映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
リメイク版『マン・オン・ザ・トレイン』
2013年02月13日 (水) | 編集 |
TiVoの勝手録画の中にタイトルに「おや?」っと思うものがあってチェックしたら
なんと、パトリス・ルコントの『列車に乗った男』のハリウッドリメイクでした。
『ジャッジ・ドレッド』からリメイク繋がりとなったので、
今月はリメイク映画特集にしちゃいます。(短絡的w)






マン・オン・ザ・トレイン (2011)アメリカ
原題:Man on the Train
監督:メアリー・マクガキアン
出演:ドナルド・サザーランド、ラリー・マレン・Jr、グラハム・グリーン、トニー・ナーディ 



列車からある街に降り立った男は、立ち寄った薬局で初老の元大学教授と出会う。
古いながらも優雅な教授の暮らしに憧れをいだく男
一方、教授も一匹狼風の男の自由な人生を羨ましいと思うのだった・・

ルコント版でジャン・ロシュフォートの演じた教授役にドナルド・サザーランドジョニー・アリディの演じたミラン役にU2のドラマー、ラリー・マレン・Jr
今回役名はありません。

まるで違う人生を生きてきた二人が、ふとしたことから出会い、
互いのライフスタイルに憧れを抱く

オリジナルはルコント作品の常連ロシュフォート演じるたおやかな教授のキャラが最高で、
飄々として独特の間を生むルコントマジックに繋がっているのだけど
サザーランドさんどうだろと心配になったのですが。。
やっぱりね、彼ではちょっと濃すぎて「飄々」の極地に至らないんですよね。
勿論、リメイク独自の味付けでもいいのだけどね。

オリジナルでロシュフォートが男の部屋に忍び込み、拳銃を手にワイアット・アープの真似をする名シーン。拳銃と革ジャンとロシュフォードという対極な取り合わせが面白みだったのに、サザーランドさん、拳銃が似合いすぎる(笑)
ラリー・マレン・Jrは寡黙なのに存在感のある演技で良かったのだけど、サザーランドと並ぶと小さすぎて、「洗練された」教授と「ワイルド」な男の関係性が損なわれるのが残念。





一番残念なのはラストですね。
オリジナルは一瞬「あれ?どうなったんだろう」と混乱したあとに、
あぁと気づいてジワりと感情を揺すぶられたものだけど
こちらは、陳腐かつ解り安すぎな演出で余韻を楽しめないのがいけません(笑)
音楽や役者の表情で、言葉はなくても盛り上げ、手術と銀行強盗を交錯させて緊張感ある演出をしていたオリジナルに対し、こちらはチャチなことこのうえない。
ストーリーがほぼ同じでもこんなに違ってしまうもんだというのを痛感しました。
役者は悪くないのにね。

というわけで、今月はリメイク映画特集ということで
リメイクされた作品のオリジナル、もしくはリメイク品を観ていきます。