映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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愛の勝利を ムッソリーニを愛した女
2012年05月10日 (木) | 編集 |
今日も2010年のイタリア映画祭出品作品から
ファシズムの創始者ムッソリーニを愛し続けた女性、イーダの半生を描く伝記ドラマです。

愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 2009年(イタリア)
原題:Vincere
監督:マルコ・ベロッキオ
出演:ジョバンナ・メッツォジョルノ
フィリッポ・ティーミファウスト・ルッソ・アレシミケーラ・チェスコンピエール・ジョルジョ・ベロッキオ

【ストーリー】熱心な社会主義者だったムッソリーニはいつしかファシストに転向してしまうが、彼に恋をしていたイーダは変わらずムッソリーニを愛し続けた。イーダは全財産をかけてムッソリーニを支援し、身も捧げて長男を授かるが、正妻のいるムッソリーニはイーダを徐々に遠ざけていく。(映画.comより)

ファシズムの創始者ムッソリーニに、彼を愛しながら、闇に葬られた愛人と息子がいた。というお話しです。
イーダは全財産をはたいて、ムッソリーニの政治基盤の出発点となる新聞発行を援助するんですが
ムッソリーニには正妻がいて、イーダは邪魔な存在。
ムッソリーニに疎まれ、やがては精神病院に送られてしまうんですね。
 
 

自分がムッソリーニの最初の妻で、息子はムッソリーニの最初の子供だと言う事実を主張することだけが
人生の全てとなっていったイーダは悲しすぎる。
 
 

イーダを演じたジョヴァンナ・メッツォジョルノが、雪の中、精神病院の柵をよじ登り
ムッソリーニや教皇に宛てた、届くことのない手紙をばら撒くシーンは、彼女の悲しさを象徴し、
その映像の美しさにも圧倒されます。
 
映画は一方で、ムッソリーニの台頭と衰退を描きます。
ムッソリーニを演じるのは『重なりあう時』で気になったフィリッポ・ティーミ
情熱に燃える若きムッソリーニの演技が印象的です。

途中から演説シーンなどは、ニュース映像の本物のムッソリーニになるんですが、
ティーミは成長した息子も演じ、二役をこなしてるんですね。

息子がムッソリーニの演説を狂ったように真似るシーンは凄い迫力。
自分の演じるムッソリーニを真似ながら、違いを出さなくちゃいけないというのは至難の業だったでしょうね。

 個人的にこの時代の歴史にも疎いので、政治的な部分で深く理解できてないですが
ニュース映像を交えた映像から、これまで知らなかったムッソリーニへの国民の熱狂振りも見ることができました。

時に、荘厳な音楽とともに、オペラ的に見せていてこれが鳥肌もの。
限りなく映画的手法で歴史を描き挙げるところにイタリア映画のパワーと、奥深さを見せ付けられた思いです。



★★★★


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