映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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【映画】4ヶ月、3週と2日
2008年07月05日 (土) | 編集 |



4ヶ月、3週と2日(2007)ルーマニア
原題:4 Luni, 3 Saptamani si 2 Zile
監督:クリスティアン・ムンジウ
出演:アナマリア・マリンカ/ローラ・ヴァシリウ/ヴラド・イヴァノフ/アレクサンドル・ポトチェアン
ルミニツァ・ゲオルジウ/アディ・カラウレアヌ

あらすじ
1987年。チャウシェスク独裁政権末期のルーマニア。大学生のオティリアは、望まない妊娠をした寮のルームメイト、ガビツァから、違法中絶の手助けを頼まれる



【感想】
チャウシェスク独裁政権末期のルーマニアでは堕胎は禁止されていたんですね。
これは、その時代に思わぬ妊娠をしてしまった大学生が、闇のルートで堕胎を敢行するお話。

ルームメイトである主人公オティリアがその手助けをすることになるのですが、、
堕胎をすることも、助けることも、勿論闇で堕胎を施術することも罪。
ホテルの部屋を貸り、堕胎医を雇い、実行する。
これらの行為を非常にスリリングに描きながら、それぞれの登場人物の人間性と社会背景を見せるやりかた、面白いですね。
この妊娠し堕胎をしようとするガビツァが、あまりに自己チュウで共感出来ないといういう感想を聞いていましたので、さほど驚かずに観ました。
彼女は自己チュウというよりも甘い!
所詮大学生、今の時代ならこんなものかなぁという気もしますが、この映画の意図としては、体制の中生き抜こうとするオティリアとの対比のためにこういう甘ちゃんを描いたんでしょうね。
気持ちが良かったのは、闇の堕胎医であるベベがことごとく彼女の甘さを指摘し、非難したこと。
彼の正体は説明されていないわけで、彼がなぜ堕胎を引き受けるのかも不明ながら、彼の言い分は至極妥当。
変かもしれないけど、登場人物の中では一番共感出来る人物でした。
主人公のオティリアはボーイフレンドとの会話から、自分の道は自分で切り開く自立した女性であることが伺えます。
信頼という言葉が幾たびか出て来ますが、ボーイフレンドに対しても信頼は感じていないような。。

勿論ルームメイトにも信頼は感じていない。
それでもルームメイトを助けるオティリアの本意はどこにあったのかは、私には少し理解が難しかったです。
ことがバレればとんでもないことにある。そんな緊張の中、最後までルームメイトの世話をみるものの、、、。
唐突に終ったあのラストを観ていると、二人の関係のその後は心配。
サスペンス要素を含みつつ、この時代の社会背景、国民性なども垣間みることが出来る
興味深い作品でした。
カンヌでパルムドール受賞


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