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街のあかり
2013年04月17日 (水) | 編集 |





北欧の映画といえば、フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督作品も外せません。
今日は監督の敗者3部作の最終章となる『街のあかり』を。

街のあかり(2006)フィンランド
原題:Laitakaupungin valot
監督:アキ・カウリスマキ
出演:ヤンネ・フーティアイネン/マリア・ヤルベンヘルミ/イルッカ・コイブラ/マリア・ヘイスカネン/カティ・オウティネン


残念ながら3部作のうち『浮き雲』はレンタルされておらず未見です。
カウリスマキ作品、もしかしたらあまりアメリカで受けないのかな。
なんたって敗者3部作なんて作っちゃうんですからね(笑)

でも、監督の作品、小津の影響があるからか、挿入される音楽が昭和歌謡風だからか
日本人にはなにかスーッとなじみやすい気がします。

さて、本作の主人公は警備会社勤務のコイスティネン。
ちょっとした男前なのに愛想がなく
仕事も真面目なのに周囲に疎まれ
ステップアップしようとすれば笑われ阻まれて
結局社会の片隅で煙草をふかすしかない孤独な男。

ところがある日、パブで出会った女性とデートするようになるのだけど
世の中ばら色・・になどならないのが、敗者3部作ってもん・・





なんだろうなぁ、彼の男気は
裏切られたと知った後も女を庇って、やってもない罪を着る。
つい切れて逆にボコられ、人生なーんもいいことないやんって思うのだけど
傷ついた彼を見守るのが、一度助けようと試みたワンちゃんだったり
(この犬が超可愛い!)

地味で、誰にも評価されることがなかったコイスティネンだけど
本当は強くて、優しい男
最後に、ちゃんと彼を気にかけてくれる存在がいたんだと気づくとき
彼の目にも、彼を見守る私たちの心にも、ポッとあかりがともった気がします。

台詞が少ない分音楽が雄弁
会話する2人ともがカメラ目線だったりでちょっとウケるけど
敗者を描いても、最後はほっこり優しい気持ちになれるカウリスマキ作品やっぱりいいよね。

 

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