映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
パリ空港の人々
2011年03月07日 (月) | 編集 |
 
今日はほっこり!!
パスポートを盗まれたことから、空港のトランジットゾーンで過ごすことになる中年男と、
そこに住み着いた人々との交流を描くヒューマンドラマです。

 
パリ空港の人々(1993) フランス
監督:フィリップ・リオレ
出演:ジャン・ロシュフォール/ティッキー・オルガド/マリサ・パレデス/ラウラ・デル・ソル/イスマイラ・メイテ
 
■感想
いや~、ほっこりしました。
パスポートの入った荷物も、靴までも盗まれ、パリ空港に着いちゃったものの
入国を許可されないという憂き目に遭うのが、
たこ踊りを得意とするジャン・ロシュフォール

仕方なくロシュフォールが長いすで一夜を過ごそうとすると
どこからともなく子供が現れ、ベッドがあるからおいでと誘ってくれる
狐につままれたようについていくと、先客あり

ってか住み着いてる!!
どうやら空港内には、そんな人たちが過ごす謎の空間が存在するようだ
 
な~んて感じで展開するのが、もうワクワク
 
 
ロシュフォールと先客たちの異文化的交流が楽しいのよね。

でも次第に、パリに入りたくても入れない
国に帰りたくても帰れないなど、その事情が分かってきてちょっと切ない。
世界各国には私たちの想像できないような国の事情があるものね
 
トム・ハンクスの『ターミナル』はこれを元ネタにした作品だったのかな?
 
ロシュフォールは相変わらず飄々として、それでいて優しい。
 
彼らが空港を抜け出し新年を迎えるシーンには胸が熱くなります。
夜明けのパリの街の灯の、優しく美しいこと

かぶさる歌謡曲風の『ラ・ノスタルジー 望郷の詩』がまたたまらん。
 
まさにほっこりのひと時でした
 
空港のお役所仕事な対応を皮肉ってもいるのかな。
今の時代を思うと、移民問題とも重なるわけで、
それはリオレ監督の『君を想って海をゆく』にも通じるところですね。

今度空港を利用するときには、黄色の長靴姿の人を探してしまいそうです。
 
 
あ、奥さんはその後どうなったのかな(笑)
 

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テシス/次に私が殺される
2011年03月06日 (日) | 編集 |
今日はスペイン映画。
実際の殺人映像=スナッフ・フィルムを題材にしたサスペンス・スリラーです。
 
テシス/次に私が殺される(1996) スペイン
監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:アナ・トレント/フェレ・マルティネス/エドゥアルド・ノリエガ 


■感想
怖いもの見たさっていうのは誰にもあるかもだけど、
本作の主人公アンヘラ(アナ・トレント)のは、ちょっと度を越えてて
列車に飛び込み真っ二つになった死体でも
見たくて仕方ない衝動に駆られる、そんな女子大生。
でも、アンヘラの視線で、その死体に近づこうとするとき
うぎゃっと思いつつ、指の間から見たい気持ちになってしまう自分がいたわけで

冒頭の列車事故のエピソードは、アンヘラの好奇心にいやがおうでも共感させられる
うまいつくりです。
 
そんなアンヘラが取り組もうとしてる卒業論文が「映像と暴力について」。
彼女は担当の大学教授が死に際に見ていたビデオを興味本位で持ち帰ってしまうが
それが実際の殺人現場を映し出したスナッフビデオだったことから
命を狙われることになるんですね。
学園ミステリーにスナッフビデオなる変態性をが加わった、ちょい危ないスリラーに
グロ好きなオタク青年、容疑者疑いのハンサムボーイとアンヘラの
三角関係的ロマンスを絡ませるという展開でもありました。
 
さて、アンヘラはスナッフビデオの出所をつかむことが出来るのか、
そして本当の恋を見つけることが出来るのか
はたまた次なる犠牲者となるのか
 
アンヘラちゃんが危険に迫っていくのにはハラハラドキドキ
ただ、スナッフビデオの映像はそんなにはっきり見せないので
猟奇的な怖さを期待すると外れるかな。
一番気持ち悪かったのはDVDメニュー画面の音と映像だったりしました。
 
これがデビュー作となる監督・脚本のアレハンドロ・アメナーバルは当時現役大学生の23歳。
その後『オープン・ユア・アイズ』『アザーズ』『海を飛ぶ夢』など
ちょっぴりホラーな作品で活躍してる監督さんですね。
アンヘラちゃんを演じるのは『ミツバチのささやき』(1973)のアナ・トレント!
大きくなったわぁ。(近所のおばちゃん目線w)
 
 

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