映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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狼の時刻
2007年08月18日 (土) | 編集 |


狼の時刻(1966)スウェーデン
監督:イングマール・ベルイマン
出演:マックス・フォン・シドー/リヴ・ウルマン/イングリッド・チューリン/エルランド・ヨセフソン
【ストーリー】
北海の小島に暮らす著名な画家・ユーハンは、昔の愛人を忘れられない日々に苦しんでいた。そんなある日、彼は島の古い館に住む男爵の晩餐会に招待される。
■感想
先月お亡くなりになったイングマール・ベルイマン監督の作品です。
本作は監督の作品の中では宗教色も強く無く、ホラーな仕上がりということで観てみました

日本では劇場未公開の本作はモノクロで描かれた不思議な世界でした。


主人公ユーハン(マックス・フォン・シドー)は、妻(リヴ・ウルマン)と小島に暮らす画家。
かつての恋人レベッカのことを忘れられないユーハンは、いつの頃からか眠れない夜を過ごす様になります。

タイトルの狼の時刻とは日本で言うところの丑三つ時にあたります。
眠らずに朝を迎える夫に付き合い、妻もまた傍らに座り「狼の時刻」をやり過ごすという毎日。

ある日、妻の前に現れた老婦人に、夫の日記の存在をほのめかされ、隠れて日記を読んだ妻は、
愛人レベッカのことを知ることとなり、夫への不信感を強めていきます。

そんな折り、城の住人から招待をうけ、夫婦で城を訪れるのですが…。


一言でいうと眠れない男の見る悪夢なのでしょうか。
ユーハンの体験する世界は狂気に満ちあふれ、次第に人格を崩壊させて行くのです。


「前に蛇に噛まれたという話しをしたと思うが、実は、あれは蛇ではなかったんだ…。」と話すユーハンの回想シーン。。
これがなんといっても一番恐かったです。へたな幽霊なんかが出る映画よりよほど恐い。
CGなど使わずとも、これだけの恐い映画が出来るのだというお手本かもしれません。

城の住人の怪奇な行動(天井を逆さに歩く男、顔の皮を剥ぐ老婆)も、おそらくは全てユーハンの作り出した幻想。
そしていつしか妻も、ユーハンとともに幻想の世界を彷徨うのです。



妻を演じるリヴ・ウルマンは監督の公私に渡るパートナーで、ベルイマン作品10作品に出演しています。

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