映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】 『ラスト・ベガス』はシルバー世代が元気になる
2014年04月12日 (土) | 編集 |



マイケル・ダグラスロバート・デ・ニーロモーガン・フリーマンケヴィン・クラインという
4人のオスカー俳優共演の豪華シルバー・コメディですw。
ラスト・ベガス(2013)アメリカ
原題:Last Vegas
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:マイケル・ダグラス/ロバート・デ・ニーロ/モーガン・フリーマン/ケヴィン・クライン/メアリー・スティーンバージェン
日本公開:2014/5/24
  ビリー、パディ、アーチー、サムは幼馴染4人組
唯一独身だったビリー(マイケル・ダグラス)が結婚することになり
悪友どもがラスベガスに集結します。
盛大なバチェラー・パーティを開こうと盛り上がるアーチー(フリーマン)とサム(クライン)
ところがパディ(デ・ニーロ)が乗り気でない。
どうやら彼は妻の葬式を欠席したビリーのことをひどく怒っている様子。
さて、どうなるんでしょうか という話



出演者が豪華ですよね。
32歳の若い恋人と結婚しようとする億万長者のダグラスはいかにも~な役どころ。
そこまで年寄りネタで笑わせるか?!のモーガン・フリーマン
苦虫を噛み潰したようなデ・ニーロには今回もちょっと泣かされた。
ケヴィン・クラインがもうひとつ魅力を発揮してなかったけれど
最後の最後でらしいところ見せてくれるからいいか。




 鉄板ジジイ映画に色を添えてくれるのがラウンジ・シンガー役のメアリー・スティーンバージェン
老けたなとは思うものの、しっとりしてるのにサッパリで、歯に衣着せぬちょい辛らつな台詞まで
彼女が言うと嫌味がない、大人可愛い女性を魅力的に演じてます。
男たちの運命を変えるキーパーソンですね。
『夢の降る街』で聴かせてくれたけだるい歌声も健在です。

監督は『クール・ランニング』のジョン・タートルトーブ
子供時代から一気に56年後にぶっとばす力技がウケる
中盤、笑わせどころは滑りがちだし、ベガスでのドタバタも間延びする感は否めないんですがw
このキャストでおとぼけ年寄りネタをやってくれたり、デ・ニーロとダグラスがプールに落としあったりするのを観るだけでも価値ありってもん。
マイケル・ダグラスとデ・ニーロの確執の真相に迫る終盤からは盛り上がり、
最後は爽やかに着地。
よもやのロマンス絡みも期待してなかっただけに楽しめました(笑)

 歳をとると色んなことを諦めてしまって味気ないものになりがちだけど
その気になればやれることもいっぱいある。
人生最後まで楽しんでみようじゃないの、そんな風に思えましたよ。
シルバー世代と、それを支える家族にお薦めしたい作品です。


     


リドリー・スコット『ブラック・レイン』
2012年06月05日 (火) | 編集 |
『プロメテウス』公開カウントダウンで、リドリー・スコット強化中~。
今日は異国の地、大阪を舞台に、逃走した犯人を執念で追い詰める刑事の姿を
日米の刑事同士の友情を絡め、サスペンスフルに描くアクション・スリラー『ブラック・レイン』



ブラック・レイン
1989年(アメリカ)
原題:Black Rain
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ダグラス高倉健アンディ・ガルシア
松田優作ケイト・キャプショー


アメリカのレストランで、殺人事件に出くわしたニックとチャーリーの刑事コンビは
犯人の佐藤を追い逮捕。日本に連行します。
ところが空港で、佐藤はまんまと逃走。
ニックとチャーリーは、刑事としての行動を許されない日本で
ジレンマと戦いながらも、佐藤に迫る  というお話。





ニックにマイケル・ダグラス、チャーリーにアンディ・ガルシア
犯人佐藤に松田優作
ニックらを保護監視しながら、次第に友情を深めていく日本人刑事に高倉健
その他ヤクザのドンに若松富三郎など、日米の豪華メンバーが結集しました。
中でもこれが遺作となった松田優作の、強烈な存在感が光ります。





大阪が舞台となる本作ですが、道頓堀のネオンや市場の喧騒
その空気感までもが異国情緒を漂わせ、
どこか『ブレードランナー』を思い出させます。
要所要所での霧や湯気、光線が映像に深みを出し、
鉄工所や肉屋でのチェイスシーンも凄くいい。

でもなんだろう。色々に違和感を感じるのは、私が日本人だからか。
日本とアメリカの違いについて健さんが語る台詞や、
ヤクザと暴走族がごっちゃになってるところや
映画のタイトル『ブラック・レイン』がどこから出てきたのかということにも
極論過ぎて違和感。

警察の方針の一貫性のなさもありえない感じだし
佐藤の身柄を確保したいだけのはずのダグラスと健さんが、
ヤクザの面々に銃をぶっ放すのもハリウッド的で、日本の舞台にそぐわない。

それでも、異国の地におけるダグラスの孤独が際立ち、
ケイト・キャプショーと繋がりを求めたり、
健さんと信頼関係を築いていくバディもの的な展開が良かったですね。
健さんは自分の殻を破っていき、ダグラスは健さんの誠実さに触れる・・。

ただね、ダグラスのキャラ(腐敗度)がイマイチ判りづらく
感動すべきラストシーンで自分としては混乱してしまった(笑)
健さんの誠実さに感化されたダグラスのお茶目な善行ととっても良いの?
ま、いいか。

バイクを駆使した前半のシーンに、後半への伏線を仕込んでいるも
お!って思ったし、
日本が舞台でなかったら、違った印象だったかもしれません。

★★★★