映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間
2013年12月08日 (日) | 編集 |
ただいま(・∀・)つ
常夏のハワイから戻ってみれば、何故かダラスは氷の世界。
こんなときは家篭り。ゆっくり氷が解けるのを待つとしましょう。


旅行中、機内上映含め6本の映画を観たので、いくつかを記事にします。
まずはケネディ暗殺を描く『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』から。



パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間(2013)アメリカ
原題:Parkland
監督:ピーター・ランデズマン
出演:ザック・エフロン/ビリー・ボブ・ソーントン/;ポール・ジアマッティ/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ジャッキー・ウィーヴァー
日本公開:2014/初夏
 ケネディ大統領がダラスで暗殺されてから、今年で50年。
節目にあたって、暗殺に関するテレビ番組が放送されたり、『JFK』も劇場でリバイバル上映されましたが、ケネディ暗殺の4日間に的を絞った本作もその流れでしょう。

 ケネディが運び込まれたパークランド病院のスタッフ、FBI、シークレットサービス、ダラス警察、副大統領、ジャクリーン、狙撃犯とされるオズワルドとその家族など、運命の日に直接関わった人々の4日間が、ドキュメンタリー的に描かれる中、暗殺の瞬間を捉えた有名なビデオを撮影した人物のことなど新鮮に観ました。
 
 ケネディ暗殺の瞬間から搬送先でのドタバタはかなり生々しいものがあり、事件に関わった人々の運命が大きく変わっていったことなども興味深いんですが、ケネディ暗殺に関する憶測が飛び交う今、私たちの興味はもはやオズワルドにはないんですよね。
誰もが封印された真実に迫ることを期待する中、敢えて4日間に絞る意味があるのかというのは疑問で、そういう意味では期待したものと違いました。

 監督はこれが初監督のピーター・ランデズマン
製作にトム・ハンクスが関わっている関係か、出演者は渋いところを集めています。
でも病院の医師にコリン・ハンクスが出てくると、父ちゃんが製作だからなと思っちゃう。親の七光りは喜ぶべきか悲しむべきか、役者には微妙ですね。




 主演はザック・エフロンかな。重責の中、力を尽くす若い医師を普通に演じてます。看護師長マーシャ・ゲイ・ハーデン  、オズワルドの母ジャッキー・ウィーヴァー、ビデオを撮影したポール・ジアマッティなどは流石にうまい。特にジャッキー・ウィーヴァーの異常感が半端なく、ジャッキーママ異彩を放ってますわ。ジャクリーン役にはもっと心情を演じきる女優を起用して欲しかった。



個人的に好きだったのはオズワルドの兄を演じたジェームズ・バッジ・デール。世間の冷たい目にさらされ、それでも逃げることなく今もダラスに暮らす兄がいたことをはじめて知りました。

 大統領の死を悲しむ国民や、亡骸に誠意を尽くそうとする関係者など、就任期間は短いながらも、人を魅了し愛されたケネディの一面が偲ばれる描き方は良かった。

帰りの飛行機の中で、隣に座ったお兄ちゃんがラップトップでこれ観ていて、感想聞きたくてウズウズしたけど聞けなかった(_´Д`) アイーン

      

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バーニーズ・バージョン ローマと共に
2013年01月25日 (金) | 編集 |




バーニーズ・バージョン ローマと共に(2010)カナダ/イタリア
原題:Barney's Version
監督:リチャード・J・ルイス
出演:ポール・ジアマッティダスティン・ホフマンロザムンド・パイク、ミニー・ドライバー、スコット・スピードマン


2年前に、ジョニー・デップがゴールデン・グローブ賞のコメディ/ミュージカル部門に
2作品でノミネートされながら受賞を果たせず、ファンをガッカリさせたことがあったけど
その年に主演男優賞をゲットしたのが本作のジアマッティ。
『アリス~』と『ツーリスト』のジョニーじゃ、そりゃ太刀打ちできません。

冒頭、ポール・ジアマッティ演じる中年のバーニーが夜中に電話をかけ
「妻を出してくれ」と伝えると
「ミリアムは寝ている。しかも彼女はもう君の妻じゃないよ」と電話の主。

時間は遡り、酒と煙草をこよなく愛する若きバーニー・パノフスキーの
2度の結婚を映し出します。
その2度目の結婚式で出会う美しい女性がミリアム(ロザムンド・パイク)。
なんとバーニーは結婚式の最中にミリアムにノックアウトされ、
以来彼女に猛アタックを仕掛けるのです。




結婚してるのにそんな馬鹿なと相手にしないミリアムが
どうしてバーニーと結婚することになったのか
はたまた、それほど愛したミリアムとの間に何があったのか を
興味津々に観進めることになるのですが・・・



ジアマッティ演じるバーニーは、シニカルで自己中だったり
およそ人に気に入られようとする人ではないのね。
だけど観ているうちにだんだんに愛しくなってくるのは
いつだって自分に正直で、ミリアムへの深い愛に迷いがないから。
でも愛しすぎるゆえに愛を失うことになったり
殺人事件の容疑をかけられたりと、バーニーの人生は波乱に満ちている。

「Aランクのコメディアンがたくさんいたとしても
コメディと悲劇と両方に通じ、幅広い年齢を演じきれる俳優はそうはいない。
バーニー役は彼しか考えられなかった」という監督の言葉どおり
ジアマッティはドンピシャのキャスティングでしょう。




ダスティン・ホフマン演じる父親は風変わりだけど、
バーニーが間違ってないと思えば、とことん応援し支持する男。
そんな父を尊敬する息子バーニーとの信頼関係が微笑ましくて
映画に心地よい味付けとなっています。

タイトルのバーニーのバージョンとは、
罪の意識や後悔に満ちた彼の人生を振り返り、もしも違うアプローチをしていたら
違ったバージョンを生きられたかもしれないということかな。
でも、ミリアムと蜜のように幸せなときを過ごしたのも事実。
酸いも甘きもあって、自分の人生のバージョンなんでしょうね。
最後は切なさと優しさとにジーン。
監督はTVドラマ『CSI』シリーズの監督を務めるリチャード・J・ルイス
久しぶりに映画らしい映画を観たと感じた一本です。

ところで
若いときをイタリアで過ごしたバーニーだけど・・・
副題の「ローマと共に」ってなに?^^;

原作がカナダの著名な作家のものという関係か、アトム・エゴヤンやクローネンバーグ等
4人のカナダ人監督がカメオ出演してますので探してみてね。

1/19~公開中

★★★★



クローネンバーグ『コズモポリス』
2013年01月04日 (金) | 編集 |

 
 
コズモポリス 2012年(フランス/カナダ/ポルトガル/イタリア)
原題:Cosmopolis
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ロバート・パティンソンジュリエット・ビノシュ、 ポール・ジアマッティ、 サマンサ・モートン 、 ジェイ・バルシェル 、サラ・ガドン、 ケヴィン・デュランド、マチュー・アマルリック
 
 
マンハッタン。 28歳の億万長者エリック・パッカーは散髪に行くことをボディガードに告げる。
おりしもその日は大統領のパレードの日。
エリックを乗せたリムジンは途中客人を招き入れながらゆっくりと街を行く。
 

ドン・デリーロの同名小説を原作とするデヴィッド・クローネンバーグの新作です。
エリック・パッカーを演じるのは『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン

映画はエリックが長いリムジンに乗り、床屋に向かうとする一日を描くものですが
エリックというのは28歳にして投資会社の経営に成功し、ウォール街と世界の金融を動かす力のある男。
けれどもどこか実体がなく、その日失おうとしている100億単位の金も彼の存在自体も架空のものであるかのようなのが、
彼の空虚な表情から窺えます。

奇しくも街は大統領のパレードがあり、反政治者の暴動により大混乱
しかしエリックの乗るリムジンからは外界の音は完全にシャットアウトされ、
それはまるで都会に浮かぶタイムカプセルのように彼の孤独を浮かび上がらせるのです。
 
 

エリックは床屋に向かう道すがら、最近結婚した妻(サラ・ガドン)と朝食とランチを共にし
ジュリエット・ビノシュ演じる娼婦など数人の愛人たちと車内でセックスし、コンサルタントと金融について語り、
理論家(サマンサ・モートン)の話を聞きます。

その会話の殆どが原作どうりらしいのだけど、哲学的とも言える金融の話は私の頭を素通りし、話にはついていけません。
それでもエリックの虚無感と、実態を感じたいと切望する気持ちは痛いほど伝わるんですね。
 
22歳のコンサルタントはエリックの若かリし姿を想像させるし
サマンサ・モートンに至ってはエリックの行き着く先のようなカリスマ的な実態のなさを漂わせる。

エリックはハイテクな車内で毎日健康診断を受けるんですがw サマンサ・モートンと会話中にも、
医師により直腸診を受けてるんですよね~w
それに何の反応を示さないモートンにも笑えます。
 
さて、エリックがなぜ床屋に向かうのかは述べずにおきますが
エリックを演じたロバート・パティンソンの演技には脱帽しました。

ボディ・ガードの顔を見ることもしないシニカルな無表情さから床屋に対する少年のような穏やかさ。
ラストに向けての狂気。。
彼は色んな表現が出来る男だったんだねぇ。
 
終盤、長回しを多用し、エリックの最後の瞬間までの緊張を描き挙げる手法も渋い。
浮遊感と緊張感と刹那感の入り混じった作風は悪くないです。

日本公開は4/13~
 

★★★★



WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々
2012年10月22日 (月) | 編集 |






WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々
2011年(アメリカ)
原題:Win Win
監督:トーマス・マッカーシー
出演:ポール・ジアマッティ/エイミー・ライアン/Alex Shaffer/バート・ヤング



【ストーリー】
弁護士のマイクは、不況のため仕事がなく、家族のために高校で弱小レスリング部のコーチをやり、危ないサイドビジネスにまで手をだしていた。しかし、ある日、身寄りのない青年カイルを居候させたことで、彼と家族の人生は大きく変化していくことに。

 3本目の監督作品となる本作で、トーマス・マッカーシー
ちょっとシニカルながら優しい視線で、人と人とのつながりを描いています。

 タイトルのWin-Winとは、どちらにもメリットがあるという意味
独居老人をホームに入れ、後継人になることでその報酬を手にする
おまけにレオの孫のカイルはレスリングの才能があり、弱小チームを勝利に導く要となる と
ダブルでいいことがやってきた、マイクにとって一見win-winシチュエーションなのだけど
でもね・・

老人はホームに入ることなど望んでいないのはマイクも知っている。
それでもマイクはお金ほしさに、法律を悪用し
ホームに入ることをレオに押し付けてしまうわけですよねぇ。
当然ながら罪の意識に苛まれることになるマイク
win-winというタイトルとは裏腹に映画の結末はビターで、心が痛むものではあるけれど
「人は誰でも失敗する」という、人の心の弱さに触れ、
失敗しても、そこからどう行動するかが大事だと教えてくれます。
こういう 情けないけど根は正直なオヤジの葛藤を描かせたら
ジアマッティの右に出るものはいませんね。

 マイクの妻を演じたエイミー・ライアンもとてもいい。
最初は不良っぽいカイルに警戒していたけど、じきに彼のよさに気づき
受け入れる柔軟さを持っている。
しかも失敗したマイクを大きなハートで支える包容力と強さをみせる女が惚れる女でした。

 ちなみにカイルを演じるアレックス君はこの映画が本格的なデビューとなる高校生。
レスリングは実際に高校の州チャンピオンに二度輝く腕前だそうです。


 


■トラックバックありがとうございます。


Tracked from THE MOVIEST .. at 2013-01-23 12:12 x


タイトル : 「WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々」 201..
「 WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々 」 2011年 製作国: アメリカ 上映時間:106分 原 題: WIN WIN 今日は「扉をたたく人」の トーマス・マッカーシー監督 主演 ポール・ジアマッティ のこの作品。 昨年、時間合わず劇場鑑賞が出来なかったんでDVDでの鑑賞になってもたんよね。。 貧乏弁護士のマイク(ポール・ジアマッティ) 彼は元レスリング選手であり高校生のレスリングコーチもやってる ......more







コールド・ソウルズ/COLD SOULS(原題)
2011年10月20日 (木) | 編集 |

cinema de しりとり 36回目 【こ】

『プレスリーvsミイラ男』から繋がって、今日は「こ」で始まる映画
ポール・ジアマッティが本人役を演じるSFコメディ『コールド・ソウルズ/COLD SOULS』です。
コールド・ソウルズ/COLD SOULS(原題)(2009) アメリカ/フランス
監督/脚本:Sophie Barthes
出演:ポール・ジアマッティ/デヴィッド・ストラザーン/Dina Korzun/エミリー・ワトソン
    
俳優ポール・ジアマッティポール・ジアマッティ)はチェーホフの戯曲『ワーニャ叔父さん』の
役の解釈に悩み、神経衰弱に陥っていたところ、
「魂を抜いて負担を軽減する」というハイテク会社の存在を知り、門をたたく。
半信半疑ながらも、この苦しみから逃れられるならと施術を受けるジアマッティだったが、
魂の抜けた彼の演技は散々で・・・。
 
女性監督Sophie Barthesの長編デビュー作です。
そもそものアイディアは監督が見た夢からきてるそうで
夢の中に出てきたウディ・アレンが、機械にかけられ魂を抜き取られる。
その抜き取られた魂がヒヨコマメの形で、ウディは「どうしてこんな魂で40もの映画を撮れるんだ!」とおかんむりw

監督はその夢を書きとめていたらしいのですね。
 
 
ウディ・アレンと出会うのは難しいかなと考えた監督は、結局ジアマッティに置き換え脚本を書き
酒の力を借り、ジアマッティと妻に直接交渉し作られたのが本作。
ジアマッティに断られたら、映画にするのは諦めようと思っていたとか。

「魂を保管する」というハイテク会社の所長をデヴィッド・ストラザーンが演じていて
ジアマッティとの掛け合いが最高.。
眉唾もののストラザーンとマシーンに笑うしかありませんw
 
さて、魂を抜きたい人がいれば、魂を欲しがる人もいるというわけで
ロシアでは、魂を売買する組織が存在してるという、
あり得そうなお話になっていくのもシニカル。(ちなみにロケはきっちりロシアで!)
ジアマッティの魂が、ひょんなことからロシアに運ばれてしまったことから
魂の運び人であるロシア人女性ニーナ(Dina Korzun)を巻き込んだ
文字通り魂探しの旅が始まるというわけです。
 
ポール・ジアマッティはというと、役作りに悩み神経衰弱に陥っているとき
魂を95%抜いたとき、ロシア人の詩人の魂を借りているwときと、
それぞれの魂の状態で劇中劇を演じているわけで、上手い役者じゃないと、こんなことできませんって。
 
映画の中で、魂は形も色も人それぞれと説明されていて
疲れた人の魂ってグレイとか黒っぽかったりするらしい。
大事に扱わないと乾いてしまうみたいだし
自分の魂はどんなかしら?って、気になりますよね。
 
人の魂が着脱可能!そんな新鮮なプロットで笑わせてくれながら
最後には魂を取り戻すことができない人間の哀しみが涙を誘います。
今まで意識したことのないに思いを馳せ、その重みを痛感する作品でした。
 
日本公開の予定はまだ聞かないけど、せめてDVDにしておくれ~。
 
 
 

  

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