映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】セルフレス/覚醒した記憶
2016年11月06日 (日) | 編集 |
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セルフレス/覚醒した記憶(2015
アメリカ
原題:Self/less 
監督:ターセム・シン
脚本:アレックス・パストール/ダビ・パストール
出演:ライアン・レイノルズベン・キングズレー/ナタリー・マルティネス/マシュー・グード/ヴィクター・ガーバー/デレク・ルーク

【あらすじ】
大富豪の建築家ダミアン・ヘイルは余命半年と宣告され失意の中にあった。そんな折、天才科学者のオルブライトに遺伝子操作で作った肉体にダミアンの頭脳を転送することを持ち掛けられる。莫大な料金と引き換えに新しい肉体を手に入れたダミアンだったが、やがてその肉体はクローンではなく、家族のために身売りしたマークという男のものだと知ることになり・・


【感想】
富豪のダミアンにベン・キングズレー
キングズレーが得ることになるボディがライアン・レイノルズです。

格差社会が進むとこういうことも出てくるかもねぇ。
実際、例えばホーキング博士の遺伝子を何とか残そうなんて話は秘密裏に進んでいるんじゃなかろうか。
ただ、クローンを作ろうという話ならまだしも、頭脳の転送というのはどうよ。
『トランスセンデンス』のジョニー・デップ以上に現実味が薄い気がするんですが。
でも映画の中の装置があまりにも簡単だったところをみても、そこはスルーでお願いね ってことでしょう。

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↑これでもツッコむ なと言うのですね。わかりました。。



以下少々ネタバレしますので、未見の方はご注意ください。


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【映画】『デッドプール』ゲスで軽妙な新ヒーロー誕生
2016年02月13日 (土) | 編集 |
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デッドプール(2016)
アメリカ
原題:Deadpool
監督:ティム・ミラー
脚本:ポール・ワーニック / レット・リース
出演:
ライアン・レイノルズ  / モリーナ・バッカリン/ エド・スクライン/ T・J・ミラー /  ジーナ・カラーノ/ ブリアナ・ヒルデブランド 
日本公開・2016/6
 【あらすじ
ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と付き合い始めて一年が経ったころ、ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は末期癌と診断されてしまう。そんなウィルソンは謎の人物から治療と引き換えに極秘の人体実験を受けることをオファーされ・・


【感想
ライアン・レイノルズ主演のアメコミヒーローもの・・

アメコミ作品はもう卒業と思ってたのにIMDb8.8という高評価に釣られました。
知らずに観たんですが、これ『ウルヴァリン』に登場するキャラのスピン・オフだったのね。
忘却の彼方だったのでyoutubeで確認したら、レイノルズは傭兵ウェイド・ウィルソンとして登場し
最後にはウォーボーイズ風のミュータントとなってウルヴァリンと死闘を繰り広げてました。
確かにめちゃめちゃ強かったのでスピンオフも納得。

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今回メガホンを取ったのは本作がほぼデビュー作というティム・ミラー。
アニメ畑の作家らしく、グラフィックを上手く映像に変えたなという印象で
序盤からグロ楽しいスタイリッシュなアクションを展開してくれます。

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最近は演技派な面を見せてくれてるライアン・レイノルズが赤いコスチュームで
軽妙なアクションヒーローを演じてるのも新鮮。
高い声で早口にテッド並のシモネタをぶちかますのもウケるし、観客に向かって話すのも楽しくて
劇場は笑いの渦。
Xmenネタをちょいちょい出してくるのもファンには嬉しいところでしょう。

アクションで一気に引き込んだあとに、ミュータントになったいきさつを交錯させる構成ですが
個人的にはデッドプールを突き動かすのが恋人ヴァネッサを守るためというところと
要所要所の曲の使い方がよかった。

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ゲスなシモネタ野郎とという品行方正とは程遠いヒーローを誕生させたところと
『キングスマン』+『テッド』風のノリのよさがいまどきの若者のハートを掴んだ感ありますね。
バレンタインに最高でした。

ただ、アニメを持ち込んだところとか、ちょいと幼稚と思うところもあって
楽しかったけどIMDb8.8は高すぎると感じた次第。
続編があるようです。






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【映画】黄金のアデーレ 名画の帰還
2015年11月05日 (木) | 編集 |
裏でうらうらシニア選手権やってまして
今日はチャールズ・ダンスを選出しました。
デビュー当時はテレビドラマの出演が多く、レトロ作品として取り上げたいものがなかったので、今日はこちらで新作を紹介することにします。


黄金のアデーレ 名画の帰還(2015)アメリカ/イギリス
原題:Woman in Gold
監督:サイモン・カーティス
出演: ヘレン・ミレン/ ライアン・レイノルズ / ダニエル・ブリュール / ケイティ・ホームズ/チャールズ・ダンス
日本公開:2015/11/27

1998年ロサンゼルス。マリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、姉のルイーゼの葬式に参列している。マリアは姉が故郷のオーストリア政府にナチスに没収された絵画の返還を求めようとしていたことを知り、弁護士の助けを求めていた・・

『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティスヘレン・ミレンを主演に
クリムトの名画「黄金のアデーレ」の返還を求めてオーストリア政府に訴訟を起こした女性の実話を描く作品です。


冒頭はお葬式のシーン。
姉へ別れを告げるマリア(ヘレン・ミレン)の喋りと棺に施された星のマークから彼女がヨーロッパからやってきたユダヤ人であることがわかります。

マリアは姉の遺志を継ぎ、ナチスドイツに奪われた「黄金のアデーレ」を取り戻したいと思っている。絵に描かれたアデーレは共に暮らした彼女の叔母だったのです。


これは物凄く面白かった。
映画は絵画を巡る訴訟を描くものですが、単なる法廷ものにはなっていません。
途中フラッシュバックでナチスの支配下にあるオーストリアの状況なども描かれるため、マリアの祖国への思いが痛いほどに伝わるのですよ。

家族を殺され財産を奪われ、たった一人の肉親である姉が死んでしまった今
「黄金のアデーレ」は唯一マリアと家族を結びつけるもの

深い悲しみを背負いながらも、美しいものを好みはつらつとして
正義と家族の絆のため、全てのユダヤ人の悲しみに報いるかのように訴訟に挑むマリアを演じたヘレン・ミレンが圧巻の演技。

マリアを助ける若き弁護士を演じたライアン・レイノルズも、
無力感に苛まれつつも、いつしか自分のアイデンティティに目覚め裁判に身を投じていくランディを熱演。
赤ちゃんをあやす様子が微笑ましくて、実生活でパパになったライアンの素の姿を重ねてしまったな。
奥様は『アデライン、100年目の恋』のブレイク・ライヴリーですもんね。羨ましい。

チャールズ・ダンスは、ランディの法律事務所の長を演じてまして
相変わらず朗々としたお声で、威厳に満ちたお姿を見せてくれています。
最近は軍人など厳格な役が嵌るダンスさんだけど、『ドラキュラZERO』ではこんな怪物を演じてたり、その振り幅の大きさも魅力ですね(笑)


ナチスに奪われた美術品を奪還する『ミケランジェロ・プロジェクト』が一度は劇場公開見送りとされながら上映されることになったのは、本作のおこぼれにあづかったかたちかしら。同じテーマを扱っても描き方はそれぞれなのが面白いですね。

芸術に満ちたオーストリア
映像も音楽も美しかった。

祖国を捨てなければならない人の思いに、深く心を打たれた作品でした。


【映画】白い沈黙
2015年09月10日 (木) | 編集 |


白い沈黙(2014)カナダ
原題:The Captive
監督:アトム・エゴヤン
出演:ライアン・レイノルズ、スコット・スピードマン、ロザリオ・ドーソン、ミレイユ・イーノス他
日本公開:2015/10/16

来月日本で公開されるアトム・エゴヤン監督の新作ミステリー・サスペンスです。

父マシューを演じるのはライアン・レイノルズ
娘キャスのスケートの練習の帰り、パイを買うため店の前の駐車場にキャスを乗せたままダイナーに立ち寄ったマシュー。しかし店から出てみると娘は忽然と消えていた。
8年後、夫婦の悲しみは癒えることはなく、マシューは今も娘を探している。
そんなある日、警察からキャスの生存を匂わせる情報を得る。
キャスは生きているのか?

カンヌでお披露目され、途中退席やブーイングを受けてしまったという作品ですが・・
なんで?凄く面白かったんですけど。。

不評の理由としてはまず時間軸を交錯させる構成が分かりにくいというのと
プロットの穴が多すぎると言うことらしい。
確かにつっこみどころはあります。
例えば誘拐事件の捜査がずさんではないかという指摘
雪の中誘拐が起こったのであれば、当然車の周囲に足跡が残ってるはずなのにそれに関して何も言ってないとか、おとり捜査で捕まった犯人の周辺を洗わないとか・・
多分ね、刑事ものとして観ると穴だらけでツッコミどころもあるんですが
犯人は冒頭から分かっているわけで、犯人探しのミステリーでないのは明白。
エゴヤンは家族の葛藤に重きを置いたんでしょうね。

事件が動くきっかけとなるのは、ロザリオ・ローソン演じる女性刑事をリーダーとする小児犯罪を扱う警察の地道な操作のおかげなんですが、そこにはキャスに関する思いがけない事実もわかってきて、マシュー夫婦をさらに苦しめます。

時間軸の交錯は確かに最初分かりにくいんですが、ついていけないほどじゃない。
監督は、同じシーンを場面を変え繰り返すことで、娘を車に残したことを妻に責められ、警察には犯人と疑われる父マシューの痛みを浮き彫りにしたかったんだと思うし、その試みは成功してると思います。
ただレイノルズの風貌に8年の歳月を感じさせないため、最初はひげを剃るとかなんらかの工夫があると分かりやすかったか。

映画は小児虐待のシーンさえ画面上で見せることはしません。
この手の映画でグロ描写が皆無と言うのは、あえての演出でしょうが、そういうのを期待する人には「つまらない」という感想になるかな。

とはいえ、どう収束させるのかまるで予想が出来ないなか、レイノルズが奮闘する終盤はスリリングで見ごたえもありました。


トラックバックされた記事

  • 「白い沈黙」は好きな映画ですが、オススメ度は微妙、好き嫌いがわかれそうな映画。

    今回は新作の「白い沈黙」を日比谷のTOHOシネマズシャンテ2で観てきました。事前のネット予約のチケットの販売機の数がないので、窓口で番号を言ってチケット入手した方が早いのは、もともとシネコンの作りじゃなかったから。映画館の作りもシネコンのスタイルでないと不便を感じる時代になったというべきか。 アメリカ国境近くのカナダの街、ナイアガラフォールズの街で、マシュー(ダイアン・レイノルズ)とティナ(ミレイユ・イーノス)の娘キャスがダイナーの前に停めておいた車の中から、ほんの数分の間に忽然と姿を消し 

  • 『白い沈黙』の寂寥感

    The Captive(viewing film) カナダの映画監督がつくるミス 

    Days of Books, Films

    2015/10/30(金) 午前 8:30


ゴースト・エージェント R.I.P.D.
2013年07月26日 (金) | 編集 |


ゴースト・エージェント R.I.P.D.(2013)アメリカ
原題:R・I・P・D
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ライアン・レイノルズジェフ・ブリッジズケヴィン・ベーコン/メアリー=ルイーズ・パーカー
日本公開:10/18
R.I.P.いうのは有名人が亡くなったときなどによく目にすると思うんですが
Rest in peace 安らかにお眠りください という決まり文句ですね。
本作はあの世に存在する警察署R.I.P署“R.I.P.D.”で、成仏できないゴーストたちを取り締まるエージェント・コンビの活躍を描く作品。




殉職してしまった警官ニックを演じるのがライアン・レイノルズ
優秀な彼は“R.I.P.D.”にスカウトされ、ベテランエージェント、ロイ(ジェフ・ブリッジズ)と組んで悪霊たちを退治することになる・・。
まぁ、その発想が面白いですよね。
R.I.P.D.のエージェントたちは、全員殉職した警察官たちで、なんじゃそりゃなことになっても
使命感で押し切るあたりもおかしい。
現世では彼らの姿はこう、、という見せ方も面白いんですが
さんざん予告で見てたので、そこで爆笑にはなりません。

RED』の監督ということで、アクションを基調にしてるんですが
完全にファンタジーな世界を描くゆえ、まだまだ頑張れる年寄りCIAのバタバタ以上にハチャメチャな展開で、街を破壊しまくるど派手なアクションにもポカーン・・

くだらなくて寝ちゃいそうになるところ、ボストンが舞台と知って、ようやく興味を持続できました(笑)
アメコミの映画化ってことなので、仕方ないかな。

ニックは愛する妻をこの世に残していて、切ない夫婦愛の話もあり。
そこに元同僚役のケヴィン・ベーコンが絡んでくるという
あの世とこの世の三角関係か、ってな風でもあるんですけど・・
いやはや、ベーコンさん。
ベテランになっても、ドラマで売れても相変わらずやってくれます(笑)
いつまでもこのスタンスでファンを楽しませて欲しいですねw
『RED』にも出演のメアリー=ルイーズ・パーカーが一見若くて誰か分からなかったけど 映画にシニカルかつコミカルな味付けをする、ナイスなキャラでした。
誠実なライアンも、スプーキーなジェフ・ブリッジズも悪くないんだけど
内容がナンセンス過ぎて大人の観賞には耐えません。