映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】マット・デイモンが火星にぼっち映画『オデッセイ』が面白すぎる
2015年10月07日 (水) | 編集 |


オデッセイ(2015)アメリカ
原題:The Martian
出演:マット・デイモン/ ジェシカ・チャステイン/ ジェフ・ダニエルズ / マイケル・ペーニャ/ ケイト・マーラ/キウェテル・イジョフォー/ ショーン・ビーン / クリステン・ウィグ  
日本公開:2016/2

火星で有人探査中のヘルメスヘル号の宇宙飛行士たちは、突然の嵐により緊急脱出を余儀なくされる。しかしマーク・ワトニーが事故に遭い・・

英国男優総選挙 特集
2回目は意外と根強い人気の ショーン・ビーン作品。

誰やねん!の若い写真出してみた(笑)

はい、すみません。
この映画勿論主役はマット・デイモン
事故で死んだとみなされ火星に置き去りにされてしまったマーク・ワトニーと
彼を帰還させようと頑張る地上の人々を描くリドリー・スコットの新作です。

これ最高に面白かった。


素人考えでは、また迎えに行って連れて帰ってあげればいいじゃんって思ってしまうんだけど、火星に行くには何ヶ月もかかるのね。
それでは食料や水、酸素がもたない。
その厳しい状況をクリアするためには、ワトニー側、地上側双方の努力が必要ということで、試行錯誤の取り組みが描かれることになります。

もうね、デイモンの火星ぼっち生活が最高なんです。
サバイバルのための彼の工夫がユーモアたっぷりに描かれ、会場は笑いの渦。
マットは知性と忍耐とユーモアを兼ね備えた宇宙飛行士を好演。
失敗を繰り返しながら頑張る姿に、彼を好きにならずにいられませんね。

NASA側の取り組みは専門的な知識があるとより楽しめたかなと思うけど
地味な裏方に光を当てたり、一人の宇宙飛行士の命を世界中が見守る様子に胸アツでした。


クルーのリーダーにジェシカ・チャステイン
置き去りにするという判断を下さねばならなかったコマンダーの苦悩を表現。
スイスイとシャトル内を移動する姿もかっこよかった。
ジェシカの残したCDをマットが聴くという形で、BGMに懐かしのディスコミュージックが使われているのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の真似かいなと思ったけど、前の席のおばさんも音楽がかかるたびに身体を揺らして喜んでたし、楽しいからOKです。
マイケル・ペーニャはいつだって映画にユーモアと優しさを運んでくれますね。



さてショーン・ビーンは火星探査プロジェクトの指揮をとるNASAの人で登場。
最近は悪役顔になっちゃって、悪い判断を下すんじゃないかと心配したけど
ワトニー生還に懸命に働きかける大事な役割を担ってました。
英国男優総選挙ボットを手繰ると、彼を推す声もちらほら
「先生側か生徒なのか微妙」という声もあって笑ったわ(笑)

日本では2月公開とか、遅すぎだよ。

悪の法則
2013年11月08日 (金) | 編集 |



リドリー・スコット監督、コーマック・マッカーシー脚本によるスリラー映画
『悪の法則』を観て来ました。
悪の法則(2013)アメリカ
原題:The Counselor
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ファスベンダーブラッド・ピット、 キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム
日本公開:2013/11・15
すべての始まりは、若くてハンサムな弁護士が、ほんのちょっとの出来心から裏社会のビジネスに手を染めたことだった。美しいフィアンセとの輝かしい未来を夢見たその欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険に巻き込み、虚飾に満ちたその日常を揺るがしてゆく。

 原題は『カウンセラー』。
カウンセラーと呼ばれるマイケル・ファスベンダー演じる弁護士の過酷な運命を描くお話です。
 
 

 冒頭、ベッドで戯れるカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)とローラ(ペネロペ・クルス)。カウンセラーは高価な指輪を買い付け、ローラにプロポーズ。世界は二人のためにあるという古い言葉を思い出すほど、幸せな二人がまぶしい。しかしこれを機に、カウンセラーは友人に勧められていたビジネスに足を踏み入れる。それがちょっとやばい仕事だったことから、カウンセラーとその周辺に危険が迫り始めるわけ。 
 
 思いのほか早く上映が終わりそうだし、トマトメーターも37%と低いため、あまり期待せずに観たのだけど、いやいや、これ面白いですよ。幸せの絶頂にあったものが、不幸への道をひた走り始める。その止められない感とスリルはさすが『ノーカントリー』のマッカーシーの原作と思うところ。ただね、少しわかりにくいところがあるんですよ。

 というのも、カウンセラーを危険に巻き込む「悪」が二つあること。正確に言うと3つかな。ひとつはカウンセラーが手を染める裏ビジネスに関わる組織。メキシコの麻薬カルテルのやばさは『野蛮なやつら』でも証明済み。これにもうひとつの邪悪な存在が複雑に絡むため、前半暗躍する動きの正体を掴み辛く困惑してしまった。私だけかな。




 最近は虚無感漂う姿を見慣れていたため、苦しみ、涙を流すファスベンダーにやられた。
共演はほかに、カウンセラーを裏ビジネスに誘うセレブな友人ライナーにハビエル・バルデム。その恋人マルキナにキャメロン・ディアス。麻薬売買の仲介人ウェストリーにブラッド・ピット
最初マルキナ役にアンジェリーナ・ジョリーを予定していたそうで、それが実現してたら、ハビさん&ペネロペとブラピ&アンジーのビッグカップルの共演になってもっと話題を呼んだでしょうね。背中に豹のタトゥーを入れたキャメロンもイメージ一新で頑張ってたけどアンジーの方が似合ったかも。しかし見事な開脚に拍手(笑)

 始まりは平凡な幸せ。ところがそれが欲望の扉をたたき、悪意の連鎖を引き起こす。
終わってみれば『悪の法則』とした邦題にうなった。
少し判りにくい部分を見たもの同士で語り合い、謎を生める作業も楽しいはず。
おそらく二度三度と観て面白さが倍増する作品だろうと思います。




『プロメテウス』明かされるエイリアン誕生の謎
2012年06月09日 (土) | 編集 |
『エイリアン』の前日譚をリドリー・スコット自身が監督した『プロメテウス』初日行ってきました。

冒頭、滝の上空に宇宙船が飛来し、人間に似た異星人(?)が自らの身体を破壊し、水の中にDNAを拡散させます。 時が経て2089年、ノオミ・ラパス演じるエリザベスとチャーリーはその壁面に人とともに星図といわれる球体の絵が施された古代遺跡を発見。古代文明発祥の各地の壁画に共通に描かれるこの星図こそが人類誕生の謎を解き明かすものと考える研究者グループが調査のため惑星への旅を敢行。それがプロメテウス号のミッションで、エリザベスとチャーリーもこれに参加します。プロメテウスのスポンサーが富豪のメレディス・ビッカーズ(シャーリーズ・セロン)。旅をナビゲートするのが、アンドロイドのデイヴィッド(マイケル・ファスベンダー)。惑星に到着したクルーたちは、ここに建造物を発見そこで彼らが見たものは・・という話。
 
昨日くらげさんのツイートに返信する形で「『エイリアン』ファンが観たいと思うものを見せてくれている」と呟いたのだけど
これはあくまで『エイリアン』のセルフパロディ的な部分(笑)

お約束とも言えるシーンがしっかり出てきて、ニヤリだったのでね。


 

でも、個人的にはもっとシンプルな前日譚を想定してたので人の起源とはまた、大風呂敷広げ過ぎじゃね?と戸惑うところもあったけど、『エイリアン』の惑星到着シーンで発見された異星人(スペース・ジョッキーというらしいですね)の謎に迫る本作は、コアなファンには堪らないかもですね。
映像の美しさ、迫力はさすがにリドリー・スコットと思うところ。
エイリアンに襲撃されるシーンのグロさもパワーアップで、息をするのも忘れるほど。
 
 

主演のノオミ・ラパスは、ど根性で命に向き合うエリザベスを好演。
非情さと完璧なまでの美しさでメレディスを演じるのがシャーリーズ・セロン。
この二人が強いリプリー像を共同で復活させた感じでしょうか。

アンドロイドのデイヴィッドを演じるマイケル・ファスベンダーがその能力をフルに発揮するところにSF的映像の面白みが凝集。物
腰の柔らかいデイヴィッドですが『エイリアン』を観ていれば、彼を警戒したくなりますよね。
私は牛乳飲んでないかを気にしちゃいましたけど(笑)ち
なみに彼は『アラビアのロレンス』ファンのようで、髪型もピーター・オトゥールのまねでした(笑)

エリザベスの恋人チャーリーにトム・ハーディ似のローガン・マーシャル=グリーン
キャプテン役のイドリス・エルバが妙に泥臭いのは『アルマゲドン』のパロディなのかと思ってみたり(笑)

解釈をめぐりネット上でも数々の憶測が飛び交う本作。単
にエイリアンと闘うというものではないため、評価も別れるかもしれません。

しかし難解なほどに、追及心を掻き立てられるのも確か。
エイリアン誕生のシーンには衝撃を受けました。

日本公開は8/24~リドリー・スコット版『エイリアン』をおさらいした上で映画館へGO!
 
★★★★☆


リドリー・スコット『エイリアン』
2012年06月08日 (金) | 編集 |
『プロメテウス』公開ということで『エイリアン』をおさらいします!
勿論リドリー・スコット監督によるシリーズ第一弾ですね。



エイリアン
1979年(イギリス)
原題:The Duellists
監督:
リドリー・スコット
出演:シガーニー・ウィーバー、トム・スケリット、ジョン・ハート
イアン・ホルムベロニカ・カートライトハリー・ディーン・スタントン
ヤフェット・コットー


宇宙飛行士7人を乗せた宇宙船ノストロモ号は、地球に帰る途中、
何らかの信号を傍受し、やむなく発信地である惑星に立ち寄るんですね。
そこで見つけるのが黒焦げになった宇宙船。
お、これがプロメテウス号だったんでしょうか。
そこにはエイリアンの死体も残っていて、骨が外側に折れてることから
「内側から爆破したようだ。宇宙船のクルーは全員どうしたんだろう」って話になる。
うう、新作『プロメテウス』の展開が気になるところです。




実は『エイリアン』シリーズ、曖昧な見方しかできてなかったので
今回新鮮な発見があり、凄く面白く観ました(笑)
まず、科学者のアッシュ(
イアン・ホルム)リプリー(シガニー)の攻防がいいですよね。
安全規則に則り、ストイックに物事を処理しようとするリプリーは
最初凄く非情で嫌な女に見える。
彼女は被害者が出るたびにアッシュの行動を責めるのですよね。ネチネチと。
アッシュは情けに篤いがゆえに決断を鈍らせてると思わせるのだけど
段々科学者の野望の強さが気になってくる
さらには、いつも飲んでるそれは牛乳ですか?と思う頃・・・
ぶったまげの行動に出てくれますよね(笑)
まぁ、そんなやり取りがエイリアンとのバトルよりも
さらに面白く感じられた今回の鑑賞でした。

クルーそれぞれのキャラが立ち、役割が明確。
SF的な造形、映像も見事で、ストーリーにも無駄がない。
ところどころにユーモアを交えてるのも監督らしいところで
最高に面白かったですね。

さて、前日譚『プロメテウス』の出来はどうでしょう。
ファスベンダーにはイアン・ホルムみたいになって欲しくないなぁ。
牛乳みたいなの飲んでるかチェックしないとw

★★★★★






リドリー・スコット初監督作品『デュエリスト/決闘者』
2012年06月08日 (金) | 編集 |
リドリー・スコットの初監督作品は、ジョセフ・コンラッドの短編を基に
19世紀の欧州で、果たし合いに明け暮れた2人の男の姿を描くドラマです。



デュエリスト/決闘者
1977年(イギリス)
原題:The Duellists
監督:
リドリー・スコット
出演:キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル
アルバート・フィニー、エドワード・フォックス


duelというのは決闘という意味で、タイトルは決闘する者という意味ね。
ナポレオンの時代、ハーヴェイ・カイテル演じる軽騎兵のフェロー中尉は
たいそうな決闘好き。・・って、どんなヤツやねん。
見かねた軍の上官は「決闘しすぎで逮捕!」という軍令を下し
キース・キャラダイン
演じるデュベール中尉に伝令を依頼する。
あるご婦人のサロンにいるフェローに軍令を伝えるデュベールだったが
フェローは逆上し、デュベールに決闘を申し込む・・。



逆恨みから、執拗に決闘を挑んでくるカイテル氏はストーカーのごとき。
キャラダインにすれば、いわれのないことなのだけど
受けて立たなければならない時代だったのでしょうか。
結果二人は15年に渡って決闘を繰り返すんですよね~。
その闘いぶりの壮絶なこと。
スマートに刃を合わせる類のものでなく、剣による殴り合いに等しい(笑)
ちなみに刃の部分は特殊映像で処理されていて、二人は釣り竿状のヒモのついた剣で闘ってたんですって。





カイテルのしつこさと、イカレ具合が恐ろしく
キャラダインのストレスも半端じゃないんだけど
途中さりげにユーモアも交えているのが観やすいのと
額縁に入れたら完全に絵画になりそうな美しい映像も見もの。
さすがに映像監督という思うところでしたね。
後半には、ナポレオンに忠誠を感じているかどうかが問題になったり
さりげなくナポレオン失脚の時代を垣間見せる、歴史ものの味わい。

こんなヤツに付きまとわれて迷惑で仕方ないはずなのに
キャラダインは、途中何故かカイテルを救う行為にまで及ぶ。
悪友をしとめるのは自分でなければならないと言うことなのか
奇妙な絆が生まれているのが面白い。

永遠に続くように思えた決闘は
最後に終わりを迎えます。

んん!天晴れ!!

★★★★