映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
永遠の命は要らない!『ハンガー』
2012年03月27日 (火) | 編集 |


ハンガー
1983年(イギリス)
原題:The Hunger
監督:トニー・スコット
出演:カトリーヌ・ドヌーヴデビッド・ボウイ、クリフ・デ・ヤング、
ジェームズ・オーブリー、ジョン・パンコウ、スーザン・サランドン、
ダン・ヘダヤ、ウィレム・デフォー
【ストーリー】
不死の生命力を持つ吸血鬼のミリアムは生きた時代ごとに愛する者を見つけ、自分の仲間にしていた。ニューヨークに暮らす今の相手は、18世紀のイギリスで見つけたジョン。ミリアムは吸血鬼になることを条件に彼にも生命力を与えていたが、200年以上も若さを維持することは不可能だった。衰えを感じ始めたジョンは老化を研究している女医サラに会うが……。(映画.comより)



吸血鬼として生きる男女の愛と宿命を
トニー・スコットがスタイリッシュに描き上げたお耽美ホラー!
カトリーヌ・ドヌーヴデヴィッド・ボウイ共演
しかも、美しい二人が吸血鬼を演じるのだから、こりゃたまらんってもんです。

18世紀にミリアム(ドヌーヴ)に見出され、
永遠の命を信じ、生きてきたジョン(ボウイ)は
ある日突然現れた老いの兆しに戸惑います。
救いを求め、老化を研究する女医(サランドン)の元を訪ねるものの
老いは瞬く間にジョンを襲い・・

人間老いても、みんなと歩調をあわせてるからいいのだけど、
自分だけジジイになって、恋人は永遠に美しいとなると、それは辛いですよ。
ジョンはミリアム(ドヌーヴ)の愛を失うことを恐れる。
彼女がジョンに代わる、次の恋人を捜すだろうこともわかっているから・・。

迫り来る老いに苦悩するデヴィッド・ボウイも必見ですが
この映画のもう一つの見所は、ドヌーヴとスーザン・サランドンのビアンな関係!
30年前の麗しきお2人ですからね。なんとも贅沢。





吸血鬼映画なので、血なまぐさく、えぐい描写もあるけれど
青を基調にした映像はクールでスタイリッシュ。
摩天楼のベランダに佇むサランドンを映し出し、
グーーンと引いていくラストシーンの美しさは格別です。

後半一気にお化け屋敷状態になり、
スタイリッシュとは真逆なクリーピーな映像になるので要注意ですが
「永遠の命ってそういうこと?!」と驚き、
「ドヌーヴさんまで?」なクライマックスまで、一気に楽しみましょう(笑)

私としては無間地獄に漂うよりは、歳食って普通に死にたい。
命には限りがあるからこそ、今が輝くのだと思うから。