映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】ゲット・アウト(原題)
2017年03月04日 (土) | 編集 |
 
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ゲット・アウト(原題)(2017 アメリカ
原題:Get Out
監督/脚本:ジョーダン・ピール
出演:ダニエル・カルーヤ
/アリソン・ウィリアムズ/キャサリン・キーナー/ブラッドリー・ウィットフォード/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/リル・レル・ハウリー/キース・スタンフィールド/ベティ・ガブリエル/マーカス・ヘンダーソン

【あらすじ】
クリスは白人のガールフレンドの実家を初めて訪ねる。


【感想】
コメディアンのジョーダン・ピールの初監督作品にして、IMDbで8.3という高評価の一本です。

ガールフレンドの実家を訪ねる日。クリスは緊張しています。
というのもクリスはアフリカ・アメリカンで、ローズは白人。
「家族は僕が黒人って知ってるの?」
「知らないわ。我が家は差別主義じゃないから心配しないで」

と言われてもね・・。

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それでも彼女にぞっこんのクリスは、意を決してローズの家に。
ハグで迎えてくれる家族に一安心のクリスですが・・
この家、なんか変じゃね? という話。


クリスが訪れたローズの家では黒人の労働者を雇っていて、なんだか彼らが異様なムードを醸し出します。
タイトルの「ゲットアウト」もそんな一人がクリスに放つ言葉。
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最初は親しみやすいと感じた家族も、ローズの弟(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ!!)が登場したあたりからなにやら怪しい雰囲気に。あれよあれよという間に、とんでもない事態になってしまうんですね。

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いやはや、これは面白かったね。
ホラーに人種差別をぶち込み、しかも根底に笑いを仕込むあたり
白人の母と黒人の父を持つコメディアンという特殊なバックグラウンドをもつ監督ならではでしょう。
当然監督の経験も盛り込まれているはずですが、自伝ではないと言ってます。
そりゃそうだ(笑)

緊張感とオリジナリティに溢れ80年代や90年代のホラーを彷彿とさせる
こういうホラーを待ってたよというファンも多いはず。

日本公開は今のところ未定かな。

お気に入り度4.2











【映画】チャイルド・プレイ
2016年10月31日 (月) | 編集 |
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チャイルド・プレイ(1988 アメリカ
原題:Child's Play 
監督:トム・ホランド
脚本:ドン・マンシーニ/ジョン・ラフィア/トム・ホランド
出演:キャサリン・ヒックス/クリス・サランドン/アレックス・ヴィンセント/ブラッド・ドゥーリフ

【あらすじ】
逃亡中、逃げ込んだ玩具屋でマイク刑事に撃たれ、致命傷を負った殺人鬼チャールズ・リー・レイ(チャッキー)は、会得していたブードゥー教の秘術によって売り物の人形に自分の魂を移す。


【感想】
11月になりましたが、ブードゥー教繋がりでもう一本いかせてもらいます。

殺人人形が大暴れのご存じ『チャイルド・プレイ』。
ご存じ・・と書きながら、チャッキーの誕生秘話が全然記憶になかったし、観ても思い出せなかった私は
もしかしたら初見だったかもww

あらすじに書きましたが、チャッキー人形は犯罪者のチャールズ・リー・レイが死の直前に習いたてのブードゥー教で自分の命を吹き込んだものだったんですね。ブードゥ―教は死者をよみがえらせる黒魔術を使ったとされ、多くのゾンビ映画で登場する。
レイは手負いの自分を置いて逃走した強盗仲間と、自分を追い詰め銃弾を放った刑事のマイクに復讐を誓い
死の淵から蘇るためにお人形を利用した形です。
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ところが運悪くその人形が誕生日プレゼントとして少年アンディの手に渡ってしまった。
以後、チャッキー人形は家族まで増やしながら人を殺しまくるんですね。

所詮人形ゆえ生々しさがないのは、それはそれでいい。
鑑賞後思いだしてトイレに行けないということもないので、ホラー苦手の人にもとっつきやすいでしょう。
でもホラーファンを置き去りにしないだけの、面白さもある。
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ソファーの下に潜り込んだり、小さい身体ゆえにできることもあって
いつどんな風に出てくるのかとドキドキするし、チャッキー目線の映像がまた怖い。

腕が飛ぼうが、頭チョンパされようが、黒焦げになってもなお追ってくるシーンでは
ターミネーターのテーマ曲をかけたくなったしね。
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シングルマザーに育てられ、贅沢もわがままも言わないアンディ(アレックス・ヴィンセント)もけなげで可愛いかった。
人形が人を殺すことなど誰も信じないことをうまいことサスペンスに絡める手法もマル。
あちこちを部分的にしか観てないけど、シリーズが6本も作られるのは伊達じゃないないと思わせる秀作でした。

チャイルド・プレイで変な連想したひと、
そっち系ではありません(笑)


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【映画】怪奇!戦慄の怪人/オカルトショック
2016年10月31日 (月) | 編集 |
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怪奇!戦慄の怪人/オカルトショック(1973 アメリカ
原題:The Norliss Tapes  
監督:ダン・カーティス
脚本:ウィリアム・F・ノートン
出演:ロイ・シネス/アンジー・ディキンソン/クロード・エイキンス/ミシェル・ケリー/ヴォネッタ・マギー

【あらすじ】
怪奇作家のノーリスは出版会社のラングドンに電話し、「本を書こうとしたが深みに入りすぎ身の危険を感じている。手遅れになる前に会いたい。すべてはテープに吹き込んでいる」と言う。しかしノーリスは約束の時刻に現れず消息を絶った。ラングドンはノーリスの部屋に残されたカセット―テープを聴き始める。


【感想】
みんなのトラウマ映画を教えてくださいシリーズになってますがw
ハロウィンホラー特集3本目、今日はゾンビマンさんに教えてもらったTVムービーです。
今回もYouTubeにありました。


これ、邦題のノリで観初めて「作品間違えた?」と思ってしまった(笑)
というのは、タイトルにあるようなハマー風の感じでなく、失踪した怪奇作家ノーリスに何が起きたのかを
ノーリスの残したカセットテープから知るという現代的なものだったから。
原題は『ノーリスの(カセット)テープ』。そのものです。
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カセットに吹き込まれた内容は・・
著名な彫刻家の妻であるコート夫人はある晩、夫のアトリエに侵入した男を射殺した。
しかし死体は消え、しかも夫人はそれが「死んだ夫だった」と証言したという怪事件。
真相解明を依頼されたノーリスはやがてある戦慄の事実を目の当たりにするのです。
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以下少々ネタバレなので、未見の方はご注意ください。


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【映画】妖婆・死棺の呪い
2016年10月29日 (土) | 編集 |

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 妖婆・死棺の呪い(1967 ソ連
原題:Viy 
監督/脚本:ゲオルギー・クロパチェフ/
コンスタンチン・エルショフ
出演:レオニード・クラヴレフ/ナターリヤ・ワルレイ/ニコライ・クトゥーゾフ

【あらすじ】
中世のソ連。神学校で学ぶホマーは休暇で帰省する途中、友人らと道に迷い、一軒の農家に泊めてもらうことにする。しかし、彼らを招き入れた老婆はホマーの寝床を襲い、あげくホマーを連れ出し空を飛び始めたではないか。老婆は魔女だと気づいたホマーは地上に降りたところで魔女を滅多打ち。しか老婆は美しい少女に姿を変えており・・


【感想】
ハロウィンホラー特集2本目。
『ザ・ウィッチ』で頂いたコメントから、みーすけさんの幼少時のトラウマ作品を教えてもらいました。
レンタルになくて残念に思っていたところYouTubeで見つけて早速観ました!

いやー面白かった。

今回はネタバレ全開なのでご注意ください。


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【映画】ザ・ウィッチ(原題)
2016年10月27日 (木) | 編集 |
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ザ・ウィッチ(2015 アメリカ/イギリス/カナダ/ブラジル
原題:The Witch 
監督/脚本:ロバート・エッガース
出演:アーニャ・テイラー‐ジョイ/ラルフ・アイネソン

【あらすじ】
17世紀のニューイングランド。イギリスからの移民であるウィリアムとキャサリン夫婦は敬虔なクリスチャンであろうと努めていたが、住民との意見の食い違いから村を離れ、4人の子供と森の奥で暮らし始める。やがて5人目の赤ん坊が生まれるが、長女のトマシンがいないいないばぁであやしている最中に忽然と姿を消す。悲しみに暮れる母キャサリンはトマシンに不信感を抱き始め・・


【感想】
英国男優総選挙特集もあと二本で終了する予定なんですが、まもなくハロウィンということで
恒例のハロウィン・ホラー特集に突入しました(笑)

今日紹介するのは『ザ・ウィッチ(原題)』。サンダンス映画祭で監督賞を受賞したホラーです。
サンダンスで絶賛された というと想像がつくかもしれませんが、万人に受けるタイプの作品ではありません。
IMDbを見てみても、マスターピースと歓喜する者がいる一方で、★一つ(★10個で満点)がズラリと並ぶなど、評価が完全に二分しています。


勝手な想像をすれば、敬虔なクリスチャン一家に不幸が及ぶことに嫌悪感を覚える人が多いのかなと思います。
クリスチャンにしたら、懺悔をしても救ってもらえないなんて許せないことでしょ。
宗教関係なしの私は凄く怖くて面白かったんですけどね。
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まずこの映画、想像していたのとまるで違いました。
最近の魔女ものときたら、アクションまがいのウッチハンターものが主流でしょ。
ところが、本作はアクションなど皆無で、赤ん坊のサミュエルが消えたことをきっかけに、家族が互いに猜疑心を募らせるというサイコロジカル・ホラーの様相を呈すんですわ。

一応魔女も姿を見せるので完全な心理ホラーではないんですが、家族の誰が魔女にとり憑かれてるのかとドキドキ。ほとんど自然光で撮ってると思われる暗い映像や、風のざわめき、近くに魔女がいることを思わせる声や音といった音響効果も効いて、アーティステックで陰鬱な怖さを演出しています。

監督は本作が初という新鋭。
言葉が古い言い回しになっていて私にはわかりにくかったんですが、エンドロールの説明によると、台詞はセイラムの魔女裁判での記録をもとにしているとのこと。家族の暮らす家の素材や道具にも当時のものを使っており、すべてにこだわりをもって作られてるんですね。
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出演者の中では、子供たちが印象的です。
長女のトマシン、長男のケイレヴ、双子の兄妹それぞれの演技の巧いも印象的です。トマシン役のアーニャが漂わせる幼い色香にロリ心をくすぐられる人も多いかも。

家族内で起きる魔女狩りをエンタメ性を排除したリアリティで描き、それがトラウマ級に怖い。
「魔女」ということばに置き換えられる「邪悪な心」はどうやって生まれるのかを考えさせられる一本でした。


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