映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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【映画】  ザ・バッグマン 闇を運ぶ男
2014年07月02日 (水) | 編集 |




滝汗シリーズお休みして今日は近日日本公開の『ザ・バッグ・マン 闇を運ぶ男』を。

ザ・バッグマン 闇を運ぶ男(2013)アメリカ
原題:The Bag Man
監督:デヴィッド・グロヴィック
出演:ジョン・キューザック/レベッカ・ダ・コスカ/ロバート・デ・ニーロ/クリスピン・グローヴァー
日本公開:2014/7/5
ジョンキュー演じる殺し屋ジャックはボスにバッグを運ぶだけの仕事を依頼される。
「宅配に頼めばいいのに何で自分やねん」とごねてみるものの
「金出すんだから黙ってやりゃいいんだよ」とボスのデニーロはけんもほろろ。
しかも「バッグの中身は絶対に見るなよ」だと。
指定されたモーテルで落ち合いバッグを引き渡す
それだけの仕事のはずが、とんでもないトラブルに巻き込まれることに・・


俳優出身のデヴィッド・グロヴィックが脚本を書き、初監督を努めたアクション・スリラーです。

取引先に指定されたひなびたモーテル。ここがやたら怪しい。
途中殺し屋仲間に襲撃までされ、静かに落ち着きたいジャックの前に現れる娼婦風の美女レブカ(レベッカ・ダ・コスカ)。傷の手当をしてもらい恩を作ったのが運の尽き。
ジャックは女を匿うはめになり、トラブルはトラブルを呼ぶことに。




誰が敵で誰が味方かわからない状況の生み出す緊張感の中、
何故ボスはジャックに仕事を依頼したのか
はたまたバッグの中身は何なのかをミステリーとして見せるつくり。
異次元の世界に入り込んだようなモーテルで、怪しい奴らが次々に現れるのは『サイレント・ヒル』を髣髴とさせるし、一昔前風のメローな音楽や青い照明の使い方、ヴァイオレンスにそこはかとないユーモアを漂わせるあたりはレフン監督の『オンリー・ゴッド』を思い出します。悪夢的な登場人物は『マルホランド・ドライブ』、あとは『サイコ』に 極めつけは・・・、おっと これは言わないでおきますが、
とにかく色んなカルト作品がミックスされてます。

正直、終盤にジョンキューが「バッグの中身は何だ」と追求するのも唐突に感じたし、ボスの行動にも説得力がなく、脚本はあまり褒められない(笑)
トマトメーターも10%と世間の評判が悪いのも仕方ないかもと思うところだけど、メローな音楽も相まって一昔前のノワールといった趣なのは良かったし、癖になる可笑しさもあって私は好き。

ジャックがレブカとの距離を縮めていくさまは微笑ましく、ジョンキューはやっぱりサイコな役より優しさをにじませてくれるほうな似合ってていいですよね。
最高なのはモーテルの受付役のクリスピン・グローヴァー
完全にジョンキューを食ってました。



デ・ニーロがスコセッシに見えたのは私だけかなw
画面が暗いシーンが多いのは残念。

ちなみに監督は終盤弁護士役で登場します。



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【映画】 『ラスト・ベガス』はシルバー世代が元気になる
2014年04月12日 (土) | 編集 |



マイケル・ダグラスロバート・デ・ニーロモーガン・フリーマンケヴィン・クラインという
4人のオスカー俳優共演の豪華シルバー・コメディですw。
ラスト・ベガス(2013)アメリカ
原題:Last Vegas
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス/ロバート・デ・ニーロ/モーガン・フリーマン/ケヴィン・クライン/メアリー・スティーンバージェン
日本公開:2014/5/24
  ビリー、パディ、アーチー、サムは幼馴染4人組
唯一独身だったビリー(マイケル・ダグラス)が結婚することになり
悪友どもがラスベガスに集結します。
盛大なバチェラー・パーティを開こうと盛り上がるアーチー(フリーマン)とサム(クライン)
ところがパディ(デ・ニーロ)が乗り気でない。
どうやら彼は妻の葬式を欠席したビリーのことをひどく怒っている様子。
さて、どうなるんでしょうか という話



出演者が豪華ですよね。
32歳の若い恋人と結婚しようとする億万長者のダグラスはいかにも~な役どころ。
そこまで年寄りネタで笑わせるか?!のモーガン・フリーマン
苦虫を噛み潰したようなデ・ニーロには今回もちょっと泣かされた。
ケヴィン・クラインがもうひとつ魅力を発揮してなかったけれど
最後の最後でらしいところ見せてくれるからいいか。




 鉄板ジジイ映画に色を添えてくれるのがラウンジ・シンガー役のメアリー・スティーンバージェン
老けたなとは思うものの、しっとりしてるのにサッパリで、歯に衣着せぬちょい辛らつな台詞まで
彼女が言うと嫌味がない、大人可愛い女性を魅力的に演じてます。
男たちの運命を変えるキーパーソンですね。
『夢の降る街』で聴かせてくれたけだるい歌声も健在です。

監督は『クール・ランニング』のジョン・タートルトーブ
子供時代から一気に56年後にぶっとばす力技がウケる
中盤、笑わせどころは滑りがちだし、ベガスでのドタバタも間延びする感は否めないんですがw
このキャストでおとぼけ年寄りネタをやってくれたり、デ・ニーロとダグラスがプールに落としあったりするのを観るだけでも価値ありってもん。
マイケル・ダグラスとデ・ニーロの確執の真相に迫る終盤からは盛り上がり、
最後は爽やかに着地。
よもやのロマンス絡みも期待してなかっただけに楽しめました(笑)

 歳をとると色んなことを諦めてしまって味気ないものになりがちだけど
その気になればやれることもいっぱいある。
人生最後まで楽しんでみようじゃないの、そんな風に思えましたよ。
シルバー世代と、それを支える家族にお薦めしたい作品です。


     


グリフィン家のウェディングノート
2013年11月24日 (日) | 編集 |



次男の結婚式のためにひさびさに顔を揃えた一家のドタバタを描くコメディ・ドラマ。
監督は『最高の人生の見つけ方』の脚本家ジャスティン・ザッカムです。
グリフィン家のウェディングノート(2013)アメリカ
原題:The Big Wedding
監督/脚本:ジャスティン・ザッカム
出演:ロバート・デ・ニーロ、 キャサリン・ハイグル、 ダイアン・キートン、 アマンダ・セイフライド 
 トファー・グレイス、 ベン・バーンズ 、スーザン・サランドン、 ロビン・ウィリアムズ
日本公開:2013/11・29
  結婚にまつわるコメディというと『花嫁の父』(リメイク版)を思い出します。
嫁に出す娘のために準備に奔走し奮闘する、それも寂しさを紛らわす手段だったりして、ドタバタの中に、父親の寂しさや家族の絆が暖かく描かれ好きな作品でした。

 で、本作もそんな風かと思ったらちょっと違う。
グリフィン家の長ドン(ロバート・デ・ニーロ)は、エリー(ダイアン・キートン)と離婚していて、この10年はビービー(スーザン・サランドン)が一家を支えている。結婚式の主役、次男アレハンドロ自身は実は養子で、結婚式には生みの親もやってくるらしい。極めつけは、生みの母の宗教の関係で、ドンとエリーが夫婦のフリをするはめになるんですよ。はみ出しを食らうサランドン姐さん的には「なんでやねん!」ってなもんですが、とんでもない秘密を抱えたまま、無事結婚式を終えることが出来るのか という話です。

 花婿のアレハンドロにベン・バーンズ、花嫁にアマンダ・セイフライド、グリフィン家の子供たちにキャサリン・ハイグルトファー・グレイス、神父に ロビン・ウィリアムズ 等何気に豪華メンバー
でもこれ、主役は誰だったの?
雨降って地固まるという風に、何らかの進歩や解決があるのはいいのだけど
不必要なまでに下世話な秘密が暴かれるのは気持ちのいいものじゃなかった。
命を授かったこと、育ててもらったことに感謝するとか、家族の思い出とか
ベタでも結婚式ならではの暖かいものをもっと描いて欲しかった気がします。

 しかし、サランドン姐さんのパンツとかw
名優たちも結構無茶するなぁというところを拝めるのは楽しみのひとつ?(笑)



レッド・ライト
2012年10月21日 (日) | 編集 |

ホラーではないんですが、『[リミット]』のロドリゴ・コルテス監督繋がりで観ました。
科学者と超能力者の攻防を描くミステリーサスペンス。
開催中の東京国際映画祭でも公開されますね。





レッド・ライト
2011年(アメリカ・スペイン)
原題:Red Lights
監督:ロドリゴ・コルテス
出演:キリアン・マーフィーシガニー・ウィーヴァーロバート・デ・ニーロエリザベス・オルセントビー・ジョーンズ


大学教授のマーガレット・マシソン(シガニー・ウィーヴァー)は超常現象を調査し解明する科学者。
30年間姿を消していた伝説の超能力者サイモン・シルバーが活動を開始したことを受け、
超能力にも懐疑的なマーガレットは助手のトム(キリアン・マーフィー)とともにシルバーの能力を調査するが・・・





これね、マーガレットら科学者グループが超常現象がある家に機器を持ち込み調査に入るという冒頭に凄いデジャブ感で、
え?もしかしてキャストが違うだけで『アパートメント:143』と同じ内容?と一瞬面食らってしまったんですが、
今回監督がスポットを当てているのは心霊現象ではなく超能力。
デニーロは偽者か、はたまた超能力は存在するのかをミステリータッチで描く作品です。




ロドリゴ監督、低予算映画を卒業したんですね。
大物俳優を意外な使い方をしてるのが斬新だわ。
まず、デニーロ演じるシルバーがミステリアスでね。
オカルト風味もあって『エンゼル・ハート』のゆで卵剥き名人のデニーロを思い出しました。
ちょっと胡散臭いのだけど彼に歯向かうものに危険が迫るという見せ方もちょっとスリリング。
『キャリー』まがいの破壊力も見せるからその正体を暴くことに興味が尽きません。

シガニーがデニーロに特別な執着心を持つのには理由があり、キリアンにも秘密がある。
物事がいかに人の人生に影響を及ぼすかを描く、3人それぞれの葛藤が作品に深みを与えています。




意外だったのは、主人公はキリアンだったこと。
キリアンの調査を助ける恋人役にエリザベス・オルセン。ついに日本上陸ですね。
劇中登場する異常現象の全てに答えが与えられているわけではないので
その謎を自分なりに考えないといけません。
それは監督の意図するところだけど、きっちり答えが欲しいタイプの観客にはフラストレーションなのか、評価は別れてますね。
個人的には、科学で説明できない現象も存在すると思っているので
どんでん返し的結末も楽しめたのですが、
超能力はあるかないかを描くだけが目的だとすると凄く浅いし、
それ以外にテーマがあるとすると、それまた見えにくい作品ではありますね。


日本一般公開は来年2/15~

★★★☆

 
      




最高のバディ・ムービー『ミッドナイト・ラン』
2012年07月01日 (日) | 編集 |
バディ・ムービーと言えばこれ!
ロバート・デ・ニーロ演じる孤独なバウンティ・ハンターと彼に追われる心優しき犯罪者との
逃避行をコミカルに描く『ミッドナイト・ラン』
監督は『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』『ジョー・ブラックをよろしく』のマーティン・ブレスト
好きだわぁ。



ミッドナイト・ラン
1988年(アメリカ)
原題:Midnight Run
監督:マーティン・ブレスト
出演:ロバート・デ・ニーロ
チャールズ・グローディン

ヤフェット・コットー
ジョン・アシュトンデニス・ファリーナ

【ストーリー】
シカゴ警察を退職しロスでバウンティ・ハンターをしているジャック・ウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)は、保釈金融会社社長エディ(ジョー・パントリアーノ)の依頼でギャングのジミー・セラノ(デニス・ファリナ)の金を横領した経理係のジョナサン・マデューカス(チャールズ・グローディン)の行方を追いかける。そんな彼を、セラノを追う重要な証人であるマデューカスは渡せないとFBI捜査官モーズリ(ヤフェット・コットー)は妨害するが・・
(映画.comより)


ワケあって警察を退職し、バウンター・ハンターとなったジャック・ウォルシュ(デニーロ)の新しい仕事は、ギャングの金を横領した経理係ジョナサン・マデューカスを捕まえ
裁判が行われる5日後までにロスに連れ帰ること。
一晩の簡単な仕事(ミッドナイト・ランは空いてる道を走る=楽な仕事の意)ものと
思われた連行の旅は、マデューカスの飛行機嫌いから始まり、
彼を追うFBI、ライバルのバウンター、はたまたギャング絡みの追っ手などの邪魔を
くぐり抜けての、命がけのアメリカ横断の旅となる という話。





まだ若いデニーロが、実に楽しそうに演じてるのがいいよね。
チャールズ・グローディンとの掛け合い漫才みたいなやり取りも最高!
横領犯ながら知的で人道的、でもちょっとしつこいwマデューカスと係わるうちに
ウォルシュは、目をそむけていた自身の過去や家族の問題に立ち向かう。
2人の間に、いつしか友情が芽生えて行く様子も心地よいのですよね。

途中、ヘリコプターに追われたり、列車から転がり落ちたり、急流の川を下ってみたりと
アクションも充実してるのは、流石に『ビバリーヒルズ・コップ』のマーティン・ブレスト。
思えば男同士のバディものを描かせたらピカイチですね。

FBI捜査官モーズリやライバルバウンター・ハンターなど
脇のキャラを際立たせ笑いどころを仕込んでくるのも楽しいし
モーズリのFBI手帳、煙草、サングラスなどの小物使いも上手い。
ウォルシュのオンボロ腕時計に至っては、彼の過去を語らせたり
最後の最後にも大きな役割を担うわけで、脚本の上手さにも感心します。

ラストシーン、全てが終わってタクシーを拾おうとするウォルシュ。
1000ドル札を見せ、これで乗れるかと訊くと
『ザケンな、テメ、コメディアンか!?」と運ちゃんに一喝される(笑)
スーパーで100ドル札を出して、受け取りを許可され途方に暮れるお年寄りを
目の前で見たことがあるが、100ドル札でさえ持ち歩かない、それがアメリカ。

「だよな」と、仕方なく夜道を歩き出すウォルシュ。
深夜まであとわずか。でも時間はいくらでもある。
彼はきっとこの5日間を振り返り、将来についても思いを馳せたことだろう。
美味しいチョリソを出すダイナーを開く日もきっと遠くないはず。
そんなことを想像し、ホッコリと観終えたのでした。

至極のバディ・ロードムービーです。


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