ難を逃れる。実は牧師はその手口からサンダーボルトと呼ばれた元銀行破りのジョン。彼は盗んだ金を巡るトラブルから元相棒のレッド(ジョージ・ケネディ)から命を狙われていた。
やがて彼らは再び銀行強盗を敢行することを決め、ライトフットも相棒として協力することになるが・・

イーストウッドは監督になってから好きになった俳優さんだけど、若い頃の作品を見直すと昔は昔でカッコいい。
セクシーな牧師姿での登場も、この頃ではサービスショットだよね。

監督はこれが監督デビューのマイケル・チミノ
銀行強盗にキャノン砲を使うという、『ダーティハリー』のパワーアップが売りかもしれないけれど
ロード・ムービー風に描くジョンとライトフットの交流に、この映画のよさがあります。


70年代、ジョンやレッドのように戦争を戦ったことのある中年に対し、若者は目標も持てず宙ぶらりんな存在でライトフットもそういった青年。しかし彼はヒッピーのように周りとつるむことはなく孤独な瞳をしている。
そんな彼が偶然ジョンを助けたことに自分の存在意義を感じたのか、ジョンを気に入り友だちになりたいと思う。歳が離れたライトフットをキッドと呼び、子ども扱いだったジョンもいつしか彼に信頼を置き、やがて2人は相棒となっていくんですね。

しかし中盤レッドにお腹を蹴られるシーンで、レッドの言う台詞は終盤への悲しき伏線。
ラスト、消えゆく意識の中にあって、達成感に満面の笑みを見せるブリッジスが切ないですが、ジョンという友を得てライトフットの瞳が輝いていたことが忘れられない。
彼を軸に見ればちょっと遅めのアメリカンニューシネマですね。

原題は「サンダーボルトとライトフット」なのに、邦題がサンダーボルトだけになってるのは淋しいよ。

【映画】ハッピーエンドの選び方
2015年11月25日 (水) | 編集 |


ハッピーエンドの選び方(2014)イスラエル
原題:Mita Tova/The farewell party(英題)
監督/脚本:シャロン・マイモン/タル・グラニット
出演: ゼーヴ・リヴァシュ/レヴァーナ・フィンケルシュタイン/ アリサ・ローゼン/ イラン・ダール /ラファエル・タボール
日本公開:2015/11/28
【あらすじ】
エルサレムの老人ホームに妻と暮らす発明好きのヨヘスケルは、死の床にあって苦しむ友人マックスから楽に死ねる装置を作って欲しいと頼まれ・・

めずらしくイスラエル映画を観てみました。
老人ホームを舞台に、尊厳ある死を巡る騒動を描くヒューマンコメディ。
ベネチア映画祭で観客賞を受賞した作品です。



誰もが迎える死。
しかし、医療や科学が進んでも、まだわたしたちは思うようには自分の死に様を選ぶことは出来ません。この映画のマックスおじいちゃんもオムツを替えてもらうことにも大変な苦痛が伴う状態で、余命わずかならこれ以上苦しまずに逝かせてあげたいと、長年連れ添った妻がそう望む気持はよく判ります。

最初は依頼を断るヨヘスケルですが、夫婦の苦しみを理解し、ついにマックス自身にボタンを押させ、静かな死を迎えさせます。
これが水面下で話題となり、ヨヘスケルの元に安楽死の依頼が寄せられるようになってしまうんですが・・

自分で死を選んだとしても、機械や毒薬を提供する者にまるで罪がないはずはないでしょうから、そのあたりはどう描くのかなと気になりながら観たんですが、そこはあえてスルー。

勿論ヨヘスケルとその仲間は罪の意識は持ち合わせていて、だからこそ法をかいくぐる工夫もされているのだけど、法律レベルで掘り下げようとする人には、物足りないかもしれませんね。

この映画はあくまで自分で死を選択すること、愛する家族の死を尊重することに重きを置いたもの。

途中から、ヨヘスケルの妻の認知症の進行にストーリーの軸がシフトし、映画の本質が体の苦痛だけでなく、人としての尊厳にあるのだと気づくことになります。

認知症と癌患者とをいっしょくたに考えられないなぁと思いつつも、ヨヘスケルの妻がシャーリーズ・セロン似の綺麗な人で、物を忘れ自分を失っていく彼女の悲しみはよく伝わり、人間らしく生きる(死ぬ)という点では同じなのかなとも思えてくる。

ところどころユーモアを交えてはいるけど、いかんせん内容が重いのであまり笑えない。それでも歳をとった仲間たちが助け合いながら、人間らしくあろうとする姿は粋で究極の夫婦愛にも泣けた。こういうのは理屈じゃないですね。

個人的にミュージカル風になるところだけはいただけなかった。
死んだ人まで歌わせなくても・・(笑)

『インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌』のインサイド
2015年11月22日 (日) | 編集 |
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先日、撮影風景とインタビューで構成された『インサイド・インサイド・ルーウィン・デイヴィス』というドキュメンタリーを観て、劇場鑑賞以来はじめて、コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』を再見しました。

主演は新作『スター・ウォーズ』の新顔オスカー・アイザック
オスカー演じるルーウィン・デイヴィスは60年代初頭グリニッジ・ヴィレッジを中心に活躍したデイヴ・ヴァン・ロンクというフォークシンガーをモデルにしているとのこと。しかし自伝と言うわけではなく、おそらくはボブ・ディラン以前に出ては消えていったシンガーたちをひっくるめた描き方なのでしょう。

再見して新たな発見もあり、大変面白く見たんですが、解釈に困る部分も出てきてしまいました。
そのうち一つはシカゴに向かったロードムービー風のパートは現実か?という点です。

シカゴへの道中、悪夢としか思えないような不運が連続して描かれるからというのもありますが、ジョン・グッドマン演じるローランド・ターナーが『バートン・フィンク』のチャーリーを髣髴させることから、バートン・フィンク同様にとことん行き詰ったルーウィンの心象風景と取るべきなのかと思ったのです。

そうして振り返れば、シカゴのバド・グロスマンが妙に表情がなく、至近距離で対面しルーウィンの曲を聴くところもなにか変だったと思えてきたり・・・
でも、ルーウィンが寝ている傍でシリアル(?)を食べるトロイも妙だったし、猫の名前が途中で変わっているところもあれ?って感じで、色々変なところが出てきます。まぁ、コーエン流のユーモアといえばそうなんですが。

幾度となく、オスカーが眠りから覚めるシーンが描かれるし、窓の外でサイレンのような音が鳴ることも気になる。
もしかしたらロードムービーの部分だけでなく、その前から現実ではなかったのかもしれませんね。
って、勝手な解釈ですけど。

映画は性懲りなく同じことを繰り返すルーウィンを象徴するように、同じシーンを繰り返すループで構成されています
可哀相なオスカー・アイザックは冒頭で何者かに殴られ、ラストシーンでも再び殴られる。
しかし、二度目にはその理由が分かるのが可笑しいですね。

この映画を悲観的なものと見るかどうかについては意見が分かれるところでしょう。
カリスマ ボブ・ディラン登場の歴史的瞬間をルーウィンが打ちのめされるシーンで描くシニカルな演出から、彼のキャリアからすると悲観的と考えるのがふさわしいのかもしれない。

実力があってもその世界を動かす存在になるのは容易なことではなく、
ルーウィンだけでなく、多くのシンガーがディランにノックアウトされたんですよね。

でも、観客はきっとルーウィンを好きにならずにいられない。
根なし草だけど、なんとか中絶代を工面する誠実さがあるし、
自分の子供がいることを知ってちょっぴり嬉しそうにするルーウィンは愛おしくもあります。

コーエン兄弟によると、ルーウィン役にふさわしい歌って演じられる役者をみつけるのには大変苦労したようです。
もう殆ど諦めかけていたところにオスカー・アイザックと出会い、奇跡だと思ったのだとか。
それだけのこだわりに応えるオスカーのギターと歌は本物。
共演者もそれぞれ歌える面々を揃え、音楽の楽しさを味わうことも出来ます。

映画の制作に加わったメンバーたちの名もなき男たちへのリスペクトや慈しみを感じるから
この映画は優しい余韻を残すのでしょうね。


【映画】ロビンとマリアン
2015年11月21日 (土) | 編集 |
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【作品情報】
ロビンとマリアン(1976)イギリス/アメリカ
原題:Robin and Marian
監督:リチャード・レスター  
脚本/ジェームズ・ゴールドマン
出演:ショーン・コネリー /オードリー・ヘプバーン / リチャード・ハリス / ロバート・ショウ / ニコル・ウィリアムソン/ イアン・ホルム  
 
【ストーリー】
十字軍遠征に行っていたロビンとジョンは獅子王の死によりイギリスに帰ってきた。ロビンは修道院の院長となっているマリアンに再会するが・・

【感想】

シニア選手権、今日はショーン・コネリーです。
ロビン・フッドのことをよく知らなかったので、軽くwikiって鑑賞でしたが
恋人マリアンとの再会を描く「あれから18年」のお話として十分に楽しめました。
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マリアンを演じるのはオードリ・ヘップバーン
久々にロビンと再会し、歳とった自分がロビンにどう見られるか不安に駆られるマリアンは、久々にスクリーンに登場したオードリーの心境にそのまま重なるでしょう。
確かに老けたと感じる部分もあるけど、オードリーはやっぱり美しい。
気が強くてお転婆なマリアンをショーン・コネリー演じるロビンが変わらず愛していて
2人の愛の再燃に時間はいらない。
ところがロビンが民衆のためにロバート・ショー演じる代官に闘いを挑むあたりから
2人のロマンスは思わぬ展開を見せます。

18年間かけてようやくロビンのいない修道女としての生き方に平和をみいだしたマリアンは
戦に命をかける恋人に気を揉む暮らしに戻ることを怖れ、ロビンの元を去ろうとする。
それだけでも「意外」なのに、あのラストには正直ぶったまげましたよ。

多分賛否両論あるんじゃないでしょうか。
映画史上最悪と言う人もいれば、最高にロマンチックと讃える人もいるものね。

私はマリアンの気持ちも理解できるし、それが最良だったかもしれないとも思うんだけど
でもやっぱりやってはいけないことなんじゃないかと戸惑ったのも確か。
色んな思いが込み上げてひたすら涙でした。

ショーン・コネリーは実年齢よりとち老けすぎの風貌ではあるものの
あっけらかんとして時に子供みたいに純真で男らしいロビンを演じていて素敵。
時に勇ましく、時に優しく奏でられるジョン・バリーの音楽も流効いてます。

代官役の ロバート・ショウ やリチャード一世役の リチャード・ハリス 等、イギリスの名優たちの演技も素晴らしい。ニコル・ウィリアムソン演じるジョンのロビンとの友情も良くて、最後にロビンが放った弓の落ちた場所を探すジョンの姿を勝手に想像して泣けた。
腐ったリンゴを映しだすエンディングに一つの時代の終わりを感じたな。