映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
推理作家ポー 最期の5日間
2014年03月29日 (土) | 編集 |



作家が出てくる映画シリーズ
今日は2012年製作のゴシックミステリー。
ジョン・キューザックがエドガー・アラン・ポーを演じています。
推理作家ポー 最期の5日間 (2012)アメリカ
原題:The Raven
監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ジョン・キューザック/ ルーク・エヴァンス / アリス・イヴ/ ブレンダン・グリーソン/ ケヴィン・マクナリー/ オリヴァー・ジャクソン=コーエン/ ジミー・ユール/パム・フェリス
 ポーの作品を真似た連続殺人事件が発生。
警察の捜査に協力するポーだったが、次の標的となったのはポーの恋人エミリーだった。

邦題がこれなんで言いますがwポーの最期の5日間を描く作品です。
実際にはポーの死の真相は不明とのことで
本作は、ポーの作品を真似た連続殺人事件を追うミステリーを軸に
謎に包まれたポーの死を大胆に創作し物語に組み込んだ作品なんですねぇ。



これなかなか面白かったな。
猟奇殺人のダークでゴアな雰囲気がまずいいでしょ。
ポーを読んでないので、犯人が真似たというオリジナルの作品の殆どがわからなかったんですがw
知らなくても、物語自体を理解するのにそれほど支障はないのはありがたい。
詳しいとより楽しめるのは勿論間違いないでしょう。
ま、でも大鎌みたいに映画で知ってるものが出てくると嬉しかったりしてね(笑)

ポーは事件ごとに犯人が与えるヒントを読み解き、ヒロインの捜索に奔走する。
同時に犯人が要求するところの新しい作品を手がけていくのですが
犯人像を考えれば、これも亜系『ミザリー』的な歪んだファン真理が背景にある作品と言えますね。



酒に溺れ作品も書けず、お金もなかったという事実に基づいているので
序盤のポーのグダグダぶりは観てて辛いものがあり、
あんな若くて綺麗な恋人エミリーとラブラブなのは不思議だったけど、
実際ポーは13歳の妻を娶っていて、ロリコンという事実に即した形だろうかw
キスシーンなんかエミリー役のアリス・イヴが気の毒に思ったのは私だけだろうか(笑)



フィールズ刑事役の ルーク・エヴァンス がめちゃカッコよかったので、
エミリーとフィールズ刑事ができちゃった という展開の方が現実味が合ったかもだw

原題のThe Ravenはポーの代表作の一つ「大鴉」の意味。
カラスが死と通じる生き物であるところから付けられたタイトルでしょうか。
冒頭、ベンチに座る瀕死のポーの頭上にもカラスが舞っていました。
劇中にも、『大鴉』でカラスが喋る「nevermore」の台詞が何度か出てきましたね。

最期にポーがある人物の名前を口にしたという事実を知ってると犯人はわかってしまうのだけど
作品中、もう少し犯人に伏線を張っていると、犯人探しのミステリーを楽しめたのではないかな。
なんにしても、史実をからめつつ、新作がポーを死に導くとした脚本は上手いし
監督のジェームズ・マクティーグの醸しだすゴシックな雰囲気もよかった。
ポーのファンは大いに納得するところではないかしら。