映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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【映画】ジャック・ニコルソンと行く優しいロードムービーにしてアメリカン・ニューシネマ『さらば冬のかもめ』
2010年05月25日 (火) | 編集 |
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1973年(米)
監督:ハル・アシュビー
出演:ジャック・ニコルソン/ランディ・クエイド/オーティス・ヤング/クリフトン・ジェームズ/キャロル・ケイン 
 


■感想
映画で妄想世界の旅13本目!
先日挙げた「気になる作品群」から一本。
チャンス』のハル・アシュビー監督が描く、アメリカンニューシネマなバディものロードムービーです。
海軍下士官バダスキー(ジャック・ニコルソン)とマルホール(オーティス・ヤング)は窃盗を犯した17歳の水兵を
ポーツマスの海軍刑務所まで護衛する任務を命じられる。
「40ドルを募金箱から盗んだだけ?くだらね~。」
そう思うものの、軍の命令に背くわけにもいかない。
「休暇と思えばいいさ」
そう割り切り、二人は水兵メドウズ(ランディ・クエイド)を連れ基地を出発する。
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ただの護送の旅、のはずが
ニコルソン演じるバダスキーは若いメドウズを案外気に入って
8年間も刑務所暮らしとなるメドウズにせめて大人の経験をと思うようになります。
ニコルソン、品は悪いけど珍しくいいやつだ~。
彼の中には軍の規則なんかくそ食らえという気持ちがあったのでしょう。
寮の先輩が新入生の面倒をみるようなノリで
酒を飲ませる、故郷を訪ねさせる、さらば童貞と売春宿に連れて行く(笑)
 
なんだかボーっとして人生流れるままの風情のメドウズは
次第に彼は自分の気持ちを主張することを覚えます。
途中出会う「禅宗の会(?)」の女性の影響もあり
自由を求める気持ちと、思いを形にすることも知るんですね。
 
結果、軍艦マーチをBGMにしたイケイケな3人旅は意外なエンディングを迎えることになります。
ラストのニコルソンの小さな反発も所詮負け犬の遠吠え。
下士官のやるせない呟きという形で軍や体制を批判する
ソフトだけど、これもアメリカンニューシネマの流れなのでしょうね。
 
護送する方とされる方、それぞれの気持ちが繊細に描かれていて
人生どう生きるべきかを教えようとするニコルソンが優しかったな。
 
ところで17歳のメドウズを演じたランディ・クエイドが若くてね(画像の真中)
万年少年関根勉に似てて、ちょっと笑ったw
こんな時代もあったのね~。



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ジェニイの肖像
2010年05月08日 (土) | 編集 |
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1947年(米)
監督:ウィリアム・ディターレ
出演:ジョセフ・コットン/ジェニファー・ジョーンズ/リリアン・ギッシュ/エセル・バリモア/セシル・ケラウェイ 
 

■感想
映画で妄想 世界の旅!3本目

アメリカに在住していながら、まだニューヨークに行ったことがないんだなぁ。
ヴァージニアまで行ったら、やっぱりニューヨークには足を伸ばさなくっちゃね。
まずはセントラルパークでジェニーに会いたい。。
 
アダムス(ジョセフ・コットン)は売れない画家。
ある日夕なずむセントラルパークで少女が一人でいるのを不思議に思い声をかける。
「両親は劇場で仕事をしているの」。ジェニーと名乗るその少女は明るい笑みを向けた。
「はて。その劇場は数年前になくなったはずだが?」
2度目に出会うと、不思議なことにジェニーは少し成長していた。
実際ジェニーは会うたびに成長していた。
いつのまにか美しい娘となったジェニーにアダムスは絵のモデルになってほしいと依頼。
二人はいつしか深く愛し合っていた。
ところが絵が完成したその日、ジェニーはアダムスの前から姿を消した。
 
夏が終わっても戻らないジェニーを案じ、ジェニーが通っていた学校を訪れたアダムス。
そこで彼が聞いたのは「ジェニーは10年も前に津波で死んだ」という驚きの言葉だった。
 
 
ジェニーは言わば彷徨える魂。
それでもこれはホラーでもSFでもない。正真正銘のラブストーリーなんですね。
時を越えて愛し合うという点で『ある日どこかで』を思わせるし、
恋をすることもなく死んでしまったジェニーがアダムスに自分と同じ寂しさを見出し
愛を知り、死を受容する。それは『ラブリー・ボーン』にも通じるところです。
 
売れない画家アダムスを演じたのは『第三の男』の二枚目ジョセフ・コットン
ジェニーを演じたジェニファー・ジョーンズは、最初の少女の姿には正直違和感があったものの
成長した姿はとっても綺麗。
絵になる二人の切ないロマンス、後半は切なくて泣けました~。

モノクロ映画でありながら、最後に登場するジェニーの肖像はテクニカラーで描かれ
生き生きと美しいジェニーを浮かび上がらせます。
これは『ドリアン・グレイの肖像』と同じアイディアですね。
 
セントラルパークから見えるマンハッタンの摩天楼も楽しめますよ。

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