映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】パリの旅愁
2015年01月30日 (金) | 編集 |



パリの旅愁(1961)アメリカ
原題:Paris Blues
allcinemaデータ

パリに暮らすアメリカ人ラム(ポール・ニューマン)とエディ(シドニー・ポワチエ)は、「クラブ33」で演奏するジャズメン。クラブはいつも満員の盛況。しかし音楽の世界を探求するため曲を書き始めたラムは、曲の評価が気になり苛立ちを感じている。

そんな折、世界的なトランペット奏者(ルイ・アームストロング)を迎えるため駅に出向いたラムは、2人の若いツーリストと出会いクラブに誘う。


ハロルド・フレンダーのベストセラー小説「パリ・ブルース」を『暴力波止場』のマーティン・リットが映画化。パリに暮らすアメリカ人ジャズメンとツーリストとの恋をジャズの演奏たっぷりに描く一本です。
 



若いポワチエさんとニューマンが同じバンドで演奏するジャズメンを演じてまして
それだけでも嬉しいんですが、大御所ルイ・アームストロングまで出てきて、気合のジャズセッションをしてくれるという、ジャズファンにはたまらないだろう映画です。
ですが、これ音楽映画というよりも、男女2組のパリ恋物語になってるんですね。
                                 



ニューマンは実生活でも妻のジョアン・ウッドワードに、ポワチエさんはダイアン・キャロルに惹かれていく。
パリの街でデートを重ねる様子は、『ローマの休日』的でもあり、なんとも微笑ましいんですよね。


しかし、エディがパリに暮らすのは人種差別の残るアメリカを嫌ってのこと
ラムにはラムの音楽へのこだわりや、仲間への責任があり
2組はそれぞれに問題にぶつかることになります。

12日間。終わってみればエディとラムそれぞれの決断には納得。
二人の進む道は決して安易ではないでしょう。
それぞれの瞳に不安をよぎらせながらも、新たな人生の幕開けへの決意も感じさせる。
最後に響くトランペットの音もカッコよく、終わってみれば男の映画!

99分とコンパクトながらインパクトは十分。これ好きだわ。

日本ではDVDになってないようなのでyoutubeに全編アップしてみました。(英語字幕)

18:20から「ムード・インディゴ」の演奏
1時間o3分過ぎたあたりからの今くるよさん・・もとい、アームストロングの突撃セッションは最大の見所です。
 





【映画】コングレス未来学会議
2015年01月28日 (水) | 編集 |


『戦場でワルツを』のイスラエル人監督アリ・フォルマンの新作。
ポーランドのスタニスワフ・レムの『泰平ヨンの未来学会議』を原作にしたSF映画です。

コングレス未来学会議(2013)イスラエル/ドイツ/ポーランド/フランス/ベルギー/ルクセンブルク
原題:The Congress
日本公開:2015/6
allcinemaデータ

主演のロビン・ライトは、映画の中でもハリウッド女優ロビン・ライトを演じてまして
期待の若手女優だったにもかかわらず、結婚し家庭を優先したという設定はご本人のキャリアに被ります。
冒頭、彼女は所属の映画会社と20年契約の話をするんですが、
これが、彼女のデーターをデジタル化して、映画に出演するというものなんですね。
ポルノやナチものは嫌、などと言ってはみるものの、障害のある息子を抱えたシングルマザー、ライトに選択の余地はなく・・




そこから話は一気に飛んで、20年後、60代になったロビンは映画会社との契約更改のため、タイトルのコングレス、いわゆる会議に出席することになるんですが、なんとここからはアニメになっちゃうんですよ。しかもかなりエキセントリック。
そこでロビンに持ちかけられる話というのがまた突拍子もなくてね。
デジタル技術の発達でアクションできなくてもアクションスターになれたり、着ぐるみ着なくても猿になれる時代。未来はもっとえらいことになりますぞ。もはや俳優はモノ・・
映画の将来はどうなるんでしょう。

監督の前作『戦場でワルツを』は、兵士として戦争に参加したものの、ある記憶がまるで失われていた監督自身の体験を映画にしたものでした。
監督は記憶や存在の曖昧さをファンタジーで描くのがお得意なのかな。
本作でも妄想と現実が何層にも入り混じる描き方になっていて、そのため正直かなりヤヤコシイ。
変形『レナードの朝』と申しますか・・、覚悟して見ないと、かなり混乱すると思います。
しかしその一筋縄ではいかないところも面白さのうち。
ロビンが妄想の世界に生きることになる理由がわかる終盤では、切ない気持ちでいっぱいになりました。

どう生きるべきか決めるのは自分自身。
できれば現実の世界に幸せを見出したいものです。
途中戦争の混乱を垣間見せるところはイスラエル出身の監督ならでは。
『ソラリス』の原作者の作品ということで、どこか悠久を思わせる終盤の感じは凄くよかった。


日本公開は6月。



写真を載せていきます
2015年01月27日 (火) | 編集 |

ここではさりげない日常のシーンや、思い出の一こまを
写真とともに残していこうと思います。
最近はちっともカメラを持ち歩かなくなったしまったので
しばらくは昔撮ったものばかりになりそう。
写真ははっきり言って下手だしw
ブログやG+に投稿したものもあるかもだけどご了承ください。



これはフィリピンのホテルのダイニングルームにて。
一階と二階の間にある大きなシャンデリアが印象的でした。
 
 
写真とは関係ないですが、ブログトップページの右サイドバー下に
Video of DayとしてG+などで見つけた動画を載せていきます。
日替わりとはいかないけど、時々交換しますのでチェックしてみてくださいね。
 
今日のは耳の不自由な飼い主の猫ちゃんが、サインで食事をおねだりする動画。
猫ちゃん可愛いでしょう~。
ご主人との間に流れる穏やかな空気感がたまらなくて何度も何度も再生してしまいます。
最後のほう、男性が少し微笑んでるようにも見えますね。
こちらまで幸せになる動画です。
タイトル部分をクリックするとyoutubeの大きな画面で見れます。




【映画】パッション
2015年01月25日 (日) | 編集 |


秘境からのお届け、一本目はじゅりさん絶賛のデ・パルマ作品『パッション』から♪


パッション(2012)フランス・ドイツ
原題:Passion
データ

アラン・コルノーの遺作『ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて』(未見です)をブライアン・デ・パルマがリメイク。上司と部下との女同士のドロドロの確執を描くサスペンス・スリラーです。

一流広告会社で働く女エグゼクティヴ クリスティーンにレイチェル・マクアダムス
パステル系のふんわりとしたファッションに身を包み、一見爽やかで優しげなクリスティーンですが、その実態は部下の手柄を平気で横取する腹黒女。おそらく今の地位に上り詰めたのも、裏で悪どいことのひとつもやってきたんでしょう。
目障りなのは出来のいい部下ってわけで、ノオミ・ラパス演じるイザベルがクリスティーンの餌食になっちゃいます。


お帰りなさい80年代!お帰りなさいデ・パルマ先生!
後半の二転三転のサスペンス劇にすっかりだまされました。

レイチェルの二の腕で柔らかなイメージを生かしながら(違うってw)、狡猾な中身とのギャップを強調させるところもニクい。
イジイジしてても心にドラゴン・タトゥーなノオミも嵌ってました。

ただ、変態性を垣間見せてくれるのに、露出は少な目。
デ・パルマ先生もお歳を召されたかなと少し寂しい。




【映画】『アメリカン・スナイパー』
2015年01月18日 (日) | 編集 |
americansniperposter.jpg
アメリカン・スナイパー (2014)アメリカ
原題:American Sniper
監督:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー/シエナ・ミラー/ジェイク・マクドーマン/ルーク・グライムス
日本公開: 2015/2/21
 
米ネイビーシールズのメンバーとしてイラク戦線で活躍した伝説のスナイパー、クリス・カイルの回顧録をブラッドリー・クーパー主演、クリント・イーストウッド監督で映画化した一本。

アカデミー賞の作品賞、主演男優賞など6部門にノミネート
土壇場になってイーストウッドが存在感をみせますね。

予告が面白そうだったので初日に観てきました。
米軍史上最高のスナイパー、クリス・カイルを一回り大きく身体を作り込んだブラッドリー・クーパーが演じます。カイル氏は255人に上るイラク軍やアルカイダを射殺し、その正確さからも伝説とされる方。
映画はカイルの射撃の凄さをひたすら見せます。見せます。見せるんですが・・
正直途中から帰りたくなりました。

銃撃シーンが長いんですよね。
勿論それが戦争のリアリティだと思うのだけど、カイルの腕を見せる部分は所詮個人プレイなので
戦場での仲間同士の繋がりとか、作戦とか、葛藤とかを期待していた私にはちょっとあてがはずれました。
正義のために命をかけた愛国心の塊のような男が、4回の出兵ごとに徐々に戦争に心を蝕まれていくのはやるせないですが、それもどうしても『ハートロッカー』の二番煎じに感じてしまうしね。

americansniper.jpg

終盤カイルの心のひずみが表面に現れ始めてようやく面白くなります。
彼は戦場で戦ったのと同じぐらい、家庭復帰することにもがくことになる
ま、でも気がつけば乗り越えていたというか(汗)
その過程をもう少し丁寧に描いて、家族の力にフォーカスしていたらもっと良かったと思うのだけど
妻を演じたシエナ・ミラーの活躍がもうひとつ見えてこないのは残念でした。

とは言え、最後には実話の重みをずっしり感じ余韻に浸ることにはなるので、鑑賞後感は悪くない。
ただ、イラクを舞台にしながら、ポリティカルな視点をまるで入れない戦争映画ってなんだろうと
ちょっと複雑な気持ちになりました。
関係ないけど赤ちゃんが人形だったのはちょっと白けたよ(笑)

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