映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】ラスト・ターゲット
2010年09月16日 (木) | 編集 |
2010年(米)
監督:アントン・コービン
出演:ジョージ・クルーニー/ヴィオランテ・プラシド/テクラ・ルーテン/パオロ・ボナッチェリ/ヨハン・レイゼン 
【ストーリー】
スウェーデンで仕事を終えた殺し屋ジャック(クルーニー)は、最後の仕事としてイタリアの小さな村へとやってくる。
カメラマンとして生活しながら村の神父ベネデットや美しい女性カルラと交流するジャックだったが、やがて彼の命が狙う殺し屋が村に現れ……。(映画.comより)

■感想
先週、初登場一位を獲得したクルーニーの新作は
マーティン・ブース『影なき紳士』を原作とするサスペンス。
監督は『コントロール』アントン・コービンです。
 
クルーニーが演じるのはジャック、あるいはエドワード
工具などから特殊な武器を作るクラフトマン的殺し屋らしいということが
なんとなーくみえてきます
いつ命を狙われるかもしれない、緊張に心の休まる間もない日常
そんなジャックも、おせっかいだけど、彼の心を見通したような神父との出会いや
美しい娼婦のカルラとの出会いから、仕事から足を洗いたいという思いを強くしていきますが
果たしてその願いは叶うのか・・
 
 
この映画、オープニングの5分で
いきなりショッキングなシーンに驚かされました
 
ところが舞台がスウェーデンから、イタリアの片田舎に移るや
かなり淡々と、淡々と(2回言ったw)スローに進行するんですよね。
とにかく説明がないもので
一体彼は何者でどういう方向に向かおうとしてるのか
半分くらい終わっても、まだ「??」状態な観客が多いかも~
少なくとも私の友人は、隣ですっかり退屈してました^^;
 
とりあえず私は、彼が殺し屋であることなどの情報を得てから観たので
プロフェッショナルでストイックなクルーニーの一挙手一投足にも惚れたし
誰に対しても疑心暗鬼になってしまう様子も伝わった。
プロであるが故の孤独と葛藤も描かれ、無駄のない構成だとは思ったんだけど
これ何の情報ももたずに見たらどうなのかなぁ。
批評家はよしとして、ユーザーの評価が低いのは
こういうわけかぁと思ったりしました。
 

良かったのは、クルーニーの女好きなところ(笑)
スウェーデンで、恋人と散歩中に一瞬見せる幸せな表情
まぁ、その後とんでもないことになりますが^^;
その失敗から学び、イタリアではきっちり娼婦館通い
誰も信じない、誰も愛さない つもり
ところが美しい娼婦カルラ(ヴィオランテ・プラシド)を愛してしまうんですね~w
ベッドシーンもドキドキですよ
アサシン仲間のニットワンピが日に透けて見えるボディラインに目が釘付けだったりね
ストイックなのにスケベなところが可愛い

ノワールな仕上がりに痺れたけど、最後もう少し余韻を感じる時間が欲しかった気もします。

フォロー・ミー
2010年09月12日 (日) | 編集 |

フォロー・ミー(1971)イギリス
監督:キャロル・リード
出演:ミア・ファロー/トポル/マイケル・ジェイストン/マーガレット・ローリングス/アネット・クロスビー/ダドリー・フォスター
【ストーリー】
会計士のチャールズは、妻のベリンダの行動に疑問を抱いていた。彼は私立探偵のクリストフォローに、妻の行動を探るように依頼する。
■感想
念願かなって観る事ができた作品です。

『第三の男』の名匠キャロル・リードの遺作である本作は
夫婦の揺らぐ愛を優しくみつめるロマンスでした。

マイケル・ジェイストン演じる会計士チャールズは、悩んでいた
最近どうも妻べリンダ(ミア・ファロー)の様子がおかしい。
隠れて浮気をしているの違いないと踏んだチャールズは私立探偵を雇い
妻の素行調査を依頼するのだが・・・

イギリスのお坊ちゃま育ちのチャールズと、自由を謳歌する根無し草なベリンダ
ベリンダはチャールズの世界観に自分を当てはめることに疑問を感じ
そんな妻のストレスをチャールズは理解できない
もうそこに愛はないのか と思い始めた頃
夫の雇った私立探偵(トポル)の存在が二人の関係の修復に
一役買うことになるんですね。
 
強制されるのも、形にはめられるのもいや。
でも心を繋ぎとめてあげなければ、風船のようにフワフワと飛んでいきそう。
ミア・ファローはそんなキュートなヒロインにぴったりでした
 
トポル演じる謎の中東人風の探偵クリストフォロー(命名がまた絶妙w)が
胡散臭そうなんだけど、実際には何でもこなす超怪しい人物で、面白い
イギリス映画にこんなのが出てくる意外性も楽しいよね
 
孤独に歩けば、物寂しいロンドンの街並みも、気分が変わればまた新鮮に見えてくる
出会いのときめきや、同じ空気を吸い同じ時を共有することの幸せを感じられたりと
意外な恋のエッセンスが詰まってるのも、この映画の魅力ですね
 
さてさて、夫婦の運命は
 
最後は可笑しいやら、嬉しいやら
とっても幸せな気持ちになりました
 
キャロル・リードはこんな優しく愛おしい映画も撮ってたんですね。
ツボでした!