映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】007 スペクター
2015年11月10日 (火) | 編集 |

007 スペクター(2015)イギリス/アメリカ
原題:Spectre
監督:サム・メンデス
出演: ダニエル・クレイグ/ クリストフ・ヴァルツ/ レア・セドゥ /モニカ・ベルッチ/ アンドリュー・スコット/ デイヴ・バウティスタ/ レイフ・ファインズ
日本公開:2015/12/4



仮装カーニバルに沸くメキシコを舞台に、冒頭から迫力のアクションを繰り広げる本作。ところが今回はこのメキシコでの出来事が、正統なミッションでないことがミソでMI6からお咎めを食らう始末。
ボンドを動かしたものは何か?というところから始まるんですね。

往年の007シリーズはあまり観てないんですが、
ダニエル・クレイグ版においては物語がちゃんと続いていまして
特に『スカイフォール』で足を踏み入れたボンドの幼少期の秘密に係わる部分も出てくるので『スカイフォール』はおさえておいたほうがいいですね。


「スペクター」が何かというのには言及しませんが
今回悪役として登場するクリストフ・ヴァルツさんには彼の持ち味である陰湿な怖さを期待したんですが、個人的には少し物足りなさが残ったな。


レア・セドゥとは、助け、助けられて恋心が燃え上がるのがいい。
他の出演者との関係も良かったし、ボンドが本当に信じられる存在を得ていくところはホッとするものがあります。
ただ、ワクワク感とか胸に迫るものとかは少なめで
出来としては並の上でしょうか。ってお寿司かいw


4期連続でボンドを演じたダニエル・クレイグ
彼が決まったときには猿顔で背も高くない彼がボンド?と散々な言われようだったけど、開けてみればシリアスにシフトチェンジした本シリーズは人気も高く
クレイグも史上最高と推す声もあるから、わからないもんです。

CGではごまかせない生身のアクションもシリーズの見所の一つで
過激なアクションにハラハラさせられっぱなしですが、ボンドの体力の消耗はかなりのものでしょう。クレイグが「もうイヤ」って言うのも無理ないかな(笑)

実際、映画は今回限りとしてもおかしくない終わり方に納めてまして
そうなると気になるのはやはり次期ボンド。
日本で公開されたら、さらに話題がヒートアップしそうです。

あ、前の記事でサム・スミスの主題歌に言及したついでに言うと
オープニングクレジットはタコ過ぎて笑いが込み上げてしまったわ(笑)



トラックバックされた記事

映画「007 スペクター」 監督サム・メンデス

007シリーズ通算24作目だそうです  「スペクター」   中学生の頃に観たショーン・コネリーの印象が強すぎて 中々 他のジェイムズに馴染めずにきてしまった その頃 背伸びをして原作を読んでいたせいもあって 刷り込まれてしまったんですね 英国流のユーモアというのかな? コネリー=ボンドだとニヤッとさせられる台詞とかが D・クレイグでは硬派過ぎてしまうというか・・・ でも 今回は結構 ニヤリとさせられる台詞やシーンもありました ... 

2015/11/29(日) 午後 11:18 [ アンダンテ また旅日記♪ ]

「007 スペクター」のジェームズ・ボンドの自分探しには、あまり興味が持てなくて。

今回は、新作の「スペクター」を銀座のTOHOシネマズ日劇1で観てきました。ここは昔ながらの大劇場の作りなのはいいのですが、シネコンほど座席の傾斜が十分でないので、前に座高の高い人が座ると画面が欠けちゃいます。もう少し画面を上げてくれるといいのですが。 ジェームズ(ダニエル・クレイグ)はスカイフォールで亡くなったMの遺言ビデオの指令で、メキシコシティでスキアラという男を追跡して大立ち回りを演じて新聞にも載ってしまいます。現M(レイフ・ファインズ)は、彼に停職を言い渡しますが、その足でジェーム 

2015/12/7(月) 午後 8:32 [ 今昔映画館(静岡・神奈川・東京) ]



007 スカイフォール
2012年11月12日 (月) | 編集 |
今日の美女は・・
ボンドガールを挙げても良かったんだけどやめとこ
007 スカイフォール』観てきました




007 スカイフォール
2012年(アメリカ)
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ ハビエル・バルデムジュディ・デンチレイフ・ファインズベン・ウィショー
ペレニス・マーロウ、ナオミ・ハリス


全世界に散らばっている諜報員たちのリストが奪われるという極めて危険な事態が発生。ボンドはリストを取り返すべく追跡する過程で、味方の誤射により橋から落下し姿を消した。さらにはMI6本部が何者かによってハッキング&爆破される事件が発生し……。(ぴあ映画生活より)

新ボンドシリーズおなじみの冒頭の追走劇
屋根の上をバイクで暴走したり、列車の上の奇想天外なアクションにサム・メンデスは新たな実力を見せ付ける。

でも本作の面白さは、心を鬼にしてギリギリの選択をするM(ジュディ・デンチ)の苦悩やスパイとして生きる者たちの葛藤が描かれるところにあり、これが深いのです。

金髪のハビエル・バルデムはジョーカー的悪役。
レイフ・ファインズベン・ウィショーなどMI6のスタッフたちの会話も小気味良くて楽しめたのだけど、ちょっと気になるところもあったのよねぇ。




まず残念なのはボンドガールの不在ですね。
一応ボンドガールに抜擢されたベレニス・マーロウはスタイルもよく綺麗だけど
目の化粧が濃くて個人的には魅力を感じないもんな。登場時間も短いし。
女性で目立ったのははむしろイヴ役ナオミ・ハリスでしょう。
女にしておくのが勿体ないほどに潔くてやんちゃさが魅力的。
次回作に出るのであれば期待ですね。




クレイグのアクションは文句なしにカッコいい。
けれど人間性が普通すぎてカリスマ性に欠ける部分もあったような。
女性を使い捨てにする部分など、冷酷さが垣間見えたり、楽しめるはずのイヴとの会話もちょっとワンパターン。

それでも要所要所にボンドグッズを配し、あの音楽を鳴らすのは
ファンには堪らないでしょう。
熾烈な戦いに原始的な「武器」を使うところには原点を感じます。
CGまみれになりつつある最近のアクション映画に警鐘を鳴らす意味もあったのかも。

IMAXのスクリーンに映えるエンタメ大作でした。

★★★★☆

      

007/カジノロワイヤル
2012年11月03日 (土) | 編集 |




今月の美人女優特集 
一本目は新007シリーズ『007/カジノロワイヤル』からエヴァ・グリーン





007/カジノロワイヤル
原題:Casino Royale
2006年 イギリス、アメリカ、チェコ
監督:マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグエヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジェフリー・ライト、ジュディ・デンチ


 英国情報機関MI6は、テロリストの資金源となっている謎の男ル・シッフルの動きを止めるため、彼がいるカジノに工作員ボンドを派遣。連絡員の女性ヴェスパーらの協力を得て、ボンドはカジノに潜入するが・・・。


007もの実はあまり手が伸びなくて、観たものも何がなんだか状態なんですが、『スカイフォール』の公開に備え、新シリーズから押さえることにします。

16代目ボンドとなったダニエル・クレイグはパッと見、華がないタイプなので、公開前には彼の起用を心配する声が多く聞かれましたよね。でも開けてみれば、これが意外に評判がよかった。今回ちゃんと観てみて納得でした。

この作品の面白いのは、まだ新人の頃のボンドを観ることができる点でしょうね。
冒頭、爆弾テロリストを捕まえるというシーンでいきなりスピーディかつ大胆な追走劇が始まり、クレイグの身体能力の高さを証明してみせます。
けれどすばしっこさでは相手が一枚上。猿のようにビル建設現場を駆け抜ける犯人を、ボンドは少し重めの身体で必死に追いすがるわけですが、彼の武器は頭脳と無謀さにもある。鋼のような、、と言いたいところだけど、あえて丸太のようなと表現したい強靭な肉体を駆使し、最後はガムシャラとも言える力技で相手をしとめる。
この決してスマートでない新人ボンドが、試練を乗り越えてのラストシーンで見せるカッコよさと好対照で、その成長を感じさせてくれるのも上手い見せ方でした。

主な登場人物はテロリストの資金源であるル・シッフルを演じるマッツ・ミケルセン
片目に傷があり、目やに(涙かw)を拭うし、吸入器まで使用するという身体的なハンディが、彼のトラウマに起因する粘着質な冷徹さと、ある意味捨て身な危うさを演出していて印象的でした。




ボンドガールを演じるのがクール・ビューティ エヴァ・グリーン。
本作ではボンドに辞表を書かせる女になりましたね~。
財務省からカジノでのガチ勝負に挑む目付け役として派遣されたエヴァは最初シニカルで知的に見えて、ドレスに身を包むと途端にフェミニンで美しい。次第にボンドと心を通わせ、猛々しくベッドイン。『ダーク・シャドウ』でのジョニー・デップとの破壊的なベッドシーンはこの映画のオマージュだったのかな(笑)
シャワー室のシーンのダニエルとエヴァのシーンは絵になるし、特別アクションファンでもない私なんかには、二人のロマンスは胸をときめかせてくれる重要なファクター。

Mを演じるジュディ・デンチがやんちゃ坊主に手を焼くようにボンドを相手にするのも面白く、「冷戦時代が懐かしいわ」の台詞には大ウケしました。

監督は『ゴールデンアイ』のマーティン・キャンベル
往年の007シリーズ風のオープニングクレジットも、ファンの心を掴んだことでしょう。



★★★★

 
      

ドラゴン・タトゥーの女
2012年02月21日 (火) | 編集 |
スウェーデンの傑作ミステリー『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』のハリウッドリメイクとなる
デヴィッド・フィンチャー版です。


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 ドラゴンタトゥーの女 (2011) アメリカ
アメリカ 監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグルーニー・マーラ/クリストファー・プラマー
   ステラン・スカルスガルド

「ミレニアム」という月刊誌の編集長であるジャーナリストミカエルの元に40年前に失踪した少女の捜査依頼が届き天才ハッカー リスベットと協力して、事件の謎を解いていくというお話です。
 失踪したハリエットが残した暗号や、依頼者が集めた写真などを糸がかりに真実に近づいていくというミステリーの面白さは健在で変にアクションに頼らない、地道さが魅力の作品ですね。

 オリジナルを観てるのもあって、わかりやすかったのは良かったし、面白く観ることができました。
ただ全体的に単調に感じてしまったのはなぜだろう。
すでに結末を知っているせいなのかと、帰ってオリジナルを見直したのだけどやっぱりオリジナルが緊張感もあって面白いんですよね。
生々しい描写に、大げさ気味の音楽でドラマを盛り上げるオリジナルに対し、
フィンチャー版はややあっさり。変ところでグロな描写はあるけどね。 

今回はリスベットに『ソーシャル・ネットワーク』のルーニー・マーラが抜擢されたことでも話題になりましたが
ゴスファッションで自分に近づくなオーラ出しまくりのリスベットが捜査を進めるうちにミカエルと互いに仕事の能力を認め合うようになる。
人との係わりがオリジナル以上に苦手なリスベットの描き方にちょっとだけユーモラスな味付け。
時々見せる素の表情が可愛くて、ルーニーのリスベットはオリジナルとは違った魅力がありました。
お身体も綺麗よね。
日本版はベッドシーンに大きなぼかしが入ってると聞いたけど、そっちがよっぽどボケですよね^^;

ミカエルに扮するのがダニエル・クレイグですがダニエルさんは、はっきり言って何演じても同じに見えちゃう(笑)
ジャーナリストなのにボンドなイメージなもんだから、
危険に迫っていく時も百戦錬磨な気がして、あまり緊張を感じないんだよなぁ。
オリジナルのミカエルは、リスベットとHしたあとから、にやけ顔になる人間くさい(単にすけべ?)ところが好きだったので、ダニエルさんにもあれやってほしかったです(笑)

かっこいいオープニングには血が沸きましたが 個人的にはフィンチャー作品、実は苦手気味、、
というか、良さをが理解できない未熟者なので(汗)比べてしまうとオリジナルに軍配かな。
オリジナルはその泥臭さがリスベットの根底にある悲しみとマッチしていた。
ただし、フィンチャー版は過去の幼少時代のフラッシュバックを見せていないわけで
リスベットの心の闇の描き方がそもそも違う。
そうなれば、フィンチャー版は人間不信にあるリスベットの、淡い初恋物語ということもできますね。
ちょっと切ないラストで終わるのも、よい締め方でした。

ルーニー・マーラはオスカー主演女優賞にノミネートの快挙です。