映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【映画】戦場からのラブレター
2016年10月11日 (火) | 編集 |
 
testament-of-youth-poster.jpg
戦場からのラブレター(2015 イギリス
原題:Testament of youth
監督:ジェームズ・ケント
脚本:ジュリエット・トウィディ
出演:アリシア・ヴィキャンデルキット・ハリントンタロン・エガートン/コリン・モーガン

【感想
第1次世界大戦の最中、看護師として戦場で闘ったヴェラ・ブリテンの自伝小説を映画化した戦争ドラマです。

英国男優総選挙の投票も9月いっぱいで終わり、後は静かに結果を待つのみ。
Twitterのハッシュタグを検索すると「○○に投票しました」というポストを多く見かけます。
今年は『キングスマン』人気でコリン・ファース、タロン・エガートンの票が伸びてる印象。
特にタロン君は確実に順位をあげてきそうですね。

まだ出演作が少ないタロン君なので選ぶ余地がなかったですが、これは観て正解。
主演のアリシア・ヴィキャンデルはじめ、若手がたいそう頑張ってました。

tes2Screen20Shot202015-01-1420at2012_45.jpg


アリシアちゃん演じるヴェラはイギリスの中流階級に生まれ、兄のエドワードとその親友のヴィクター、友人のローランドらと穏やかに青春を謳歌しています。
ところが第一次世界大戦が勃発し、エドワードらは戦場に。
オックスフォード大学に入学したヴェラも何かせずにおれず、救急看護奉仕隊に志願するのです。

ヴェラを取り巻く人間関係を説明する前半は、何が言いたい映画なのかよくわからず正直退屈。
ところがヴェラがナースとして戦地に赴いてから、ガラリと様相が変わり面白くなります。

前戦のドンパチを見せることなく、救護室の惨状で残酷な戦争の実態を表現する手法は増村保造の『赤い天使』を思い出します。人手が足りず、自分で兵士の腕を切断したと武勇伝のように話し、瀕死の患者を前に「この人もうすぐ死ぬから気をつけて見ててね。」と平気で口にする先輩ナース。
ヴェラが配属されたのはドイツ兵を収容する施設だったにも関わらず、ヴェラが死にゆく兵士の手を握り安心を与える姿に心を動かされます。
死にゆく者に敵も味方もない。あるのは戦争の愚かさのみ。
Testament-of-Youth-2.jpg
死の恐怖と向き合いながら懸命に戦う兵士に対し、本国で終戦を待つ市民の利己的なこと。
戦地の悲惨な状況を知りつくし、愛する者を失った原作者の思いがそのままヴェラの憤りとなって表現される。
アリシアちゃんはこれでオスカーとってもおかしくないほどの熱演で、綺麗なだけの女優じゃないことを改めて思い知らされます。
タロン君もよかった。


la-et-mn-testament-of-youth-review-20150605.jpg
英国男優でもう一人斬りたいのがヴェラの婚約者を演じるキット・ハリントン
未見ですが米ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演し人気だとか。

フラットな前半には少し我慢を要しますが、リアルな反戦映画であると同時にみずみずしい青春映画でもある本作、可憐でいて力強いアリシアちゃんの演技もあって観て損のない秀作でした。

アリシアちゃんのファッションもかわいい💛



 


ブログパーツ








[READ MORE...]
スポンサーサイト
【映画】トムハ2役『レジェンド 狂気の美学』
2016年04月01日 (金) | 編集 |
legend2015.jpg 

レジェンド 狂気の美学 (2015)
イギリス/フランス
原題:Legend
監督/脚本:ブライアン・ヘルゲランド
出演:トム・ハーディエミリー・ブラウニング/ デヴィッド・シューリス/ ダフィー/ クリストファー・エクルストン/ チャズ・パルミンテリ/タロン・エガートン

日本公開:2016/6/18

 【あらすじ
レジーとロニーの双子のクレイ兄弟は裏社会をのしあがっていくが・・

【感想

トムハが一人二役を演じたことでも話題の『レジェンド 狂気の美学』。
1960年代ロンドンに暗躍した双子のギャング、クレイ兄弟の栄光と破滅を描く実録クライムサスペンスです。
いや~トムハって綺麗にしてたらホントいい男♪

90.jpg 


冒頭、お抱え運転手のフランクが寝坊したため、フランクの家まで歩くレジー(笑)
ゆっくりと後を追う警察車両。
途中出会うご婦人方に気さくに挨拶するレジー。
ギャングとはいえ、ここで生まれ育ったレジーは地元に普通に溶け込んでいるのが分かります。
フランクの家に着いたレジーはそこでフランクの妹フランシス(エミリー・ブラウニング)と出会い、
2人は恋に落ちるのです。
ここまでの無駄のない演出にまず感心。

その後はレジーとフランシスの恋の行方、アメリカのマフィアと結びつきながらのビジネスやギャング間の抗争
兄弟の絆と確執といったことが描かれていくわけですが・・

正直監督の思い入れの割りに映画は面白くなっていかない。
敵対するギャングなど登場人物の顔と名前を覚え切れなかったり(それは私の問題だけど)で、
映画自体に乗り切れなかったのと、キャラクターがもう一つ生きていないと感じるから。

ロニーの同性愛的な部分も、60年代にオープンなのは正直というか無謀なわけだけど、それ以前に物語に生かす方法はなかったものだろうか。タロン君の役にも変な期待しちゃったし。登場シーンは好きだけどね(笑)

あ、でもトムハの演技はいいんですよ。
トムハ史上最高にカッコいいレジーと最高にキモいロニーを演じるトムハの一人二役は、表情や喋り方だけでなく、合わせ鏡みたいな内面の違いを演じ分けていて見ごたえがある。
tom-hardy-legend.jpg 
↑このトムハ好きすぎる~


レジー役をオファーされた際、ロニーも演じることを条件に役を引き受けたというのはいかにもトムハらしい。
精神病質でホモセクシャル。キレたら怖いロニーは実際、初めはキモくてウザイけど、次第にロニーなりの魅力も感じられるようになります。
トムハは喧嘩シーンもそれぞれのキャラにあった闘い方で演じているので、その点も要チェック。
トムハVSトムハの兄弟げんかなんか嬉しくてニマニマしちゃいましたから。

ただ、ほんとトムハの演技で牽引してはいるのに映画がなかなか面白くなっていかなくて
やっと気持ちが乗ってくるのは、ロニーがレジーのビジネスの足かせとなり、兄弟の確執が顕著になるあたりからですかね。
すでに2/3ほど経過していて、これはちょっと遅い。
前半部分に実は後半に繋がる布石があるのだけど、それもう少し印象に残るものにすると興味が持続したかもなぁ。

クライマックス、レジーがロニーの耳元である言葉を囁くシーンではガツンとくるものがありましたね。
監督は自身が抱えてきたクレイ兄弟への謎をこのシーンで解き明かしたつもりだと思う。

でもね、一方でレジーの行動の理由としては普通過ぎる気もして物足りなくもある。
兄弟愛よりも、レジーは彼の中にあるロニーを否定できないとしてくれたほうがすっきりした気がするんだなぁ。
双子は遠くにいても痛みを共有することがあると聞いたことがあるけど、肉体は二つでも実体は一つとか、そういうことがあるのかなと思うので。


監督は『42 ~世界を変えた男~』のブライアン・ヘルゲランド。
窮屈な世界から抜け出そうとする映画を得意とする監督でしょうかね。。

競演は他に フィラデルフィア・マフィアに「いかにも」な チャズ・パルミンテリ。
フランシス役のエミリー・ブラウニングはナレーションも担当しています。



ブログパーツ
【映画】『キングスマン』コリン・ファースがキレッキレ!
2015年07月18日 (土) | 編集 |


キングスマン(2014)イギリス
原題:Kingsman: The Secret Service
監督:マシュー・ボーン
日本公開:2015/9/11

『キック・アス』のマシュー・ボーンマーク・ミラー原作によるコミックをマシュー・ボーン自ら監督したスパイアクションです。

あらすじ
ロンドンの高級スーツ店“キングスマン”の実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関。ハリー(コリン・ファース)は“キングスマン”のエリートスパイだ。ある日、チームの一員が何者かに惨殺され、組織は新人をスカウトすることに。

感想
モサドでもMI6でもない、スパイ機関キングスマンが存在し、密かに悪と戦っているという話。

まずはあのコリン・ファースがキングスマンのエージェントとして、キレッキレなアクションを披露してくれるのが新鮮です。
CGの助けがあるとは思うものの、いかにもコミック原作という劇画的な流れがしっかり演出されているのは、さすがライターと劇画の原作者たちの仕事っぷり。



キングスマンも人手不足に陥り、新人を発掘することになる
そこでハリー(コリン・ファース)がスカウトするのが不良少年イグジー。
実はハリーとは子供の頃から通じるものがあって、ハリーとイグジーの師弟関係がちょっといいドラマを生むんですね。

仕立てのいいスーツを着こなし、どこか影のあるハリーを演じたコリンははまり役。
イグジー役の新人タロン・エガートンは見たことのない役者だったけど、運動能力の高さを感じさせてくれる逸材の予感。トムハ主演の『レジェンド』に出てるようなので期待です。
他の共演者も組織の長アーサーにマイケル・ケイン、指揮官にマーク・ストロング
んまぁ贅沢なこと。しかもみなさんピタリと嵌りますからね。


スーツ店の奥はこんなことに?という、ありえへんがなな光景もワクワクポイント。

前半は新人教育をコミカルなアクションで見せ、後半からはある敵と立ち向かう展開に。
過激なアクション満載で、人が死にまくることになるものの
キングスマンが対峙する敵の設定は新作『ターミネーター』に通じるものがあって、しかも『ターミネーター』よりも現実的な「そこにある恐怖」を感じさせてくれるのが面白いと思う作品でした。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。