映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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クローネンバーグ新作『危険なメソッド』
2012年03月30日 (金) | 編集 |


危険なメソッド
2011年(イギリス・ドイツ・カナダ・スイス)
原題 A Dangerous Method
監督:デビッド・クローネンバーグ
出演:キーラ・ナイトレイビゴ・モーテンセンマイケル・ファスベンダーバンサン・カッセルサラ・ガドンアンドレ・ヘンニック

【ストーリー】
若き心理学者カール・ユングは、恩師である精神分析学者ジークムント・フロイトとともにひとりのロシア人女性患者の研究を進めていくが、やがて彼女の存在がユングとフロイトの関係に変化をもたらす。(映画.comより)


デビッド・クローネンバーグの新作がフロイトとユングを描くものと聞いた時点で
「へ?」って思ったモンですが、
なるほど、クローネンバーグらしく、それぞれの歪んだ心理が描かれていて
ただのバイオグラフィーにはなってないですね。

本作は、二人の確執の裏に存在する一人の女性の実態を描き出しながら
フロイトとユングの人物像に迫るというもの。
その問題の女性ザビーナを演じるのがキーラ・ナイトレイです。

酷いヒステリー症状で病院に強制収用されたザビーナの治療を担当するのが
駆け出しの精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)。
ユングはザビーナに対話による治療を施すにあたり、
著名な精神科医フロイト(ビゴ・モーテンセン)に相談します。
こうして二人は出会い、ザビーナの症例を共同研究するんですが
フロイトはユングの内なる精神の抑うつまでも暴いてしまう。
やがてユングはザビーナの治療に自分自身の抑うつの解放を重ね
結果ユングとザビーナは禁断の関係になっていくんですよ。



今回、クローネンバーグらしいグロを探すとすると、
まっさきにヒステリー時のキーラの顔を挙げます(笑)
映画を通しずっとこのブス変顔だったらどうしようかと思うほどだしw
こんな顔で頑張ったキーラだけど、監督の求めた過激な性的シーンは受け入れず降板を希望、それでも折り合いをつけ、結果マイルドなものへと変更されたようだけど
胸をさらけだし、Mなるベッドシーンまで演じたチャレンジ精神には拍手でしょう。

上手いと思うのはフロイトを演じたビゴですね。
流れるような独特のリズムで、切れ間なく話す
一見穏やかに見えて、その実会話をコントロールする威圧感がある。
こんなビゴの演技は初めて見ました。
一方、ファスベンダー演じるユングは情熱はあるけど、どこか鈍感なところもある
ナチス台頭の時期にあって、ユダヤ人であるフロイトの恐れを理解しない。
妻の財産力に支えられたところも、フロイトには気に入らない。
二人の間に軋轢が生じていく様子は見もので、心理劇として見ごたえがありました。

ただ、心理学者同士の会話は私には難しく
聞きなれない言葉を辞書で引きながらの鑑賞は辛いものがあったのねぇ。

私は、付け焼刃的な知識しか持たずに鑑賞したのだけど
二人の人となりや理論に詳しいほど楽しめる映画かと思います。

日本公開は今のところ未定





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