映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】スチュアート:ア・ライフ・バックワーズ(原題)トムハ&カンバーバッチで綴るあるホームレスの物語
2017年09月15日 (金) | 編集 |

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 スチュワート:ア・ライフ・バックワーズ(2007イギリス
英題:Stuart: A Life Backwards
監督:デヴィッド・アットウッド
出演:ベネディクト・カンバーバッチ /トム・ハーディ /エドナ・ドール /ヒュー・アームストロングン

【あらすじ】
主にホームレスの支援をする福祉施設のファンドレイザーとして働く作家のアレクサンダーは、集会で出会ったホームレスのスチュアートに興味を持ち、彼の伝記を書きたいと申し出る。


【感想】
トムハ40歳のお誕生日おめでとう!!!
今日はトムハ2007年の出演作品。
アレキサンダー・マスターズの同名作をもとにした、あるホームレスの物語です。
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トムハ演じるタイトルロールのスチュアートはなんとアル中のホームレス。
福祉施設のファンレイザーを務める作家のアレキサンダーが、施設の集会で知り合ったスチュアートに興味を持ち、彼の伝記を書きたいと申し出たことから、2人の不思議な交流が始まります。
スチュアートの提案でその人生を逆にたどるうち、彼のトラウマに満ちた半生が明らかになるわけです。

2007年の作品だからトムハもカンバーバッチもまだ殆ど無名ですが、2人ともとってもいい演技をしています。
カンバーバッチは一見冷徹に見えて、好奇心旺盛で人を見かけで判断しない寛容性も持ち合わせた男
生まれのよさがにじみ出るあたりカンバーバッチにピッタリです。


一方のトムハは汚い恰好をしたホームレス姿なんですが、それ以前にぼそぼそ力のない喋りとひょこひょこな歩きっぷりに驚きます。アル中でこんなになる?と思いきや、ちゃんと理由があった。

以降、少しネタバレで書いてますので、何も情報をもたずに観たい方はスルーでお願いします。

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【映画】スターター・フォー・テン(原題)
2016年10月26日 (水) | 編集 |
 
英国男優総選挙、投票結果がついにサイトで発表になりました!

ふむふむ、なるほどー。


トムヒ二連覇ならずでしたが、コリン・ファースの一位も嬉しい。
トムハもようやくトップ10にこぎつけましたね。

さて、今日は日本未公開の英国産コメディで3位のジェームズ・マカヴォイと、7位フィニッシュのベネディクト・カンバーバッチのふたり斬り・・にするはずだったけど、50人斬りが怪しくなったので延べ人数でカウントすることにしますww
前出のドミニク・クーパー、チャールズ・ダンスさん加えて4人斬りだよ!!(笑)

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スターター・フォー・テン(原題)(2006 イギリス
原題:Sterter for Ten
監督:トム・ヴォーン
脚本:デヴィッド・ニコルズ
出演:ジェームズ・マカヴォイアリス・イヴ/レベッカ・ホール/ドミニク・クーパー/ベネディクト・カンバーバッチ

【あらすじ
晴れて大学一年生になったブライアンはクイズ部に入部。憧れの大学選手権を目指すが・・



【感想
大学生活を始めた主人公の恋や挫折を描く青春コメディです。

タイトルのスターター・フォー・10というのは映画の中で大学クイズ選手権で司会者が使う有名なフレーズで、
「まずは10ポイントから」ってところかな。
このタイトルは新しい岐路に立ったブライアンの、人生の始まりを意味してもいるんですね。

大学生役にはやや歳のいったマカヴォイだけど、イノセントな若者を純粋に演じて違和感を感じさせません。
女の子と出会ったり、勉強以外のことを学んだり。80年代を舞台にしてることもあって
音楽にしろ、服装にしろ何か懐かしい感じ。

親元を離れるのは不安になるものだけど、それは親も同じ。
ブライアンと別れるときいつも「新鮮な果物を食べてね」と言うお母さんの気持ちわかるな。
でも若ものに失敗はつきもの。
失敗してもそれを生かして、次に頑張ればいいんだと、タイトルの意味含めそういう映画でしょう。

終盤挫折を乗り越え、友情を修復し、新しい恋に向かうブライアンに、地味に気持ちが高まりました。
80年代映画テイストなのもよかった。


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共演はブライアンが入部するクイズ部の部長パトリックに当時30歳のカンバーバッチ。
卒業生なのに部に所属し、選手権に挑戦し続けてるというから迷惑極まりないw
KYで几帳面なキャラで笑わせてくれるベネさんは流石のコメディセンスですわ。

核反対など社会的な活動にいそしむ女性に、本作が映画デビューとなるレベッカ・ホール。
ブライアンの田舎の友人にドミニク・クーパー。
チャールズ・ダンスさんはアリスのお父さん役で出演してます。





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田舎の同級生
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SHERLOCK(シャーロック)
2015年10月15日 (木) | 編集 |

SHERLOCK(シャーロック)(2010)イギリス
原題:Sherlock
監督:ポール・マクギガン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ / マーティン・フリーマン/ ルパート・グレイヴス /ユーナ・スタッブス/ ルイーズ・ブレーリー/ マーク・ゲイティス/ アンドリュー・スコット/ ジョナサン・アリス/ ヴィネット・ロビンソン/ リサ・マキャリスター


毒物を飲んで自殺するという事件が連続し、警察が動き出す。レストレード警部の依頼を受けたシャーロックはピンクのスーツに身を包んだ4人目の被害者の推理にとりかかる・・

英国男優総選挙 特集 7回目
 
今日はマーティン・フリーマン !!



この総選挙を語るのに『シャーロック』は観てませんじゃヤバイだろってことで、初めて観てみましたよ。まだシーズン1のエピソード1のみですけど(笑)

私ときたら、本『シャーロック』が現代を舞台にしてることも知らなかったんですが
(笑)思っていたより100倍面白かった!!(笑)

シリーズ1本目となる本エピソードは
シャーロックとワトソンの出会いを描き、
自殺に見せかけた連続殺人事件の怪を解き明かします。

まずは、出会いのシーン
ワトソンを一目見ただけで、彼が戦争に行っていたことや
身体状況ふくむ今の状況まで推理してしまうシャーロックに
完全に惹き込まれました。

これまで沢山の人がシャーロックを演じて、
いろんなタイプのシャーロックがいるんだろうけど、
よどみなく言葉を繋鋭い推を展開するカンバーバッチのシャーロックは、リズミカルで所作も美しく、天才振りが際立ちました。

嬉々として事件に臨むサイコさは『ナイトクローラー』のジェイクにも通じるところだけど、シャーロックはお金に興味はなく、ほんとの推理バカなところがジェイクとは違う。カンバーバッチのもつ独特の品とイノセントな個性もシャーロックにドンピシャ。

時代背景を現代にしているため、スマホなどのアイテムを活用した
新しい推理が展開されるのも面白さでした。

さて、忘れちゃいけないマーティン・フリーマン
マーティン演じるワトソン君は戦争で負傷し退役した医者を演じてます。
戦争のトラウマを抱えてはいるけれど、
彼が危険な刺激に飢えてることをシャーロックは見抜いている。
かくして最高にエキサイティングなコンビが誕生するわけです。

奔放なシャーロックに振り回され、
しかめっ面でいらだちを飲み込みながらも
体から沸き出るワクワク感には抗えないワトソン。
彼がシャーロックとその推理にどんどん引き込まれていくさまに
自分の興奮を重ねて観ちゃいました。

2人の距離が近づいていくのが楽しみでたまらないのも彼らの魅力ゆえ。

ということで、マーティンを推す人が多いことにも納得!!
『シャーロック』続けて観たいと思います。







【映画】ブラック・スキャンダル
2015年10月05日 (月) | 編集 |

ブラック・スキャンダル(2015)アメリカ
原題:Black Mass
監督:スコット・クーパー
出演:ジョニー・デップ / ジョエル・エドガートン / ベネディクト・カンバーバッチ / ケヴィン・ベーコン/ ジェシー・プレモンス / ピーター・サースガード/ 
 ダコタ・ジョンソン
日本公開:2016/1/30

1970年代のサウス・ボストン。FBI捜査官ジョン・コナリー(ジョエル・エドガートン)は、幼馴染のアイルランド系マフィアのボス、ジェイムズ・"ホワイティ"・バルジャー(ジョニー・デップ)に、FBIと協力して共通の敵であるイタリア系マフィアを排除しようと持ちかけ・・


英国男優総選挙 特集
第一回目はやはりこれまでの覇者 ベネディクト・カンバーバッチ作品を。

と言ってもご存知のように、本作の主役はジョニー・デップ
ジョニーは実在のマフィアのボスにして凶悪犯のジェイムズ・"ホワイティ"・バルャーを演じてまして、カンバーバッチはその弟ビリーを演じてます。
意外な取り合わせですよね。

しかも驚くのは弟はマサチューセッツ上院議員なんですね。
そんなことが可能なのかと思うのだけど、それはホワイティの悪行が世間に知られてなかったから。
マフィアのボスが内通者としてFBIの一捜査官と繋がっていたという怖い話です。

トレーラーにもある
ホワイティがステーキのレシピを訊くシーンは
ホワイティの陰湿にして懐疑的な性格を知ることになる秀逸なシーン。

根負けしてレシピを明かすモリスに
「秘伝じゃなかったのか。
家族の秘密を漏らすお前は、俺も簡単に裏切るんだろうな」
と釘をさすジョニーが怖すぎ。

ジョニーはハゲ頭をオールバックにした衝撃的なルックスで
冷徹なホワイティを、ここ数年で一番の演技で魅せてくれます。


ョニーの冷血さが炸裂しジョニーがレイ・リオッタに見えてくるあたりから
ブルーグレイのカラコンを入れた目に何の感情も宿さないジョニーが恐ろしく
限りなく暴力的でグロい展開に緊張感もマックス。

ただ、面白かったかと聞かれると正直微妙。
捜査官の尋問とフラッシュバックの暴力シーンが繰り返される前半は
なんとなく置いてけぼりをくらい
後ろのおじさんはいびきをかいて寝てました。私も寝たし。

冷血でありながら年老いた母や弟は大事に思っているところとか
意外性のあるキャラなのに、その人間性の掘り下げが浅く
映画として感情に訴えるものがないのは残念。

と言っても世間の評価は高め(IMDb7.6)なので
緊張感のあるクライム映画としては成功してるということでしょうか。

 熱血漢だけど、ホワイティの犯罪をカバーし続ける倫理性を失くしたFBI捜査官にジョエル・エドガートンなど、演技者はみな好演。

カンバーバッチは精悍で実直 いかにもという風貌で議員を演じてます。
兄ちゃんマフィア、弟 議員先生ですよ。実話だから凄い。
でもそれ以上の感想を何も持たせない役だったことも確かで・・。
そもそもはガイ・ピアースが演じるはずだったらしくガイ君の方がうまそう。
あ、特集初回から覇者を褒めてなくて申し訳ない。
あくまでそういう映画だったということです。

ジョニーはオスカーノミネートかという意見もありますが
私にはコスプレのコメディに見えるところもあったな。
トムハとエドガートンで観たかった。

監督は、『クレイジー・ハート』『ファーナス/訣別の朝』のスコット・クーパー
日本公開は来年1月です。






【映画】『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』カンバーバッチ、オスカーなるか
2015年01月08日 (木) | 編集 |

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そろそろオスカー候補も出揃った感がありますね。
今日はベネディクト・カンバーバッチが実在した天才数学者アラン・チューリングを演じ、作品賞、主演男優賞ノミネートに期待のかかる『イミテーション・ゲーム』をご紹介。

イミテーション・ゲーム(2014)イギリス/アメリカ
原題:The Imitation Game
監督:モルテン・ティルドゥム
出演: ベネディクト・カンバーバッチ/ キーラ・ナイトレイ/ マシュー・グード/ チャールズ・ダンス 
 マーク・ストロング
日本公開:2015/3
 

ドイツ軍との戦いで劣勢を強いられている連合軍の急務は、敵の暗号機エニグマを解読することだった。イギリスが白羽の矢を立てたのは天才的な数学者チューリング。しかしその国家的なミッションは困難を極めた。


アラン・チューリングという天才数学者のことはこの映画で初めて知りました。
第二次世界大戦を終わらせ、かつコンピューターの祖とも言える人なのに名前が知られていないのは
彼の携わった「ナチスドイツの暗号を読み解く」ミッション自体が国家機密として厳密に処理されていたからなんですね。50年経って封印をとかれ、チューリングの偉業が知られることになったのだとか。

映画はカンバーバッチ演じるアラン・チューリングがあることから警察に尋問を受けることになる1951年から始まり、チューリングが暗号解読の任に当たった戦中へと遡り、さらに少年時代の想い出を交錯させながら、彼の偉業と苦悩をあぶりだす構成。

チューリングはドイツの暗号エニグマを解読するチームを結成。
チームを集めるにあたってはパズルを解くような試験を実施するんですが、テストを一番の成績で突破したのがキーラ・ナイトレイ演じるジョン。
チームは膨大な時間をかけエニグマ信号を読み解くことになります。

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カンバーバッチはチーム員からも少々距離を置かれる「わが道を行く」タイプの「天才」を演じてまして、エニグマ解読の情熱は伝わるものの、そんなに演技凄いかなぁと思いながら観てたんですが
演技の神が降りてきたと思える終盤の演技が凄かった。

その終盤を説明するには彼の秘密に迫らなくてはならないんですが・・・
多分映画好きの皆さんはその秘密ご存知でしょ?
私も知って観たんですけど、映画サイトによってはこれを明かしてないので知りたくない方はここからスルーでお願いします。
知って読んでくださる方にも、秘密以外のところで大きなネタバレはしてませんので安心してください。




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