映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】デイ・アフター 首都水没
2016年09月15日 (木) | 編集 |
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デイ・アフター 首都水没(2007 イギリス/南アフリカ/カナダ
原題:Flood
監督:トニー・ミッチェル
脚本:ジャスティン・ボドル  / マシュー・コープ
出演:ロバート・カーライル
 ジェサリン・ギルシグ/ トム・コートネイ/  ジョアンヌ・ウォーリー/ デヴィッド・スーシェ/ 
 マーティン・ボール/トム・ハーディ

【あらすじ
スコットランド地方がハリケーン並みの暴風雨に襲われる中、エンジニアのロブ(ロバート・カーライル)はテムズ河口に設けられた巨大堤防・テムズバリアの点検にやってくる。ロブと疎遠になっている父親で天才科学者であるレナード(トム・コートネイ)は以前から指摘しているバリアの欠陥から、暴風雨による高波がロンドン市街を襲う危険性を気象庁に指摘するが・・

感想
主にテレビドラマの分野で活躍するカナダ人監督トニー・ミッチェルによるディザスター映画です。
主演にロバート・カーライル、若きトムハがちょい役で出ております。

いや~、はしょったね。
冒頭、いきなり洪水が起きてトムハが流され、カーライルさんが河に飛び込み、みんなあたふた。
てっきりダイジェスト版の予告が始まったのかと思いきや、本編だったっていうね
何が何だかわからず、観てるこちらがパニック状態。そっち系のディザスター映画?
長けりゃいいってもんじゃないけど、短けりゃいいってもんでもないでしょうよ。
ついでに言うと、いかにも『デイ・アフター・トゥモロー』にあやかったこの邦題はなんだんねん。
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これ、でもダイジェスト版(笑)のあとは、洪水の被害を食い止めるため奮闘する人々の姿を描いていて結構まじめな映画なんですよ。

日本も津波対策に大防波堤を作るという話があったけど、あれどうなったんだっけ?
ロンドンではテムズ川にテムズバリアという障壁があって、これが水位を調整し災害に備えているらしい。
映画の中では、天才科学者のレナードがバリアの問題点を指摘し、独自に研究を進めていた。
未曽有の災害が起き、政府はそれまで無視していた博士に相談し、なんとか解決策を探ろうとするわけ。
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博士にはバリアの建設に関わったエンジニアの息子ロブ(ロバート・カーライル)がいて、確執のあった父と息子の和解がドラマを盛り上げるという作り。
トムハはこの頃はまだ無名の若造ですが、先輩格のビル(一枚目の写真左:荒井注さんじゃないよ)と一緒に地下鉄内で洪水に遭遇し、サバイバルするザックをアクション交じりに演じていて、出番は少ないながら光るものがあるよ(ひいき目)。
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ちなみに今日(9/15)はトムハの39回目のお誕生日💛


全体としては、水没するロンドンの街など、どうやって撮ったんだろうと思う映像もあるけれど、サバイバル系のパニックアクションを期待すると、期待外れとなるかな。パニックシーンと役人たちが机上の論を闘わせるシーンが交錯するためリズムが悪いんですよね。

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こちらキャンベル副首相

あとどうしても冒頭のダイジェストが後を引き、途中まで乗り切れないのがイタい。
無駄に思うシーンもあったので、もっとうまく繋いでほしかったという印象です。

ところで、トムハ演じるザックはその後どうなったのかな。完全に無視されてましたね。
トムハシーンを編集したものを見つけたので貼っておきます。
これ見ると今回見た中に入ってなかったシーンもあるんだよね。オリジナルは何分だったんだろう。

ということで、今日はトムハとカーライルのお二人を斬りました。
「英国男優50人斬り」ただいま16人。・・・終わらんな(笑)



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【映画】トムハ2役『レジェンド 狂気の美学』
2016年04月01日 (金) | 編集 |
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レジェンド 狂気の美学 (2015)
イギリス/フランス
原題:Legend
監督/脚本:ブライアン・ヘルゲランド
出演:トム・ハーディエミリー・ブラウニング/ デヴィッド・シューリス/ ダフィー/ クリストファー・エクルストン/ チャズ・パルミンテリ/タロン・エガートン

日本公開:2016/6/18

 【あらすじ
レジーとロニーの双子のクレイ兄弟は裏社会をのしあがっていくが・・

【感想

トムハが一人二役を演じたことでも話題の『レジェンド 狂気の美学』。
1960年代ロンドンに暗躍した双子のギャング、クレイ兄弟の栄光と破滅を描く実録クライムサスペンスです。
いや~トムハって綺麗にしてたらホントいい男♪

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冒頭、お抱え運転手のフランクが寝坊したため、フランクの家まで歩くレジー(笑)
ゆっくりと後を追う警察車両。
途中出会うご婦人方に気さくに挨拶するレジー。
ギャングとはいえ、ここで生まれ育ったレジーは地元に普通に溶け込んでいるのが分かります。
フランクの家に着いたレジーはそこでフランクの妹フランシス(エミリー・ブラウニング)と出会い、
2人は恋に落ちるのです。
ここまでの無駄のない演出にまず感心。

その後はレジーとフランシスの恋の行方、アメリカのマフィアと結びつきながらのビジネスやギャング間の抗争
兄弟の絆と確執といったことが描かれていくわけですが・・

正直監督の思い入れの割りに映画は面白くなっていかない。
敵対するギャングなど登場人物の顔と名前を覚え切れなかったり(それは私の問題だけど)で、
映画自体に乗り切れなかったのと、キャラクターがもう一つ生きていないと感じるから。

ロニーの同性愛的な部分も、60年代にオープンなのは正直というか無謀なわけだけど、それ以前に物語に生かす方法はなかったものだろうか。タロン君の役にも変な期待しちゃったし。登場シーンは好きだけどね(笑)

あ、でもトムハの演技はいいんですよ。
トムハ史上最高にカッコいいレジーと最高にキモいロニーを演じるトムハの一人二役は、表情や喋り方だけでなく、合わせ鏡みたいな内面の違いを演じ分けていて見ごたえがある。
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↑このトムハ好きすぎる~


レジー役をオファーされた際、ロニーも演じることを条件に役を引き受けたというのはいかにもトムハらしい。
精神病質でホモセクシャル。キレたら怖いロニーは実際、初めはキモくてウザイけど、次第にロニーなりの魅力も感じられるようになります。
トムハは喧嘩シーンもそれぞれのキャラにあった闘い方で演じているので、その点も要チェック。
トムハVSトムハの兄弟げんかなんか嬉しくてニマニマしちゃいましたから。

ただ、ほんとトムハの演技で牽引してはいるのに映画がなかなか面白くなっていかなくて
やっと気持ちが乗ってくるのは、ロニーがレジーのビジネスの足かせとなり、兄弟の確執が顕著になるあたりからですかね。
すでに2/3ほど経過していて、これはちょっと遅い。
前半部分に実は後半に繋がる布石があるのだけど、それもう少し印象に残るものにすると興味が持続したかもなぁ。

クライマックス、レジーがロニーの耳元である言葉を囁くシーンではガツンとくるものがありましたね。
監督は自身が抱えてきたクレイ兄弟への謎をこのシーンで解き明かしたつもりだと思う。

でもね、一方でレジーの行動の理由としては普通過ぎる気もして物足りなくもある。
兄弟愛よりも、レジーは彼の中にあるロニーを否定できないとしてくれたほうがすっきりした気がするんだなぁ。
双子は遠くにいても痛みを共有することがあると聞いたことがあるけど、肉体は二つでも実体は一つとか、そういうことがあるのかなと思うので。


監督は『42 ~世界を変えた男~』のブライアン・ヘルゲランド。
窮屈な世界から抜け出そうとする映画を得意とする監督でしょうかね。。

競演は他に フィラデルフィア・マフィアに「いかにも」な チャズ・パルミンテリ。
フランシス役のエミリー・ブラウニングはナレーションも担当しています。



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【映画】レヴェナント:蘇えりし者
2016年01月10日 (日) | 編集 |
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レヴェナント:蘇えりし者(
2015)アメリカ
原題:The Revenant
監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚本:マーク・L・スミス/アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演:レオナルド・ディカプリオ / トム・ハーディ/ ドーナル・グリーソン/ ウィル・ポールター

【あらすじ
奇跡的に一命をとりとめたグラスは、裏切ったフィッツジェラルドに復讐すべく極寒の荒野を行く。


【感想
昨年のオスカー覇者『バードマン』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の新作を観てきました。

いわゆる「西部」が生まれるもっと前の1823年、
アメリカではフランスやイギリス、スペインなどの西洋諸国や周辺国から、多くの入植者が新大陸に基盤を作るべくやってきて
混沌とした世界を生き抜いてきたんですね。
本作はそんな時代の荒涼とした雪原を舞台に、仲間への復讐を果たすべくサバイバルする男の物語。
実話として語られてるヒュー・グラスのストーリーをベースにしています。

この映画に出てくるグループは寄せ集めの軍隊みたいなんだけど、熊の皮を剥いだりしてる。
レオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスもそのメンバーで
トム・ハーディ演じるジョン・フィッツジェラルドらとともに、ドーナル・グリーソン率いる狩猟チームに所属します。、
ドーナルは『SW フォースの覚醒』でもファースト・オーダーの若き指導者を演じてたけど、出世したなぁ。

任務中にグラスが瀕死の重症を負うところから、彼の復讐とサバイバルの旅が始まります。

しかしこれ、単純にグラスの復讐モノというだけでは語れない映画でね。
もっと深いところに作り手のメッセージが込められている。
死の淵から蘇る(原題の意味です)男がサバイバルの途中で直面するのはとてつもない自然の驚異です。
でも同時に、人間はいかに自然に助けられ生きているのかにも気づかされる。
飢えや渇きを凌ぎ、ぬくもりを求め最小限の欲求を満たすために生き続けるレオの行為が
ものすごく崇高に見え、自然に感謝する気持ちさえ湧き上がるのですよ。

辛いのは、インディアンに対する残虐行為など負の歴史も目撃することになること
これはイニャリトゥ監督ならではでしょう。

撮影は『バードマン』に続いてエマニュエル・ルベツキ。
マジックアワーに集中し、自然光だけで撮ったという映像は荒涼とした雪原の厳しさを映しだし
リアルで壮絶なアクションシーンでさえも美しい。
ルベツキはオスカー3連覇もありえるかも。

リアルであるために役者の負ったリスクも大きかったはずで
みんな大変だったでしょうけど、ほぼ出ずっぱりで自然と格闘したレオの役者魂には敬服します。
これ観たらもう、レオにオスカーあげてくれって思うもんね。
何度顔を背け、息を呑んだかわからんよ。

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トムハは前半の怪力振りが好きだけど、今回は汚れ役だね。
でも彼も生きることに必死な一人のサバイバーに過ぎない。
この時代、誰もがサバイバー。移植者も原住民も、クマや自然でさえも。


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グラスがのどを負傷し、言葉を殆ど喋れないという設定もきっと意味があるのでしょう。
熊の着ぐるみ状態のレオがモフモフで可愛い・・というのは置いといてw
人間も自然を生き抜く小さな生き物に過ぎないじゃないかというね。

いろんなメッセージが伝わりますが
とにかく、壮絶で美しく、神聖さに魂を揺さぶられた。大傑作だと思います。


日本公開は4月


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【映画】大脱走 コルディッツ収容所
2015年07月25日 (土) | 編集 |


大脱走 コルディッツ収容所(2005)イギリス
原題:Colditz
監督:スチュアート・オーム

あらすじ
ドイツ軍の捕虜として捕らえられたイギリス兵4人は収容所からの脱走を試みるが成功したのはニックのみ。一人は射殺されジャックとウィリスが捕らえられコルディッツへと送られた・・・。

感想
第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜となりコルディッツ収容所に収監されたイギリス兵の愛と脱走を描くイギリスのテレビ映画です。

今回トムハが演じるのはイギリス軍のジャック・ローズ・・って一人タイタニックかw
このコルディッツという収容所では、捕虜たちは比較的自由を与えられています。
しかし脱走に失敗すれば独房送りとされ、抵抗するものには容赦なく銃口が向けられます。
祖国に恋人リジーを残してきたジャックはそれでもリジーに会うため、何度も何度も脱走を試みるんですね。

タイトルからてっきり骨太脱走映画かと思いきや・・
ジャックに関してはこれが三角関係ドラマになっちゃうんだな。


実は冒頭で唯一脱走に成功したニック(ダミアン・ルイス)がジャックからのメッセージを伝えにいってリジー(ソフィア・マイルズ)に一目ぼれ。
こいつが何故かMI9に所属することになり、リジーを愛するがゆえにとんでも工作をするんだわ。むはーーーー

まぁしかし近くで愛してくれる人に心が傾くのも女心。
こういう関係は戦争中にはよくあったのかもしれません。

本作は前後編二部構成になってまして、
脱走シーンは緊張するし、恋の行方も気になるので、本来の見方で一週間とか置くとワクワク観れると思うんですけど、通して観るには3時間超えは流石に疲れました。

しかしその分、脇の登場人物にもドラマが仕込まれていて
父親に認められたいという気持ちから、いつしか脱走に取り付かれてしまっていたウィリスのエピソードなど、戦争のもたらす痛みを如実に描いているのが秀逸でした。

さて、今回のトムハ萌えポイントは恋するトムハということになるかな。
トムハの恋愛ものって少ないですよね。

ただ、ジャックとリジーの恋の過程を殆ど描かないまま収容所シーンになってしまってるので、もうひとつロマンスに引き込まれない。
恋敵となるニックがあまり魅力的じゃないこともあって、三角関係にドキワクがなくて残念なんですよ。『パールハーバー』とかだとジョシュが切なくてキュンとしたけどなぁ。

ま、でもユニフォーム姿のトムハがキュートだったのでよしとしましょう。






トムハとわんことマッドマックス
2015年07月24日 (金) | 編集 |
トムハのわんこ好きは有名ですよね。
トムハ祭り、今日はトムハと愛犬マックス君のお話をします。


トムとマックス君の出会いはトムが17歳の頃
ペットとしてトムに与えられたピットブルとラブラドールのミックス犬であるその子には、すでにマッドマックスという名前がありました。

「犬にマッドなんてひどいよ」
トムは名前をMaximooseに変えたそうです。
メルギブ『マッドマックス』が製作されたのはトムがまだ一歳のとき
トムが古いオーストラリア映画『マッドマックス』を知らないのも無理もない。
勿論それから『マッドマックス』の存在を知り、彼はジョージ・ミラーの世界観に取り込まれたそうですが。






「犬は裏切らない」

マックス君とトムは一番の友となり
演劇学校にも片手にマックス、片手にコーラで通います。

そんなマックスが身体を壊したのが2010年
『ウォーリアー』のインタビューでも、トムはマックスが心臓を患い闘病中であると話してます。
しかし2011年マックスは死んでしまうんですね。

トムは17年間一緒に過ごしたマックスの遺灰を缶に入れ、
マックスの大好きだったソファーの上に置いて過ごしたそうです。
寂しいときには缶に顔をつけマックスのぬくもりをむさぼりながら。

そんなトムに『マッドマックス』のオファーが舞い込みます。
愛犬と同じ名前のマッドマックス 無視できるはずがない。
勿論作品にもほれ込んでいたトムはマックスが死んだ2011年に契約書にサイン。

運命かもしれませんね。

撮影現場のシーンシーンで犬と戯れるトムの姿が目撃され
トムのわんこ好きは有名になりました。
一見ぶっきらぼうなトムのそんな一面はトムの印象を柔らかいものにした機がします。


トムがどうしても家に連れて帰りたいとお願いしてしまったのは
『ドロップ』のピットブル君。最初にT、そしてJ


彼はわんこたちにマックスの姿を重ねていたのかな。




トムハの快進撃は止まらない。
その影に愛犬マックス君の力があるように感じてしまいますね。

今も彼は犬たちに「家」を探すボランティアをしています。