映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
藁の楯 わらのたて
2013年05月27日 (月) | 編集 |
日本滞在最終日(帰国前日)、夫は東京で2件の仕事が入ったため私のみ成田に直行。
ホテルにチェックインしたあと、夕方までの時間をイオンモールで潰し、ついでに映画を観てきました。
映画館のチラシをチェックしたのが3時ちょっと前。映画の開始が3時25分。。。
でもホテルに着いて、お菓子を少し食べただけだったので、迷った挙句フードコートへ。
よせばいいのに、ばくだん丼セットなる、ねばねば系丼にお蕎麦のついたセットを6分ほどでかっ込み、行ったこともない映画館へと走ったのでした。どんだけ早食い大将やネン!
というか、もっと味わって食べたかった(笑)


藁の楯 わらのたて(2013)日本
監督:三池崇史
出演:大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、余貴美子、山崎努
 政財界を牛耳る蜷川の孫娘が殺され、事件の3か月後に、蜷川によって容疑者・清丸のクビに金がかけられる。その額は10億円。日本中がその額に色めきだつ中、恐怖を感じた清丸は自首。銘苅、白岩ら警視庁警備部は、清丸の身を守り、彼を移送する任務を受ける。

ってなわけで、『藁の楯』観てきました。
観てて思ったのは、日本もこんな大掛かりな映画を作るんだなぁと言うこと。
カークラッシュなどのアクションも派手、機動隊などのエキストラも相当な数だったでしょう。
噂に違わずエンタメ性があって面白いですよね。
なんたって、10億円の懸賞目当てに、日本中が清丸の命を狙うと言う設定が面白い。
刺客がどこから現れるか分らないばかりか、内部の誰が裏切り者か分らないところが緊張感を生む。
そんな中、護送を担当するSPらの葛藤が描かれるわけですが、
「こんな虫けらみたいなヤツを命をかけて守る意味があるのか」と言った台詞は早いうちに出てくるので、後半は何か他のメッセージがあるのだろうと期待したんですが、
肝心の大沢たかおのキャラがブレてるというのか、彼を突き動かすものの正体が正義とはちょっと違ったものだったところに、個人的には少し冷めてしまい、ドラマとして物足りなかった。

全体的に男性コミック誌の原画を観てる感じでしたね。
勿論それを実写にしちゃったのは天晴れというべきでしょうが。
アクションスリラーとして退屈せずに観たけど、感動は残らず観終わってモヤモヤした。

清丸を演じた藤原竜也の、天使の顔をした悪魔っぷりが良かったですね。
性犯罪に走るものの本性は揺るがない。
こんな輩を精神鑑定にかけたりして保護しては、死んだものは浮かばれない。
その辺りが隠されたメッセージだったかしら。





      

トラックバック一覧

  1. 1. ■藁の楯■’13(邦2)

    • [ティアドロップス〜涙の数だけ〜]
    • May 27, 2013 16:30
    • ■藁の楯■     チェック:『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで知られる漫画家の木内一裕の小説家としてのデビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。凶悪な殺人犯に10億円の懸賞金がかかり、犯人を移送することになった刑事たち
  2. 2. ◆藁の楯◆ 劇場にて

    • [■翔room CINEMA■]
    • May 28, 2013 08:35
    • 藁の楯  2013年/日本/125分       監督 : 三池崇史 出演 : 大沢たかお /松嶋菜々子 /岸谷五朗 / 伊武雅刀 /永山絢斗 / 余貴美子 /藤原竜也 /山崎努       観てきた────♪   たかおが待ってるから────♪
  3. 3. 駄作か?名作か?カンヌで酷評?『藁の盾』

    • [字幕映画のススメ]
    • May 29, 2013 00:14
    •       『 藁の盾 』(2013)   原作は 木内一裕 。40代以上の方は懐かしいと思う あのヤングマガジンで『 ビーバップ・ハイスクール 』を描いていた 漫画家、 きうちかずひろ 氏の小説を元に 三池崇史 が演出。 九州・鹿児島から東京
  4. 4. 映画「藁の楯〜わらのたて」 2013年 監督 三池崇史

    • [アンダンテ あっち行って ホイ♪]
    • May 29, 2013 12:09
    • 本日公開の「藁の楯」観ました 期待以上に面白かった!  エンタメ作品でありながら ちょっと考えさせられもして アクションというより日本という大きな密室での 息詰まる神経戦の様でもありました   作中のセリフにもあるように「誰にでも何か はある・
  5. 5. 『藁の楯』

    • [京の昼寝〜♪]
    • August 29, 2013 12:37
    • □作品オフィシャルサイト 「藁の楯」□監督 三池崇史□脚本 林 民夫□原作 木内一裕□キャスト 大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗■鑑賞日 4月29日(月)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<
  6. 6. 映画『藁の楯』を観て

    • [kintyre's Diary 新館]
    • September 14, 2013 23:00
    • 13-35.藁の楯■配給:ワーナー・ブラザース■製作年、国:2013年、日本■上映時間:125分■観賞日:4月29日、TOHOシネマズ渋谷■料金:1,800円□監督:三池崇史◆大沢たかお(銘苅一基)◆松嶋菜々子(白岩篤子)◆岸谷五朗(奥村武)◆伊武雅刀(関谷賢示)
  7. 7. 藁の楯

    • [マープルのつぶやき]
    • September 19, 2013 09:17
    • JUGEMテーマ:サスペンス映画全般「藁の楯」監督:三池崇史2013年  日本映画  124分キャスト:大沢たかお     松嶋菜々子     岸谷五朗     伊武雅刀     永山絢斗     藤原竜也少女惨殺事件が起き、その犯人として清丸が指名手配される
  8. 8. 「藁の楯 わらのたて」 言い訳

    • [はらやんの映画徒然草]
    • September 23, 2013 15:14
    • しかし、三池崇史監督の作品というのは、いつもいつも大きな熱量を持っているな、と思
  9. 9. 藁の楯 わらのたて

    • [いやいやえん]
    • September 24, 2013 09:36
    • 懸賞金10億のクズ(-凶悪犯-)を、命懸けで移送せよ! たしかに10億もの賞金をかけられてたら、真剣に探しちゃうかも、殺意向けちゃうかも、という荒唐無稽さはありますが納得出来る部分もあり。 孫娘を殺された財界の大物が、その犯人と思われ指名手配をされている清丸
  10. 10. ◆藁の楯 わらのたて。

    • [「らりるれろ」通信 Remark On The MGS]
    • June 04, 2014 02:50
    •               「藁の楯 わらのたて」(2013)。 監督三池崇史 出演 大沢たかお      銘苅一基    松嶋菜々子       白岩篤子    岸谷五朗         奥村武    伊武雅刀         関谷


名作『切腹』リメイク 『一命』
2013年05月08日 (水) | 編集 |



2011年のカンヌ出品作品から、 今日は時代劇『一命』を。
一命(2011)日本 
監督:三池崇史
出演:市川海老蔵、 瑛太、 満島ひかり、竹中直人、 青木崇高、 新井浩文、 波岡一喜、中村梅雀、 役所広司
 名作『切腹』のリメイクを三池崇史監督が3Dで撮るというのを最初に聞いたときには驚きました。
残念ながら3Dで鑑賞は出来なかったけど、映像はどうだったんでしょう。
しかし2Dでも見ごたえたっぷり。面白く鑑賞しました。

天下太平の江戸時代初頭、地方の武士の暮らしは逼迫。
貧しい浪人風情も苗字と帯刀が許され、「武士は食わねど高楊枝」という言葉どおり、武士の誇りだけは持ち続けていたんですねぇ。



一人の浪人(市川海老蔵)が、切腹を申し出、大名屋敷にやってくる。
屋敷側は、先日の千々岩求女(瑛太)という若い浪人の切腹騒動の一部始終を話し、切腹を思いとどまる様進言する。少しの金銭を手にするための狂言切腹の横行に辟易していた屋敷側は、求女の切腹を許可したのだった・・・。

竹の刀による切腹シーンのグロさ、病に伏せる満島ひかりの表情などは、さすがホラー畑の三池監督(笑)
津雲半四郎を演じた市川海老蔵の演技を拝見するのは初めてでしたが、半四郎には少し若すぎるとは思うものの、風格ある演技に、名門の血は伊達じゃないと唸りました




武士の誇りを捨て、狂言切腹を申し出ることを決意した求女、
途中で取り下げることをしなかったのは、やはり武士の「誇り」が邪魔をしたのでしょう。
そんな「誇り」や「面目」哀しすぎるじゃないか!

何より許せないのは、哀れな浪人の最期をあざ笑う侍たち。
勿論貧しい時代を背景にした時代劇ではあるけれど、思いやりのない「誇り」などの無意味であり、見栄よりも大事なものを忘れてはいけないという映画のメッセージはいつの時代にも通じるところ。

時代劇としても面白かったですが、家族のドラマとしても見ごたえがありました。
お饅頭があんな風に伏線として使われていたとは・・。
最後に緑のお饅頭が出てきたときには、たまらず涙が溢れましたねぇ。




      

トラックバック一覧

  1. 1. 一命

    • [いやいやえん]
    • May 14, 2013 13:10
    • 同じ原作を使ってるため、実質的に「切腹(1962年)」のリメイク作品になってると思う。…なのでどうしても比べてみてしまいますが、残念ながら「切腹」ほどのただならぬ緊張感や迫力をどうしても感じ取れなかった。逆に言えば「切腹」の良さが改めて際立って見えたとも