映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】パッセンジャー
2016年12月22日 (木) | 編集 |
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 パッセンジャー(2016 アメリカ
原題:Passengers
監督:モルテン・ティルドゥム
脚本:ジョン・スペイツ
出演:クリス・プラットジェニファー・ローレンス/マイケル・シーン/ローレンス・フィッシュバーン

【あらすじ】
5,259 人の乗客を乗せて地球を後にした豪華宇宙客船アヴァロン号。目的地となるコロニー、ホームステッドまで乗客は120年間カプセルの中で眠るはずだが、2人の男女だけが90年も早く目覚めてしまう。絶望的状況の中惹かれ合う2人だったが・・


クリスマスを前に話題作が続々公開になります。
全部観たいけど、そういうわけにもなぁ。
今日は『アサシン・クリード』と迷ってこちらをチョイス。
クリス・プラットジェニファー・ローレンスが120年の長い宇宙旅行の途中、90年も早く目覚めてしまった乗客を演じるSF大作です。
メガホンをとったのは『ヘッドハンター』『イミテーション・ゲーム』のノルウェー監督モルテン・ティルドゥム

最近は退廃的な地球を舞台にした近未来ものが多い中、舞台が完全に宇宙(宇宙船内)というのはまずクール。
船内に男女が2人という設定は『青い珊瑚礁』なんかの好きな漂流ものを彷彿とさせるわけで面白くないわけがない。しかも90年も早く目覚めたら、どう頑張っても目的地に着くまでに老衰!2人のサバイバルにどんなオプションがあるのかと興味津々で見ることになりました。

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まずはエンジニアであるクリスが色んな道具を持ち出して壊したり作ったりするのが楽しい。
そもそも彼がコロニーへの移住を決めたのは、物作りに生きがいを持っていた彼が地球ではもはや必要とされないことに絶望していたから。こういう漂流サバイバルものには一番必要な人物かも。
ただし、船内には必要なものは全部そろっていて、もの作りの技がさほどサバイバルに生かされないのは残念。

ジェニファーに恋する様子も微笑ましい。考えたらクリスの正当な恋愛ものを見るのは初めてじゃないかな。ロマンスとしては問題含みで、中盤まではかなり面白かった。

ところが、後半の展開が早すぎて凄くもったいなんですよねぇ。
今起きてる問題が何なのか、それにどう立ち向かおうとしてるのかが見えにくいから置いてけぼりを食らってしまう。
もっと2人の思考の過程をじっくり見せるとまた全然違った面白いものになったんじゃないかな。

テクノロジーに関しては「未来にはできるんだろう」と思えるからいいのだけど、技能面では少しツッコミたい感じ。たいした宇宙訓練を受けたわけでもなかろう人間が『ゼログラヴィティ』みたいなこと簡単にできるんかなとか、色んな無理を感じてしまった。

ま、でも、ロマンス、アクション、ドラマ、サスペンスと多様なジャンルを盛り込んだ作品で、クリスの演技をじっくり見れたのが最高の収穫。主演2人+マイケル・シーンは文句なしにグッジョブです。
近未来映像もスタイリッシュでキレイ。ところどころかわいらしい笑いが投入されているのも好みでした。
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人間だれしもいつかは死ぬわけで、限りある命をどう生きるかというのが本作のテーマでしょうね。
最後に二人の映像を少し入れてくれるともっと感動できたかも。

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【映画】『メッセージ』前半に忍耐を要すが少し我慢
2016年11月12日 (土) | 編集 |
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メッセージ
(2016 アメリカ
原題:Arrival
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ハイセラー
出演:エイミー・アダムスジェレミー・レナー/フォレスト・ウィテカー

【あらすじ】
世界各地に謎の宇宙船が出現。言語学者のルイーズは謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを探っていくのだが……。


【感想】
ミステリー祭り2本目
『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴがテッド・チャンの原作『あなたの人生の物語』を映画化したSFミステリーです。

来年公開の『ブレードランナー』の続編の監督を任せられたヴィルヌーヴ監督は、幅広いジャンルを撮る監督で、どれ一つとっても同じ監督の作品という気がしません。『複製された男』にも少しSF要素があったけど、今回は地球外生命体とのコンタクトを描いてまして言ってみれば『未知との遭遇2』みたいな話。

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卵型の宇宙船でやってきた巨大な生命体は何をもとめているんだろうということで、エイミー・アダムス演じる言語学者のルイースに白羽の矢が立ちます。同様に政府によって招集されたジェレミー・レナーと協力し、エイリアンの「言語」を解読することに。
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ルイースは離婚後に一人娘を病気で亡くし、孤独と戦いながら生きている女性で、娘と言葉を交わすことができない虚しさを埋めるかのように、懸命にエイリアンと会話しようとするんですね。
でもいかんせん、彼らの言語というのが貞子が出てきそうなイカ墨リングなもんでw解明も簡単には進まない。
危機感を感じる某国の動きが問題になる中、人類はこの危機をどう乗り切るのか。
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トランプ大統領ならあっという間に攻撃して映画も30分で終わりそうな話ですが
映画は非常に気が長く。。正直この悠長さに前半は眠くなります。
実際席を立って、帰ってこなかった客もいましたし。

でも後半、映画は思いがけない方向に!
ミステリー的には反則技に近い(笑)
ネタバレしてはしませんが、言えるのはこれは単なるエイリアン映画じゃないということ。
監督は記憶とか時間軸とかを映画の中で知的に操る人だと思う。本作でもそれが生きていて、在りし日の娘と過ごすルイースのフラッシュバックから見えてくるものに、最後の30分は得も言われぬ幸福感に包まれる。
ヨハン・ヨハンソンの幻想的な音楽もいい。
エイミー・アダムスジェレミー・レナーも魅力的でした!


IMDbも8.5と高評価。
日本公開は来年の5月だそうです。

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【映画】スター・トレック BEYOND
2016年11月10日 (木) | 編集 |
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スター・トレック BEYOND (2016 アメリカ
原題:Star Trek Beyond 
監督:ジャスティン・リン
脚本:サイモン・ペッグダグ・ユング
出演:クリス・パイン/ザッカリー・クイント/ゾーイ・サルダナ/サイモン・ペッグ/カール・アーバン/アントン・イェルチン/ジョン・チョウ/イドリス・エルバ

【あらすじ】
カーク船長(クリス・パイン)率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索中、謎の異星人に襲撃される。艦は墜落しからくも脱出したクルーは散り散りに。不時着した惑星でカークが発見したものは・・


【感想】
英国男優50人斬りも残すところあと2人となりました。
今日は総選挙8位にランクインのサイモン・ペッグ斬りのスタトレ最新作です。

5年の任務の3年が経過し、自分の誕生日すなわち父の命日を数日後に控えたころ、カークは宇宙を旅する意義を考えあぐねています。偉大だった父の足跡を辿るべく入ったこの世界。しかし、宇宙に終わりがないなら自分のしていることに意味があるのかと。

そんな折、宇宙で座礁した探査船を捜索中、エンタープライズ号は何者かに襲撃され墜落、脱出ポッドで緊急避難したクルーの行方も分からなくなるという絶体絶命のトラブルに見舞われることになるんですね。
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サイモン・ペッグはいつものようにスコッティ役をこなすと同時に、本作では脚本も共同で書いてます。実際にはロベルト・オーチーの脚本をリライトする形だそうですが、個性が強調され、クルーの絆がより深く描かれているのはサイモンの功績によるもののようです。
昨年二月に亡くなったレナード・ニモイをトリビュートしているのも、製作50周年を迎えたシリーズのファンには嬉しい気づかいだたでしょう。
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映画はですね、『スタートレック ビヨンド』というよりも、ビヨンド・スタートレックといった感じでw
宇宙そっちのけで、『ミッション・インポッシブル』か『ワイルドスピード』と見間違うほど荒唐無稽なアクションシーンが繰り広げられる。そこを楽しめればいいですけどトレッキーには不評だっただろうな。
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でも私個人としては、今年27歳で急逝したアントン君に哀悼を捧げたと思われるワンシーンにグッときた。
カークとボーンズが酒を酌み交わすシーンに登場するのが、チェコフのロッカーから持ってきたというウォッカ。
それをもうひとつのグラスに注ぎ、チェコフはウォッカ野郎だよななどと話しながら乾杯する。
本当にさりげないけれど、アントン君への思いを感じられて、ここ好き。


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【映画】セルフレス/覚醒した記憶
2016年11月06日 (日) | 編集 |
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セルフレス/覚醒した記憶(2015
アメリカ
原題:Self/less 
監督:ターセム・シン
脚本:アレックス・パストール/ダビ・パストール
出演:ライアン・レイノルズベン・キングズレー/ナタリー・マルティネス/マシュー・グード/ヴィクター・ガーバー/デレク・ルーク

【あらすじ】
大富豪の建築家ダミアン・ヘイルは余命半年と宣告され失意の中にあった。そんな折、天才科学者のオルブライトに遺伝子操作で作った肉体にダミアンの頭脳を転送することを持ち掛けられる。莫大な料金と引き換えに新しい肉体を手に入れたダミアンだったが、やがてその肉体はクローンではなく、家族のために身売りしたマークという男のものだと知ることになり・・


【感想】
富豪のダミアンにベン・キングズレー
キングズレーが得ることになるボディがライアン・レイノルズです。

格差社会が進むとこういうことも出てくるかもねぇ。
実際、例えばホーキング博士の遺伝子を何とか残そうなんて話は秘密裏に進んでいるんじゃなかろうか。
ただ、クローンを作ろうという話ならまだしも、頭脳の転送というのはどうよ。
『トランスセンデンス』のジョニー・デップ以上に現実味が薄い気がするんですが。
でも映画の中の装置があまりにも簡単だったところをみても、そこはスルーでお願いね ってことでしょう。

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↑これでもツッコむ なと言うのですね。わかりました。。



以下少々ネタバレしますので、未見の方はご注意ください。


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【映画】『X-MEN:アポカリプス』首チョンパ祭り
2016年06月08日 (水) | 編集 |
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X-MEN:アポカリプス(2016)
アメリカ
原題:X-MEN:Apocalypse
監督:ブライアン・シンガー
脚本:サイモン・キンバーグ
出演: ジェームズ・マカヴォイ /  マイケル・ファスベンダー/ ジェニファー・ローレンス/ オスカー・アイザック/ ニコラス・ホルト/ ローズ・バーン /  オリヴィア・マン /  エヴァン・ピーターズ/ コディ・スミット=マクフィー/ ソフィー・ターナー/ タイ・シェリダン
日本公開:2016/8

1983年、人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚ました。人類の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは世界の破滅を計画・・。

【感想 
のっかり特集中休みとしましょう。
本当はDCやらマーヴェルのコミック系はもう卒業でいいやと思ってたんだけど
キャストにつられて『
X-MEN:アポカリプス』観てきました。

今回のタイト"アポカリプス=黙示録”とは「終末の予言」
なんと、太古の神が蘇って、堕落した地球を滅ぼそうとする という話なんだな。

凄いのはこのアポカリプスの神様はミュータント第一号なんだって。
神は4人のホースメンを従えて世界をリセットしようとする。
それを阻止するため立ち上がるのがプロフェッサーXやミスティークらが率いるX-MENたちってことになるんですね。

自慢じゃないけど私はこのシリーズを観始めたのは2009年の『ウルヴァリン』からでして
その元祖をよく知らないんですけど、『X-MEN』結集の意味を紐解き、メンバーを紹介するという作品名なだけに、ブライアン・シンガーの復活はファンには嬉しいんじゃないでしょうか。
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タイ・シェリダン君など、オリジナルキャストと交代した若いミュータントたちの活躍がフレッシュで楽しい。
アポカリプス神を演じたオスカー・アイザックも素顔はほとんど拝めないけど頑張ってました。
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ただね、アポカリプス復活やらX-MENのメンバー紹介やらを割と丁寧にやるので
どうしても時間がかかって、散漫な感じになるんですよね。

そんな中映画を引き締めるのはやっぱりマイケル・ファスベンダー
もう何も言いません。いいよ、ファスベンダー。
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個人的にはファスベンダーシーンの重さで通してもいいんじゃないかと思うのだけど
思いのほか漫画だったね。
楽しいけど、映画全体が軽い印象になるのは否めない。
あと本作を最後にシリーズ卒業となるジェニファー・ローレンスはすでに心が離れてる印象で
ちょっと浮いてたのが残念。

とはいえ、X-MEN誕生の物語として楽しめたのでよしということで。
オリジナルのシリーズも観てみよう。
ウルヴァリンの登場・・というか退場には笑った(笑)


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