映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】『完全なるチェックメイト』冷戦に翻弄された捨て駒たち
2016年02月01日 (月) | 編集 |

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完全なるチェックメイト
(2015
)アメリカ
原題:Pawn Sacrifice
監督:エドワード・ズウィック
脚本:スティーヴン・ナイト 
出演: トビー・マグワイア /  ピーター・サースガード/ リーヴ・シュレイバー/  マイケル・スタールバーグ/  リリー・レーブ  / ロビン・ワイガート/ ソフィー・ネリッセ/ エヴリーヌ・ブロシュ/ シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック

【あらすじ
これぞ代理戦争! 


【感想

ボビー・フィッシャーという名前は映画『ボビー・フィッシャーを探して』(未見)で記憶してました。
有名なチェスプレイヤーだったんですね。

ボビーが活躍したのは米ソが冷戦下にあった時代。
そのためボビーとソ連のグランドチャンピオンが決勝を争うこととなる1972年の世界大会は
両国の威信をかけたいわば代理戦争の様相を呈してくるんですね。

本作は天才といわれながら、その世界から姿を消したボビー・フィッシャーの数奇な人生を描く伝記映画です。

ボビー・フィッシャーを演じるのはトビー・マグワイア
負けず嫌いで傲慢なボビーの性格は天才ゆえと取れるところもあるんですが
50年代、母親が共産主義者の容疑をかけられていたことから、ボビーは監視の目に怯える幼少時代を過ごしており
そのことが彼の性格形成に大きな影を落としています。

世界大会のプレッシャーにより、ボビーは徐々に精神を崩壊させていく様子が緊張感を生み
その状態でゲームに臨むボビーを演じるトビーの演技が凄い。

私などはチェスのルールも知らないし、ゲームも殆ど見たことないんですが
ボビーをサポートする牧師を演じたピーター・サースガードの解説が挟まれるため
ボビーがどうゲームを闘ってるのかわかるのは親切な作り。


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しかしまぁ、一戦を欠席したり、別室での対戦を要求するなどわがまま三昧なボビーにビックリ
実話ですよね。よくまぁこんなことが通ったもんだ。
ボビーのパラノイアが リーヴ・シュレイバー演じるソ連のチャンピオンボリス・スパスキーに伝染する感じも面白い。
原題のPawn Sacrifice というのは、ボビーが伝説の試合で使った一手を表現してるんですが
犠牲になったのは冷戦に翻弄された捨て駒のボビーであり、スパスキーだということでしょう。

特にボビーに関しては精神状態がヤバいことなどわかっていたのに
それよりもソ連に勝つことが優先されたわけで、アメリカ怖いって話。
ボビーのその後の人生を思うと、シンパシーを禁じえませんね。

監督は『ラストサムライ』などのエドワード・ズウィック。
ボビーのプレイヤーとしての成長を、社会の出来事と共に見せる手法が絶妙でね。
当時の流行歌がBGMで流れるのもノスタルジックでよかった。


緊張感や勝利の興奮、そして虚無感と
色んな感情を引き出すスティーヴン・ナイト(『オン・ザ・ハイウエイ その夜、86分』他)の脚本もいいんでしょうね。
もう少しユーモアがあっても良かったけど。


ロシア語を喋るリーヴ・シュレイバー、ピーター・サースガード、 マイケル・スタールバーグ等
脇も実力者を揃えていて見ごたえがありました。


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華麗なるギャツビー(2012)
2013年06月01日 (土) | 編集 |



レオナルド・ディカプリオ
主演で、F・スコット・フィッツジェラルドの小説を映画化した『華麗なるギャツビー』。
1920年代のアメリカを舞台に、華やかなる時代の光と影を描き挙げる文芸作品ですね。
華麗なるギャツビー(2012)アメリカ
原題:The Great Gatsby
監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ、 トビー・マグワイア、 キャリー・マリガン、 ジョエル・エドガートン、 アイラ・フィッシャー、 ジェイソン・クラーク、エリザベス・デビッキ
日本公開:6/14
 1922年。中西部から大都会ニューヨークにやってきた作家志望の青年ニック・キャラウェイは、毎夜、豪華なパーティを開いては大騒ぎを繰り返している大富豪ジェイ・ギャツビーの隣家で暮らすことになる。しかし、不思議なことにパーティの出席者の誰も実際にギャツビーに会ったものがいないという。しかし、ある日ギャツビーからパーティの招待を受けたニックは、ついにギャツビーに遭遇する。

舞台となる20年代前半は『ミッドナイト・イン・パリ』でオーウェン演じるギルが憧れた華やかな時代。
ロングアイランドのギャツビーの邸宅で繰り広げられる豪華絢爛なパーティにも、空前の好景気に沸く時代の狂騒が見て取れます。『ムーラン・ルージュ』『ロミオ&ジュリエット』(1997)のバズ・ラーマン監督ということで、映像の華やかさは想像に難くないでしょ。
今回3Dで製作したのも、この時代の賑わいを奥行きとディテールで表現したかったかららしい。
そんなこととは知らず2Dで観てきましたが(笑)

映画は、ギャツビーと出会い、彼の全てを知った青年ニック(トビー・マグワイア)の視点で
ギャツビーの波乱の人生と、彼を取り巻く世間の空虚さを語るもの。



レオの登場まで少々時間がかかり、それまでの喧騒にはちょいと疲れて眠くなるけどw
ファンは久々に熱いレオにキュンとすると思います。
色々に笑わせてくれてナイスでした。
対岸の豪邸に住む人妻にキャリー・マリガン(子犬のようなウルウル瞳で超可愛いけど、今回は賛否がありそう)、その夫にジョエル・エドガートン(←富豪の役は似合わないw)。

ギャツビーの大ロマンス物語でもありますが・・・
これ以上語るのはやめましょうね。
豪華絢爛な映像を堪能し、ギャツビーが駆け抜けた人生を体感してください。




トラックバック一覧

  1. 1. 華麗なるギャツビー

    • [マープルのつぶやき]
    • January 14, 2014 14:21
    • JUGEMテーマ:洋画「華麗なるギャツビー」The Great Gatsby監督:バズ・ラーマン2013年 アメリカ映画 143分キャスト:レオナルド・ディカプリオ     トビー・マクガイア     キャリー・マリガン     ジェイソン・クラーク     ジョエル・