映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
ミニー&モスコウィッツ
2010年08月10日 (火) | 編集 |


 






ミニー&モスコウィッツ(1971)アメリカ
監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ジーナ・ローランズ/シーモア・カッセル/ジョン・カサヴェテス/ヴァル・アヴェリー/ティモシー・ケリー/ キャサリン・カサヴェテス


駐車場係のアルバイト・モスコウィッツは、偶然出会ったミニーに一目惚れする。彼はミニーに猛アタックを掛けるが、全く相手にされず…。

■感想
『ハズバンズ』『フェイシズ』とともにジョン・カサヴェテス結婚3部作となる作品です。
カサヴェテスの、妻ジーナ・ローランズに対する一目惚れの体験や、移民の息子と政治家の娘という立場の違い、結婚式でのエピソードなど、妻への深い求愛の経験をもとに作られたのだとか。
(アマゾンの解説より)
この映画好きだったなぁ。

ミニー(ジーナ・ローランズ)は美術館に勤める美しい女性。
モスコウィッツ(シーモア・カッセル)は、ひょんなことからミニーと出会い一目ぼれ。
過激に猛攻撃をしかけますが、ミニーは受け付ける気持ちなし。

ミニーとモスコウィッツはまるで正反対なのね。
映画が大好きで、映画のような熱い恋に憧れるミニー。
でも実際には妻子ある恋人と別れられないまま、ふがいない自分をどうすることもできない。その結果、彼女は現実を現実として見ない女性になってたんですね。



この映画にはさまざまな困った人が登場するんだけど
ミニーは彼らの話を聞きながら、大きなサングラスで顔を隠してしまう。
でもモスコウィッツはミニーのそんな態度をとがめるんだね。
そのことは現実から目を背けて生きて来たミニーの心の扉を叩くことになります。
彼といると、痛い目にあったりする、でもそれも現実。
徐々に変わっていくミニーを表す指標が、サングラスや、オーダーのしかたというのが面白いな。



二人の世界が一気に開けていくときに流れるのが
『2001年宇宙の旅』でも使われていた『美しい青きドナウ』で
なんだか宇宙に向かうような、えも言われぬ幸福感に包まれるから不思議。
二人が両親とレストランで会うシーンで
ミニーのママにカサヴェテスの母、
モスコウィッツの母親をジーナのママが演じてるのね。
ちなみにミニーの不倫相手にジョン・カサヴェテス

人間だれも「理想の人」と結婚出来るとは限らない。
でも「理想」ってなんでしょうね。

たった4日で結婚を決めた、ミニーからすると理想とはかけ離れたモスコウィッツだったけど、エンドロールからは溢れる幸せが伝わりました。
最高にハッピーな映画 大好き!