映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
マイベスト映画 2012 (劇場篇)
2012年12月30日 (日) | 編集 |
 

年の瀬も迫ってきたところで、恒例のトップ10を。
本当は『レ・ミゼラブル』『ジャンゴ 繋がれざる者』を観てからにしたかったのだけど
雪や寒さに阻まれ劇場に足が向かずにいます。
その2本は来年に回すとして、全48本の劇場鑑賞分から10本選びました。

*DVDで再見して良さが解ったものもあるので
 初見記事の★評価とは必ずしも一致しません。

 1.世界にひとつのプレイブック(2/22公開)
   2.アルゴ
   3.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(1/25公開)
  4.スカイフォール
  5.裏切りのサーカス
  6.ザ・マスター(原題)(3/22公開)
  7.ホープ・スプリングス(原題)(夏公開)
  8.ローレス(原題)(6月公開)
   9.キャビン(3月公開)
  10.マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2/1公開)

どうしても後半に観たものが記憶に新しく、上位を占めがちですが
こんなところですね。

『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』は『ディクテーター』と同じ日に観て
感想がすっ飛んでしまい、記事にし損ねてます(笑)
他に劇場鑑賞したけど記事にしてないのが
『メン・イン・ブラック3』『バトル・シップ』『Pray For Japan』『Touch』
『アレックス・クロス(原題)』『ジャッキー・コーガン』(4/26公開)など。
他はなんとか観想を書いたはず。

『世界にひとつのプレイブック』は清々しく、凄く良かった。
主演の二人にはぜひアベックでオスカー受賞して欲しいです。

と、こうして10本挙げたものの、実はDVDと合わせると10位に入るのは5本のみ。
今年はせっかく裏ブログを作ったことなので、DVD鑑賞分は裏で載せるとします。

ちなみに昨年のベストはこうなってます。
こっちの方が日本でのベスト10に近いかも。

 

ロジャー・エバート氏選出トップ10映画 2012
2012年12月29日 (土) | 編集 |


毎年楽しみにしてるロジャー・エバート氏選出のトップ10
今年は骨折で治療中とのことで心配してましたが、ちゃんと発表してくれました。

以下がトップ10リストです。

1. ■『アルゴ』
2. ■『ライフ・オブ・パイ /トラと漂流した227日』
3. ■『リンカーン』
4. ■『End Of Watch』
5. ■『Arbitrage』
6. ■『フライト』
7. ■『The Sessions』
8. ■『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
9. ■『 Oslo, August 31』
10. ■『桃(タオ)さんのしあわせ』

一位に『アルゴ』ですね~。
リスト中3本は私も被ります。
10位の『タオさん~』観たいなぁ。
 □:未見 ■:鑑賞済み


 



 










テッド
2012年12月28日 (金) | 編集 |




テッド
2012年(アメリカ)
原題:Ted

監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、セス・マクファーレン、ジョエル・マクヘイル、ジョバンニ・リビシ
 
 


いじめられっ子の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったテディベアのテッドと本当の友だちになれるよう、神様に祈りをささげる。すると翌日テッドに魂が宿り、2人は親友になる。それから27年が過ぎ、ジョンとテッドはともに30代のおじさんになっていた。ある日、ジョンは4年間つきあっている恋人から、自分とテッドのどちらかが大事なのか選択を迫られ……。

実はこれもオスカー特集の一環
というのも監督兼テッドの声をあてているコメディアンのセス・マクファーレン
今回オスカーのホストに抜擢されてるんですね。

友達のいない少年がクリスマスに貰ったクマのぬいぐるみに大喜び
するとクマに命が宿って、二人は仲良しになりました。
ってwそんな子供のファンタジーな世界を
それから27年・・の設定にしちゃったところが面白い。発想の勝利ですね。

少年もクマも大人になって、それでもまだ仲のよい親友同士。
けど31歳のジョン、それでいいのか?ってシチュエーションは
『ザ・マペッツ』のジェイソン・シーゲルの場合と酷似。
本作では4年越しの恋人ミラ・クニスから選択を迫られたマークが
クマとの人生を見つめなおすという物語。


 本作ではまずテッドのキャラが面白いんですね。
本来のテディベアとのギャップもあって、テッドのスケベでおっさんなキャラに笑える。
恋の行方とクマとの友情物語をヒューマンコメディで描きつつ
後半は思わぬサスペンス&アドベンチャーな展開に。
80年代のSFやファンタジー映画に登場した人物が出てきたり
オマージュも満載だったりするので、そういう映画に詳しいと余計楽しめるはず。
カメオ出演のスターたちにも笑わせてもらいました。

 ただし、アメリカンジョークを笑えるかは個人差があるところ。
私はテッドのキャラに前半馬鹿笑いして観たのだけど慣れてきたらちょっと退屈したw
期待しすぎは禁物かな。

★★★☆


ロジャー・コーマン『侵入者』
2012年12月28日 (金) | 編集 |


 





侵入者(1962)アメリカ

原題:The Intruder 監督:ロジャー・コーマン
出演:ウィリアム・シャトナー、フランク・マクスウェル、ベヴァリー・ランスフォード、 ロバート・エムハート、レオ・ゴードン、チャールズ・ボーモント


学校における人種隔離が廃止される前日、南部の町に一人の男がやってくる。
男の名はアダム・クレイマー(ウィリアム・シャトナー)。
自らを改革推進者と名乗るこの男、黒人差別撤廃に反対する白人至上主義者だ。
男は地域住民を扇動してゆくが・・

 『コーマン帝国』を観たときに気になってた一本、ようやく観ました。
本作が作られた1962年というのは、公民権運動により差別撤廃にむけ社会が動き始めた頃ではあるものの、64年の公民権法制定の前でもあり、南部ではまだまだ厳しい差別が残っていたはず。
そんなときに、南部でロケを敢行し人種差別問題に真っ向から挑んだコーマン先生はチャレンジャーですね。
 ロケ中には殺人事件が起こったり、危険な目にもあい、
しかも興行にも失敗という痛い映画になったらしいのね。




しかし扇動者に煽られ差別心を爆発させていく住民たちが
みんなでやれば怖くない的な暴挙に出る様子にはゾッとさせられるし
ウィリアム・シャトナー演じるクレイマーの「実は小者」感も最高。
モノクロ映像を駆使し、地元住民も多数動員しての映像は
当時の空気をリアルに伝えることに成功しています。
公民権運動の過渡期における南部住民の葛藤と、時代の緊張をスリリングに切り取った秀作でした。

今ではIMDbでも7.8の高評価。
世に出るのが少し早すぎたのかな。


噫無情
2012年12月26日 (水) | 編集 |


 





トム・フーパー版『レ・ミゼラブル』の前にテレビで放送してくれたリチャード・ボレスラウスキー版を観ました。

噫無情(1935)アメリカ
原題:Les Miserables
監督:リチャード・ボレスラウスキー
出演:フレデリック・マーチ、チャールズ・ロートン、セドリック・ハードウィック、ロシェル・ハドソン、フランセス・ドレイク、ジョン・ビール、フローレンス・エルドリッジ






恥ずかしながらこれまで何度も映画になったり舞台劇にもなってる『レ・ミゼラブル』を観たことがなくて、今回はじめての鑑賞です。
原作は遠い昔に読んだ気がするのだけど、それさえ曖昧。
そんな私でもジャン・ヴァルジャンと銀食器のエピソードはなんとなく知っていましたが
19年の過酷な監獄生活ですさんでしまったヴァルジャンが
司教の慈悲に触れ、人間の心を取り戻す様子に早くも感涙。
ヴァルジャンは更生し、「与えられるよりも与える人生」を実践していくんですねぇ。


35年製作の本作は、原作とは少し内容が違っているようで
最後もどっちかといえばハッピーエンド(笑)
しかしながら、貧しい時代にあって無常な扱いを受けながらも
ヴァルジャンが正直者としての人生を全うする様子には感動し
ティッシュを握り締めて観ちゃいました。



ヴァルジャンを演じたフレデリック・マーチはヒュー・ジャックマンに似た雰囲気の男前。
そしてなんと言っても強烈な印象を残すのはチャールズ・ロートン演じる警官ジャヴェール!!『情婦』で可愛い老弁護士を演じたあのロートンですよ。
白ポチャな身体で、蛇のように冷酷にヴァルジャンを追い詰めるジャヴェールの厭らしいこと!
しかしそのしつこさが映画の無情感を煽って面白いんですけどね。
背景もちらりと見せて、ジャヴェールが無情に走ることにも
最後の哀れさにも理由があると感じさせる描き方は良かった。
ジャヴェールをラッセル・クロウがどう演じるかも楽しみ。
全般的にフーパー版のキャストは本作の登場人物に風貌が似てる気がしますね。
と言うとラッセル・クロウからは叱られそうですけど(笑)