映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
ゴーン・ベイビー・ゴーン
2008年02月14日 (木) | 編集 |


オスカー特集6日目。助演女優賞候補、エイミー・ライアン!!


【助演女優賞】は誰でしょうね。
候補者は
ケイト・ブランシェット(『アイム・ノット・ゼア』)
シアーシャ・ローナン (『つぐない』)
ルビー・ディー (『アメリカン・ギャングスター』)
エイミー・ライアン (“Gone Baby Gone”)
ティルダ・スウィントン (『フィクサー』)の5人。

ゴールデングローブ獲ったケイトが一歩リードのようですが、実はエイミー・ライアンと、前哨戦では互角です。
今日はエイミー・ライアンのノミネート作品「ゴーン・ベイビー・ゴーン(原題)」をご紹介します。



2007年(米)
監督・脚本:ベン・アフレック
原作:デニス・レヘイン『愛しき者はすべて去りゆく』(角川文庫刊)
出演:ケイシー・アフレック/ミシェル・モナハン/モーガン・フリーマン/エド・ハリス/ジョン・アシュトン
エイミー・ライアン/エイミー・マディガン
【ストーリー】
ボストン市内のドーチェスター地域で4歳の少女アマンダが行方不明となり、ニュースは事件を報じている。警察の捜査が行き詰まりを見せる中。アマンダの叔母からの依頼を受け、地元の私立探偵、パトリック・ケンジー(ケーシー・アフレック)とアンジー・ジェナロ(ミッシェル・モナハン)は、事件の再調査に乗り出すが‥。
ベン・アフレックの長編初監督作品。
ミスティック・リバー」の原作者デニス・レヘインの傑作ハードボイルド『愛しき者はすべて去りゆく』(角川文庫)の映画化で、ボストンの街を舞台に、幼なじみの私立探偵パトリックとアンジーの活躍を描くシリーズ物の第4作目になります。

ボストンのある小さな街で少女誘拐事件が起こります。少女の母親を演じるのが今回、助演女優賞にノミネートされたエイミー・ライアン

地元で私立探偵を営むパトリック(ケイシー・アフレック)は、少女の叔母から依頼を受け、恋人で仕事の相棒のアンジー(ミッシェル・モナハン)とともに捜査に乗り出します。
娘を誘拐され悲しむ母親の元にアマンダを無事連れ帰ることを誓い、多くの問題にぶつかりながらも、ある解決に到達するのですが、はたしてその解決が本当に正しかったのか‥。

主演のケイシーは飄々としていながらも、正義感を持ち合わせ、一本筋の通った私立探偵を好演しています。
母親の元に少女を戻すことが使命であり、そのことが子どもにとって最善の道であると信じて疑わなかったパトリック。
その正義感が導いたラストに、観るものもパトリックと同じ、苦い思いを噛み締めることになるのです。

観終えた時の感覚は「ミスティック・リバー」を観終えた時に似てるかも知れません。後味の悪さはあるものの、決して嫌な感覚ではなく、感慨深いものもあるのですよね。

幼児虐待、薬物中毒、同性愛、子どもに関心をもてない母親。。
アメリカに巣食う社会問題ですね。子どもの本当の幸せはどこにあるのか。法による解決が最善の方法なのか、、と様々な思いがよぎります。
主演のケイシーも素晴らしかったですが、監督・脚本をこなしたベン・アフ兄ちゃんにも拍手を送りたいですね。
役者としては、どうやらケイシーの方が上。しかしベンアフ、監督としてはとてもいいものを持ってるんじゃないでしょうか。
登場人物が多く、途中ちょっとややこしさを感じるものの、後半の意外な展開と、ズシリとした重みのあるストーリーに驚かされました。ちょっとしたセリフも気が利いてます。これからどんな作品を作ってくれるのかと、とっても楽しみですよ。

エイミー・ライアンは麻薬常習で、子どもに愛情を向けられない、はすっぱな母親を見事に演じてました。
ただ、思いのほか登場時間が短いので、これが賞にどう影響するかというところでしょうか。

共演にモーガン・フリーマン、髪の毛のあるエド・ハリス。(°∀°)??
モーガンさんはこんな端役?なんて思っていたらとんでもない。彼はやはり素晴らしい仕事をします。


スティーブン・キングが選ぶその年のトップ10では2007年の第2位にランクインしていました。
確かに見応えのある素晴らしい作品でした。
日本では今のところ公開が決まってませんね~。



★★★★☆