映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
リトル・ミス・サンシャイン
2006年12月24日 (日) | 編集 |



2006年(米)
監督:ジョナサン・デイトン
出演:グレッグ・キニア/トニ・コレット/スティーヴ・カレル/アラン・アーキン
ポール・ダノ/アビゲイル・ブレスリン
【ストーリー】
アリゾナ州に住むフーヴァー一家は、家族それぞれに問題を抱え崩壊寸前。パパのリチャードは独自の成功論を振りかざし“負け組”を否定し、そんなパパに反抗して長男ドウェーンは沈黙を続ける。9歳の妹オリーヴはとうてい無謀なミスコン優勝を夢見て、ヘロイン常習のグランパは勝手言いたい放題。さらにはそこへゲイで自殺未遂の伯父フランクまで加わる始末。ママ、シェリルの孤軍奮闘も虚しく家族はバラバラ。そんな時、オリーヴに念願の美少女コンテスト出場のチャンスが訪れる。そこで一家は旅費節約のため、オンボロ・ミニバスに家族全員で乗り込み、はるばる開催地のカリフォルニア目指して出発するのだが…。
■感想
崩壊寸前の“負け組”家族の再生の道のりを描いたハートフル・ロード・ムービーです。
今年のAFIトップ10に選ばれたり、GG賞コメディ部門の作品賞にノミネートされたりと
インディペンデンス映画ながら大健闘の作品です。

どちらかといえば何もいいところのないへんてこな家族。
そんな家族が娘オリーヴのミスコンに参加するため黄色のおんぼろバンでカリフォルニアを目指す。
みんなで一緒って言うのも仲がいいからというわけではない。
自殺未遂で退院したばかりの叔父さん(スティーヴ・カレル)も観察保護が必要だからとか
それぞれ理由があるんです。

これね、ダメダメ家族の再生を描くっていっても、お定まりなお涙頂戴とはちょっと違う。
もう落ちるとこまで落ちる。そこで奇妙な結束ができてしまうという感じ。
ある意味、皮肉たっぷりなところもありました。

オリーヴの参加するミスコンに出場する美少女たちなんか全員ジョン・ベネ状態。
子供らしくない化粧に大人びたポーズ。可愛いとはほど遠い。
でもこれが普通でまかり通っている世界。なんか変だよね~。
で、これをもっと極端にしたのがオリーヴが披露したダンス!
おじいちゃんが振り付けしたらしい。やってくれます。
でもね、ほんのちょっと大人ぶり過ぎただけで、たいした違いはないかもよー。(笑)

でも、この最大のピンチに思わず家族が一丸となってしまうんです。
そんなものかもしれないね。


役者それぞれの持ち味が活かせていました。
お兄ちゃん、どこかで観たと思ったら「キング 罪の王」のお兄ちゃん役でした。
スティーヴ・カレルなんて「40歳の~」とはずいぶんイメージが違うから言われないと分からないくらい。童貞の次は文学かぶれのゲイ。。。

バタバタ笑わせてもらいながらなんだかあたたかい気持ちになれる映画でしたね。
守ることも愛だけど「失敗を恐れて挑戦しないのが最大の負け犬」というおじいちゃんの言葉が
伏線になって最後はしっかりまとめてくれました。


★★★★☆